《タイ流》 青マンゴーのおいしい食べ方、選び方

果物

日本人は青マンゴーのおいしさを知らないけれど、タイでは完熟マンゴーより未熟の青マンゴーの方がよく食べられている、という話。

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青マンゴーの方がよく食べられている!

「えっ、青マンゴーって食べられるの?」
黄色や赤に色づき柔らかくなった完熟マンゴーに対し、
未完熟の青マンゴーは硬く緑色。
食べられないと思うのも無理はありませんね。
でも青マンゴー、おいしいですよ。

マンゴーの本場タイでは完熟マンゴーよりむしろ
青マンゴーの方がよく食べられているくらい。
完熟マンゴーもおいしいけれど、青マンゴーの方が飽きにくいんですね。
タイに長く住むとその気持ちがなんとなくわかってきます。
この記事では青マンゴーのおいしさ、食べ方、選び方をお伝えします。

マンゴーの食べ方と品種

マンゴーを食べ方でわけると次のようになります。
1. 完熟果のみを食べる品種 マハーチャノック、オックロン、など。
2. 青マンゴー(未完熟果)のみを食べる品種 ファーラン、バオ、など。
3. 完熟果も青マンゴーも食べる品種 ナームドークマーイ、ケーオカミン、など。

青マンゴーの種類

ひょろっと長いの ころっとしたの 青マンゴーも色々ある

これ、けっこう大切なことで、完熟食用のマンゴーを未完熟のうちに食べたり、完熟した未完熟食用のマンゴーを食べてもおいしくありません。
見分け方は簡単。基本、色づいたマンゴーは完熟食用、緑色のまま売られているのは未完熟食用です。

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酸っぱい青マンゴー、酸っぱくない青マンゴー

さらに青マンゴーは、酸味の際立つ酸味マンゴー(マムアン プリアオ)と、酸味の柔らかな滋味マンゴー(マムアン マン)に大別できます。

この辺の区別はタイの人もよくわからないらしく、売り子に、
「これ、プリアオ、それともマン ?」
と訊いているところをよく見かけますが、ようするに超酸っぱければ酸味マンゴー、それほどでなければ滋味マンゴー。
この二つは食べ方が異なりますので買う際に気を付けなければなりません。

手軽に食べられるのは滋味マンゴー

酸味マンゴーはよほどの酸味マニアでない限りそのままかじったりはしません。
ナムプラーと砂糖からつくるねっとり甘いタレ、甘ナムプラー(ナムプラー ワーン)につけて頂くのが定番です。
甘ナムプラーはコンビニやスーパーで瓶詰めが簡単に手に入ります。
昔、ぼくたちは庭に落ちてきた隣の家の超酸っぱいマンゴーを砂糖を放り込んだだけのナムプラーにつけて食べてました。
これはこれでけっこううまかったです。

酸っぱい青マンゴーと甘いタレ

酸っぱあああい青マンゴーと甘ああああいタレ

酸味の弱い青マンゴー、滋味マンゴー(マムアン マン)は皮を剥いてそのまま普通の果物のように食べられます。
あるいはタイの人たちのように、砂糖、塩、唐辛子を混ぜたプリック クアをつけて食べるのも悪くありません。
剥き方は、まず外皮を剥き、ピーラーなどで薄くスライスするか、スティック状に切ります。
皮はけちらずなるべく厚めに剥いた方がおいしいです。
皮に栄養があるんだ!という方はご自由に。

食べ頃は自由自在青マンゴー

先日食べた滋味マンゴーは熟れ具合が絶妙。
先の方はほんのり酸っぱく、こりこり。
尻の方ははんなり甘く、むにゅむにゅ。
1個で色々な味が楽しめました。

青マンゴーはすぐに食べれば酸っぱいし、しばらく寝かせて食べれば甘味が出てくる、
という具合に、好みの段階で食べられるのが良いところです。

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食べ頃の見分け方

基本、青マンゴーは硬ければかなり未完熟で、熟れるにつれ微妙に柔らかくなります。
ですから、食べ頃は軽く押してみたときの柔らかさで判断。
酸味派は硬めのものを、甘味派は柔らかさが出てきたものを頂く、ということになりますね。

あるいは、少し若めのものを買ってきて、1日~3日ほど常温に置いておき、頃合いを見計らって食べる方法も悪くありません。
すぐに食べるのか、どの程度の熟れ具合が好きなのか、などによって食べ頃は変わってきますので上記のことを参考に各自で判断してください。

品種は食べ比べて選ぶのみ

熟れ具合も大切ですが、それ以前に好みの品種を選ぶのも大切。
少しざらざらしたやつや、タクアンのようなしこしこした歯ごたえのあるやつ、滅茶苦茶酸っぱいやつ、甘いやつ。
色々食べ比べてみるのも楽しいですよ。
青マンゴーは完熟マンゴーより財布に優しいしね。

青マンゴーの大きさ

大きい品種は軽く1キロを超える

個人的には、歯ごたえがあり、酸味と甘味のバランスがよいペット バンラートをよく食べています。
近年はこれが滋味系青マンゴーの主力のようで手に入りやすい品種です。
酸味系であれば小さなマンゴーが鈴なりになったマムアン バオを甘いタレにつけて食べるのがタイ人の間では人気があります。
酸味の強い品種を好む人、甘めの品種を好む人、その中間を好む人。
好みは人それぞれですから、この辺は、食べ比べて選ぶしかありませんね。何事も経験です。

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どこで買えるの?

スーパーでも売っていますが、普通は市場で買います。
市場などで山積みされているマンゴーを選ぶさいは、おばさんにわからないようにこっそり押してみること。でないと叱られます。
マンゴーはキロ売りで、1キロだいたい3個から4個。
選んだものを差し出せば計って値段を決めてくれます。
けっこうアバウト(笑)ですが、気にしないように。

値段は市場の方が安いです。
熟れ具合のチェックに関しては、スーパーの方が気兼ねなく行えます。
ただ、多くの人が触りまくっている可能性があるし全体に高いですけどね。

青マンゴーの最高傑作料理マンゴーサラダー
みなさん青マンゴー(未熟マンゴー)を目の前にし、どうやって食べたら良いものか首を傾げているご様子。青マンゴーの食べ方はすでに記事を書いているので今回は青マンゴーを使った料理の話です。

冷蔵庫に入れた方がいいの?

買ってきたマンゴーがすでに食べ頃であった場合、常温に放置しておくとどんどん熟れてしまうので、すぐ冷蔵庫に入れて追熟を止めます。
一般に青マンゴーは熟し過ぎるとおいしくありません。

まだ食べ頃でなかった場合は数日様子を見て、食べ頃の少し手前で冷蔵庫へ入れると長持ちします。
すぐに食べない場合にお勧めの方法です。
食べ頃でない硬いマンゴーを冷蔵庫に入れてしまうと、長持ちはしますがそのときの熟れ具合のままで徐々に萎びていきます。

では、完熟マンゴーとは違った青マンゴーの魅力をぜひ味わってくださいませませ。

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