みなさん青マンゴー(未熟マンゴー)を目の前にし、どうやって食べたら良いものか首を傾げているご様子。青マンゴーの食べ方はすでに記事を書いているので今回は青マンゴーを使った料理の話です。
青マンゴーの選び方と食べ方
青マンゴーは酸味の強い酸っぱマンゴー(マムアン プリアオ)と酸味の弱くほんのり甘味の感じられる滋味マンゴー(マムアン マン)があります。
買うのなら酸味の弱い方をお勧めします。
皮を剥いてそのまま食べられますので簡単です。

酸味種は甘いタレにつけて食べる
酸味種の方はナムプラーワーンという甘いナムプラーベースのタレなどにつけて食べるのが定番。
ナムプラーワーンはコンビニやスーパーで手に入ります。

激うまマンゴーサラダ
酸っぱいもの、といえば日本では梅干しですが、タイ人は青マンゴーを見て唾をわかせます。
それくらい青マンゴーの酸味種は酸っぱいものです。
今回はこの素晴らしい酸味を生かした料理、マンゴーサラダ(タム マムアン)をご紹介。
作り方は簡単なので試してみるのも面白いかと思われます。

青マンゴーの傑作料理
ソムタム、パパイヤサラダはご存じでしょう?
パパイヤの代わりに酸っぱい青マンゴーを細切りにして手臼で搗き和えたものがマンゴーサラダです。
味は例によって、酸味、うま味、甘味、辛味、が口の中でバトルを繰り広げるタイ料理独特の世界。
日本人に知られてないのが残念なくらいおいしい料理です。
ソムタムが好きな人ならほぼ間違いなく受け入れられるというか「むしろこちらの方がおいしい!」と声を上げる人もいるかもしれません。
マンゴーサラダは本来、旬の料理で、これが食卓に並べられるようになると、ああ、また酷暑がやってきたんだなあ、と感じます。
日本でいえば夏の初めに冷やし中華を食べるようなものでしょうか。
タム マムアンは北部、東北部の料理で、たいていの郷土料理店のメニューにあります。
バンコクのフードコート、屋台などでも食べられるようです。
マンゴーサラダはチャプルーという胡椒科の植物の葉を添えて食べるとよりおいしく頂けます。

マンゴーサラダにはチャプルー(バイケー)が欠かせない
中部ではこの料理、タム(搗く)でなくヤム(和える)するのでヤム マムアンと呼ばれます。
どちらもおいしいですが、どちらかを選べと言われればタム マムアンに軍配を揚げます。
日本人に未だ知られざるお勧めタイ料理の一つです。
マンゴーサラダ(タム マムアン)の作り方
マンゴーサラダは材料さえそろえばとても簡単に作れます。
材料
酸っぱいマンゴー 1~2個
焼いた乾燥キーヌー唐辛子 5個
にんにく 5片
干魚粉 大さじ2
ナムプラー 大さじ1~
パームシュガー 大さじ1
作り方
・マンゴーを細く切る。
・ニンニク、唐辛子を臼で搗く。

マンゴーを細く切る
・砂糖を加えよく混ぜた後、干魚粉を足しさらに搗く。
・マンゴーを入れて搗き、よく混ぜ合わせる。
*ソムタムの場合ライムを加えますがマンゴーサラダはマンゴー自体に酸味があるのでライムは必要ありません。できるだけ酸っぱい青マンゴーを使うのがコツです。
*唐辛子を焼くのは香りをよくするためです。
*マンゴーサラダのうま味は焼いて粉にした干魚が担っています。魚は何でもかまいません。
*家では砕いたピーナッツを入れます。カシューナッツを使う場合もあります。
タイではぜひ青マンゴー料理の傑作、マンゴーサラダをお試しください。
まじうめえええです。
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