タイの調味料の種類 おすすめ 使い方4 《酸味料編》

料理

タイ料理に酢を使うのは邪道、というかあくまでも代用品。タイ料理本来の酸味料、ライム(マナオ)、タマリンドの話です。

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ライム(マナオ)

本来のタイ料理は酢を使いません。
基本的にマナオ(ライムの一種)もしくはタマリンドで酸味をつけます。

マナオはすっきり透明感のある酸味が持ち味。
主に和え物(ヤム)やスープに使われます。

タイ料理のおいしさはマナオによるところが小さくありません。
トムヤムやソムタムなども酢を使ったのではこれだけ世界中から賞賛されることはなかったでしょう。

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タイ料理がまずくなる時期

タイ料理に絶対欠かせないマナオはみかんと同じく柑橘類。
旬があります。
旬のときは豊富に出回り価格も安いのですが枯渇期の2月頃から5月頃にかけては通常1キロ30バーツぐらいのものが1個10バーツ以上に高騰。
数十バーツの料理にこんな原価の高いものを使っていては利益がでませんので多くの店では合成マナオやタマリンドで代用します。
マナオの枯渇期は料理の味が少しダウンしてしまう時期ともいえます。

I love manao!

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マナオの選び方

マナオは小型の種あり(ペーン)と大ぶりな種なし(ライ メット)に大きく分けられます。
種ありは香りがよいのですがとにかく種が多いのが欠点。
種なしは香りに欠けるものの使い勝手がよくジューシー。
どちらを選ぶかは好み次第。

*触ってみて硬ければ常温で数日おいておくと軟らかく搾りやすくなります。

カゴはタダだった

カゴはタダだった

タマリンド(マカーム)

タマリンドというのはマメ科の高木で一般にはその木になる実を指します。
タマリンドには酸味種と甘味種があり、酸味種は酸味料として甘味種は果物として利用されます。

酸味種のタマリンドは柔らかな酸味とほんのり甘味を含むのが特徴。
煮物(ケーン)や炒め物、ソースなどに使われます。

タマリンドの実

タマリンドの実

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タマリンドペースト(マカーム ピヤック)とは

普通、料理にはマカーム ピヤックと呼ばれるタマリンドペーストを使います。
タマリンドペーストは熟したタマリンドから種を除いて長期保存できるようにしたペースト状の固まりです。

タマリンドを使った代表的料理は酸っぱ煮(ケーンソム)とパッタイ。
トムヤムやソムタムに入れることもありますがライム高騰期の代替品としてのことが多いです。

使い方
水や湯で溶き漉して料理に加えます。

マカームピヤックは食料品店、乾物屋、スーパーなどで売られています。

マカームピヤック

タマリンドソース(ナーム マカーム ピヤック)

タマリンドペーストを水で戻したり漉したりするのは面倒。
というわけで近年になって開発された商品です。
果実を煮て漉し容器に詰めたものでそのままソースのように使えます。
スーパーなどで簡単に手に入り便利です。

タマリンドソース  300㎖入りで40B前後

タマリンドソース 300㎖入りで40B前後

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