身体によくておいしいおすすめタイ料理

料理
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ヘルシーでおいしいタイ料理

本来、タイ料理はハーブ類を多用したヘルシーな料理が多い。けれど、近年、外で食べられる一般的な料理は、砂糖や油、化学調味料、合成着色料などを大量に使用しどうにも身体によいとは言えなくなっている状況である。
どうせ食べるのならヘルシーなものを、というわけで、以下は、身体に悪いものを極力使わずハーブや野菜類が多く摂取できる料理の一例。

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1.キノコのトムヤム(トムヤム ヘッド)

簡単にいえばエビ抜きのトムヤム クン。
とはいえ、キノコからよい出汁が出るのでおいしさは変わらない。
キノコは、フクロタケ、エリンギ、エノキ、店によって色々。

トムヤムのスープには濃と澄の2種あるけれどココナッツミルクを使わない澄んだスープがおすすめ。
トムヤムの香りのもとである、レモングラス、コブミカンの葉、ガランガ、はいずれも健康効果の謳われるハーブである。

トムヤムが体によくておいしい理由
トムヤムが大人気の理由は独特の香りにもある。その香りの主役であるハーブ、コブミカン、ガランガについての話
メコン大ナマズとキノコのトムヤム

メコン大ナマズとキノコのトムヤム

 

2.エビ味噌ライス(カオクルックカピ)

エビ味噌(小さなエビを発酵させた調味料)を混ぜ合わせたご飯をメインに、錦糸卵、豚の甘煮、青マンゴー、きゅうり、シャロット、中国ソーセージ、揚げ干しエビ、長ササゲ、などを添えた料理。
一皿で色々な食材の味が楽しめる。
この料理のポイントはエビ味噌。
安物のエビ味噌は臭いがきつくおいしくない。
エビ味噌の産地でまっとうなエビ味噌にこだわりを持つ、南部、東部で頂くのが理想的である。

《エビ味噌まぜご飯》カオ クルック ガピの正しい食べ方、作り方
妙に日本人に人気のあるエビ味噌混ぜご飯。未だかつて味わったことのないうま味が、うま味に敏感な日本人を惹きつける。そんなエビ味噌ご飯のおいしさの秘密、意外に知られていない正しい食べ方、などについての話。
南部東部はエビ味噌が違う

南部東部はエビ味噌が違う

 

3.シーフードのタイ風サラダ(ヤム タレー)

ヤム(混ぜ料理)は和物やサラダに似たヘルシーな料理。
日本人によく知られているのは春雨のヤム、ヤム ウンセン。
春雨だけでは栄養的に偏っているのでエビやイカなどを追加したヤム ウンセン タレー、もしくは春雨を抜いてシーフードのヤム、ヤム ルアムミット タレーはいかがだろう。
野菜、肉、卵、魚介類、具沢山のビッグ ヤム(ヤム ヤイ)もおすすめ。
ただ、ヤムは生唐辛子をかなり使うため辛いのが苦手な人は要注意。

日本人に人気の春雨ヤム

日本人に人気の春雨ヤム

 

4.マナガツオの醤油蒸し(プラー チャラメット ヌン スィーイウ)

高級魚マナガツオの蒸し物。
中華風タイ料理。
生姜と醤油を使い日本人好みの味付け。
このほかハタ科のプラー カオもおいしい。
川魚ではマーブルゴビー(プラー ブー)が抜群なのだが扱う店が少ないのは残念。

これはグルクンの醤油蒸し

これはグルクンの醤油蒸し

 

5.クエティオ ルイスワン

白い生地で野菜などを包んだ生春巻き風の料理。
生春巻きとの違いは、クエッティオ(クイッティアオ)と呼ばれる少々厚めの米麺用生生地で包むところ。
具は、豚(エビ)、ニンジン、シイタケ、ニンニク、レタス、ミント、オオバコエンドロ、など。
これにミントやスイートバジルを使った緑色の辛いタレを合わせる。

ダイエット、ヘルシー、ビタミン、ミネラル。
新鮮な野菜が主体なのでこの料理を紹介する記事は女子が喜びそうなキーワードがすらり並ぶ。

ちなみに生春巻き(ポーピア ソット)の具は、豆腐、卵焼き、中国ソーセージ、もやし、きゅうり、カニ、ネギ、などで茶色っぽい甘いタレと食べるため、ルイスワンの方がよりヘルシーなようだ。

もちっとした生地で包むルイスワン

もちっとした生地で包むルイスワン

 

6.タイスキ

ご存じタイ風寄せ鍋。
魚介類や野菜が好きなだけ摂取できる。
たいていのデパートや大型スーパーにチェーン店が入っているため利用も便利。 

チェオホーンはイサーン(東北)風タイスキ

チェオホーンはイサーン(東北)風タイスキ

 

7.シーフードのカパオ炒め(パットカパオ タレー)

日本人に大人気のカパオ(ガパオ)炒めライスはおいしいけれど肉と油が主体。
あのおいしさそのままで肉の代わりに魚介類を使ったのがシーフードのカパオ炒め。
ちなみにカパオはホーリーバジルのことなのでこのハーブを使った炒め物はみなカパオ炒めと呼ばれる。

 

8.青マンゴーサラダ(タム マムアン)

ソムタムのマンゴー版。
ソムタムは未熟のパパイヤを削いでライム、ナムプラー、パームシュガーなどで味付けした料理。
青パパイヤの代わりに青マンゴーを使ったのがタム マムアン。
臼で搗いて(タム)傷をつけ味を染み込ませるのがタム料理の特徴。
青パパイヤはこれといった味の主張がないけれど、青マンゴーは強い酸味がある。
その酸味を活かした青マンゴー料理の傑作だ。

青マンゴーの最高傑作

青マンゴーの最高傑作

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