ナンプラー、白醤油、黒醤油、シーズニングソース、オイスターソース、タイ料理に使う調味料の種類、おすすめ、使い方などの話です。
ナンプラー
何はなくてもナムプラー。
タイの最重要調味料。
塩漬けにした魚の上澄み液で、魚醤、魚醤油の類。
塩分が高く魚の発酵臭があります。
値段とおすすめ
値段は1瓶 20~40B 前後。
安い順に、合成ナムプラー、ミックスナムプラー、本ナムプラー(1年もの)、本ナムプラー(2年もの)、となっております。
タイでの一番人気は味露(ティパロット)。
日本人には「エビを背負う人印」が軽くて使いやすいかもしれません。
700ml入りで30B前後のものがおすすめです。
使い方
タイの人たちは日本の醤油のような感じで使っています。
特に汁物はほとんどがナムプラーベースの味です。
*ナムプラー、醤油、シーズニングソースなどは700ml入りが標準。
キャップの先をナイフなどで切って穴を空けた後、小瓶に移しかえることなくそのまま使います。
同じメーカーの場合、種類や等級はキャップやラベルの色で区別されています。
*ナムプラーはナーム(水)プラー(魚)、魚の汁、魚の水、の意味です。
したがってナンプラーではなくナムプラー。
どうでもいいことですがカタカナで水をナームと表記している以上、整合性を考え以降ナムプラーにしておきます。
ナムプラーの選び方、保存方法についてはこちら
白醤油 (シーユーカオ)
意外に思われるかもしれませんがナムプラーに次ぐ調味料は醤油です。
タイの醤油は白醤油と黒醤油に大別できます。
普通に使われているのは白醤油(スィー イウ カーオ)。日本でいえば薄口醤油です。
大豆ソース(ソース トゥア ルアン)と呼ばれることもあります。
値段とおすすめ、使い方
値段は700ml入り1瓶 25~50B 前後。
安過ぎないものを選んでおけばまあ大丈夫。
150~300ml入りもありますので色々試して好みにあったものを選ぶのがよろしいかと思います。
売れ筋は健康優良児(ヘルシーボーイ、デックソムブーン)印のイエローラベルです。
日本の醤油とほぼ同じ使い方をします。
ヘルシーボーイの醤油
椎茸エキス配合醤油 700ml入り 59B前後
白醤油 1級 イエローラベル 700ml入り 49B前後
白醤油 紺ラベル 700ml入り 35B前後
白醤油 赤ラベル 700ml入り 26B前後
*よく似た商標に肥満児(デック ウアン)印というのがあります。座って瓶を抱いているのが健康優良児です。
醤油の等級、シーズニングソースとの違いについてはこちら
シーズニングソース(ソース プルンロット)
近年醤油以上に活躍しているのがシーズニングソース。
タイ語でソース プルンロット、味付けソースと呼ばれる調味料です。
主原料は大豆。
味は白醤油より濃厚で塩味が勝ります。
けっこう癖になる味です。
値段とおすすめ、使い方
値段は700ml入りで1瓶 25~40B 前後。
マギー、健康優良児、金山(プーカオトーン)、グアンチアン、が有名です。
ほぼほぼ醤油代わりに使えます。
黒醤油(シーユーダム)
名の通り真っ黒でどろりとした醤油です。
白醤油(5級)の搾りカスに糖などを添加した調味料で醤油らしい味はしません。
添加するものによって、スィーイウ ダム(黒醤油)、スィーイウ ダム ケム(塩味黒醤油)、スィーイウ ダム ワーン(甘黒醤油)、などの種類があります。
癖が強く使いこなすのが難しい調味料です。
値段とおすすめ、使い方
黒醤油は値段、容量ともにメーカーによってけっこうばらつきがあります。
安いものは20B、高いものは60B前後。
基本的に白醤油より安いですが、甘黒醤油(スィーイウ ダム ワーン)はいくぶん高めです。
黒醤油は、パットカパオ(ガパオ炒め)、カオマンカイ(鶏飯)のタレ、中華風の豚の煮込み(カームー、パロー)など、料理の色をつけるのによく使われます。
独特の強い風味があるので入れすぎないように。
オイスターソース(ソース ホーイナーンロム)
牡蠣が原料の中国系ソースです。
これを加えるだけで風味やうま味が増し濃厚な味になるため近年やたら使われています。
ナマンホーイともいいます。
値段とおすすめ、使い方
値段は 300gで35B 前後。
健康優良児、女料理人(メー クルア)、ハインツ、メガシェフ、が有名です。
空心菜炒めをはじめあらゆる炒め物に使われます。
このほか焼き肉などの下味をつけるのにもよいようです。
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