バナナは冷蔵庫、をおすすめする理由
バナナは冷蔵庫に入れた方が常温より長持ちします。
でも、バナナを冷蔵庫に入れることをおすすめする本当の理由は、おいしくなるから。
その味は常温のバナナと食べ比べてみると一口瞭然。
ぼやっとしていた果肉が締まってねっとりむっちり。

冷蔵庫に入れたバナナは24時間ぐらいが食べごろ
最も、この辺は好みの問題でもありますけどね。
たいていの人は冷たい方がおいしく感じるに違いありません。
*冷たいと甘味が弱く感じられるので常温に戻してから頂きましょう、とおっしゃる方もいらっしゃいますが、甘さがすべてではない、と思っております。冷たいバナナ、うまいです。
冷蔵庫に入れる前に
買ってきたバナナをすぐに冷蔵庫へ入れてはいけません。
まず、1本ずつもいでバラバラにします。
これはバナナの自重であたりがつくのを防ぐため。
房の状態よりバラした方が接地面にかかる重さが軽くなります。
また、そのままだと互いに放出するエチレンガスで熟成が促進、早く熟れ早く傷むとのこと。
そして好みの熟れ具合になるまで常温で放置。
ここが大事。
未成熟のまま冷蔵庫に入れると甘くならず柔らかくもなりません。
低温により追熟せずそのまま徐々に傷んでいきます。

バナナを買ってきたらすぐにバラバラにする
*このあたりは買ってきたバナナの状態によります。
日本だと通常、両端に緑が少し残るグリーンチップの状態で店頭に並ばれますから数日放置。
すでに完熟している場合は冷蔵庫へ直行です(黒いしみ、スイートスポットが浮かぶぐらい熟れてしまうとあまり長持ちはしません)。

バナナを長持ちさせる保存法
バナナの保存法についてはすでに多くのサイトで取り上げられています。
やり方はどれも同じ。1本ずつラップで包む、あるいはポリ袋で空気を追い出しぴっちり包む、というもの。
それを新聞紙で包むと皮の黒ずみを遅らせる、などの意見もあります。
包んだバナナは少し温度が高めの野菜室で保管するのが基本です。

ぴっちり空気が入らないように包むとよいらしい
*ぼくもやってみましたが、正直、驚くほどの効果はありません。
面倒なので今はそのまま冷蔵庫に。
収穫したときの熟れ具合、品種にもよりますが、もって1週間前後かな。皮が黒くなるのは早いものの中身はおいしく頂けます。

バナナをおいしく頂く方法のまとめ
・買ってきたらすぐにバラバラにする。
・常温で好みの段階まで熟れさせる。
・熟れればすぐに冷蔵庫へ。ポリ袋、ラップなどで包めば多少長持ち。

皮が黒くなる理由
バナナを冷蔵庫に入れてはいけない、が以前の常識でした。
皮が黒く不気味になるからです。
ではなぜ黒くなるのか。
これは酵素の働きによって起きる現象。
熱帯育ちのバナナは13℃以下で保存すると低温障害を起こし黒ずんだり追熟が妨げられたりするそうです。

庭で採れたナムワー(俗称アイスクリームバナナ)
バナナの過ぎた保存はいかがなものか
数週間冷蔵保存したバナナ。皮は不気味に黒く変色。果肉には影響がありません、と書いているサイトがありますが、食べられるとしても、おいしいのでしょうか。
真っ黒になったバナナを我慢して食べるより、古くなったら潔くあきらめ、1週間前後でおいしいうちに頂く。これが一番ではないかと思う次第であります。
*家の場合、庭で採れたバナナはたいてい市場で売ってしまいますが、売れ残ったときは「尼さんバナナ(クロエ ブアッチー、バナナのココナッツ煮)」にすることが多いです。
*どうしても長期保存したいのであれば干しバナナ(クロエ ターク)という手もありますが、天日は手間がかかります。
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