幻のアイスクリームバナナジュースの正体

タイのバナナ果物

日本でバナナといえば大型の生食用バナナほぼ一択。バナナに関しては残念な国。タイは知る人ぞ知るバナナ大国。多くの品種があり様々な味のバナナを楽しむことができます。こんなおいしいバナナがあったのか!目を丸くするかもしれませんね。

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幻のアイスクリームバナナって?

「マツコの知らない世界」でバナナジュースの特集をやっていました。
タピオカドリンクの次に流行るのはバナナジュースだ!ともいわれます。

ゲストのお姉さんが色々なバナナジュースを紹介し、最後に幻のバナナ、アイスクリームバナナのジュースが登場。
わざわざ沖縄の奥地まで出かけていって農家に頼み込み1房だけ分けてもらったのだそうです。

高級感を醸し出す美しい木箱に入れられた幻のバナナ。
いったいどんなにすごいバナナだろう。わくわく。期待は高まります。

幻のバナナジュースの正体

「じゃじゃん。これがとても超貴重なアイスクリームバナナです」
もったいぶったお姉さんが木箱の蓋をとって披露。

ありゃま。
詰め物の上に鎮座していたのは、ぼくの住む村だと10バーツ(30円)で売られているナムワーバナナでした。
頬杖をついていた手をパッと払われた感じ。
でも、もしかするとタイのナムワーと違うのかも。

もっちりナムワーバナナ

最も一般的なずんぐりむっくりナムワーバナナ

「バナナらしくないフルーティーな香り。もっちりしていて少し酸味があり甘く濃厚」
最初に生で食べたマツコの感想。
紛れもなくナムワーでした。

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タイでバナナといえばこれ!  クロエ ナムワー

病気に強く栽培が容易なナムワーバナナはタイ全土に植えられている最も一般的なバナナです。
芯の色から、赤ナムワー、白ナムワー、黄ナムワーなどの種類があります。
このバナナは日本人のイメージするバナナに反し短くて太いずんぐり体型。
もっちりねっとりの肉質が大きな特徴です。

香り控えめ肉質しっかりのナムワーは調理や加工食品にも最適。
揚げバナナ、バナナチップス、焼きバナナなど、広く使われている万能バナナです。

香りの強い柔らかな大型種ばかり食べている日本人にはなかなかよさがわかり辛いのですが、食べ慣れるとこのバナナ特有のもっちりねっとりが愛しくなります。

ナムワーの味に慣れた家の娘たちは、
「日本で売られているバナナは香りが邪魔くさいし、もっちり感がないからおいしくない」
といってナムワー以外のバナナは食べないくらい。
バナナを極めればナムワーにたどりつくのかもしれません。
ぼくは普通のバナナの方が好きですけどね。

タイで幻のバナナジュースが飲まれない理由

タイでは「ありふれている」ことを「ナムワーバナナのよう」と表現します。
日本以上にバナナジュースをよく飲むタイですが、日本と同じ大型のキャベンディッシュ(香りバナナ)を使用し、ナムワーをジュースにすることはほとんどありません。

「ナムワージュースは本当にアイスクリームのような感じでとてもおいしい」
とマツコはいっていました。
そのアイスクリームのようなねっとり感とほのかな酸味がタイでジュースにされない理由だと思われますが、一度試してみるのも面白いかもしれませんね。

人もサルも大好きタマゴバナナ     クロエ カイ 

タマゴバナナ(クロエ カイ)はいわゆるモンキーバナナ。
小型で果肉は濃い黄色。甘みが強くて皮は薄く菓子の包み紙のよう。
もっぱら生食用で、人さまもサルに負けずバリバリ食べています。

クロエカイ。モンキーバナナ。

小ぶりで甘味の強いタマゴバナナ

中部北カムペンペット県が有名な産地。
ビタミンB、C、カルシウム、リンなどを含み、とりわけ鉄分が豊富といわれます。
ちなみに家の裏庭に10本ほど生えているバナナもこの種類。

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日本でもお馴染み香りバナナ    クロエ ホーム  

日本で一般的なバナナの仲間です。
生食のほか、よくジュースにします。
この種は他のバナナに比べ香りが強く、タイ語でクロエ ホーム、「芳香バナナ」と呼ばれます。

クロエホーム。香りバナナ。

大型で芳香の強い香りバナナ、クロエホーム

いくつか種類がある中、最も知られているのは「黄金の香りバナナ」クロエ ホームー トーン。
ホームトーンは香りも味も日本人好み。
わずかながらも日本へ輸出されています。

たまたま日本で希少なホームトーンを食べたある人は、
「うーん。世の中にこんなにおいしいバナナがあったのか」
と、思わず唸り、知らなかったことを大いに悔んだとか。

知る人ぞ知る香り系バナナの名品です。
これが幻のバナナと呼ばれるのなら大いに納得なのですが(笑)。

美しき婦人の指にかじりつく!    クロエ レップムーナーン

南部チュムポーン県特産のバナナ。
小型細身で先が尖った印象的な形をしています。
その形からつけられた名前が「婦人の指(レップ ムー ナーン)」。

婦人の指と呼ばれるバナナ

南部特産 先細りの「婦人の指バナナ」

甘味が強く、主に生食用です。
土産物屋ではこのバナナを使った干しバナナも売られています。

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バナナの効能

バナナは、炭水化物とブドウ糖、果糖、蔗糖などの糖分を多く含み、エネルギーの即時補給、脳の活性化によい。
さらには血管拡張による高血圧抑制。カリウムやビタミンB群によるストレス緩和、脈拍調整。
完熟バナナは腸の働きをよくし便秘解消。反対に未熟バナナは収斂作用で下痢を和らげる。
のどの痛みに効き、消化を助け胃炎を改善。
抗酸化作用でお肌すべすべ。鉄分による貧血予防。などの効果が期待できる、とのこと。

果たしてこれらの効能が実際にどの程度のものかは知りませんが、まあ、身体にはよいことだけははっきり言えそうですね。

まとめ

百を超える種類がある中、タイで日常よく食べられているのは、小型のクロエ カイ、ずんぐりした中型のクロエ ナムワー、日本でお馴染み大型(キャベンデッシュ)のクロエ ホーム、の三種。
このほか、クロエ ハックムック、クロエ レップムーナーン などもわりと知られています。

それにしても、けっこうバナナ愛の深い日本なのに、出回っているバナナはほぼ1品種で占められ、選択肢は産地のみ、というのはあまりだと思いませんか。
この点に限ればタイは天国ですね。

果物
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