もち米の簡単な炊き方 黒米のおいしい食べ方

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もち米を炊くメリットデメリット 

本来、もち米は蒸すものだ。
それを敢えて炊くメリットは「楽」だから。
蒸すには米を6時間以上水に浸けておかなければならないけれど炊飯器なら洗ってすぐ炊飯が可能でしかも炊きあがりがびっくりするくらい早い。
さらに、冷蔵保存するとすぐに硬くなるうるちに比べもち米は冷蔵保存でも長持ち。
レンチンすればまあまあ食べられる。
唯一残念なのは、べとついた仕上がりになることが多く、蒸すより味が落ちることだろうか。

もち米は蒸して食べるのが一番おいしい

もち米は蒸して食べるのが一番おいしい

*ぼくの住むタイ北部はもち米が主食。
昔は大人数だったし暇な婆さんがいたので毎日手間かけて蒸していたのだけれど近年は炊飯器で炊いている。
少人数なら炊いた方が断然早いのだ。
「こんなに楽ならもっと早く炊飯器使うんだった」
と奥様はぼやいている。

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もち米の基本的な炊き方

1.手早くもち米を3回ほど洗い水を切る。

2.平らにならし分量の水を注いで炊飯。

3.すぐに炊きあがるけれどそのまま10分以上蒸らす。

・もち米は洗米後にすぐ炊ける。
・10~30分水に浸ける、と書く人もいるのだけれど、浸けない方がよいような気がする。
・浸けた場合はよく水を切るのがポイントのようだ。

・水の量はうるちよりかなり少なめ。日本では、同量から1.2倍、1カップ(150g)に対し180ml、とされている。

・ご飯がくっつかないよう内釜に白い布(蒸し布)を広げてから米を入れ炊く人もいる(面倒なので家ではやっていない)。
・もち米の炊きあがりはびっくりするぐらい早いけれど、すぐに蓋を開けたりせず10分以上よく蒸らすこと。
・上下をひっくり返しさらに10分蒸らすとなおよい、という人もいる。

 

もち米は水に浸けないですぐに炊ける

もち米は水に浸けないですぐに炊ける

 

炊いたもち米の保存法

・炊飯器で炊いてそのまま保温しても5時間前後は持つ。しかし長く保存すると水分が飛んでご飯が硬くなるため別容器に移し替えるのが一般的。

・移し替える場合、直接ご飯がふれないよう木製のすのこのようなものを底に置き、ご飯専用の布袋(メッシュ)を容器に広げその中にもち米を入れる。

・家では面倒なので底に丸めた布(ご飯を包むのと同じ)を置いている。

・その日食べきれなかった分はジップロックなどに入れて冷蔵庫へ。翌日の昼ぐらいならレンチンで普通に食べられる。

・タイでは氷を入れるカティック ナムケンというプラスティック容器にご飯を移し替える人が少なくない。
蒸したて、炊きたての御飯を入れると熱でプラスティックの成分が溶けだし身体によくない、という意見もあるが直接触れないし温度も高くないためそう心配はいらないだろうとのこと。家でも20年ほど使っているが今のところ問題はない。

・長期保存するのなら冷凍庫だそうだ(やってみたことはない)。

 

この中にご飯を入れて包む

タイではこの中にご飯を入れて包む

 

米で野菜不足を補う

350グラム。
厚生労働省が推奨する1日に必要な野菜の接種量。
でも、現実には平均300gそこそこしか接種されていない。
そこで足りない栄養分をビタミン、ミネラルが豊富な赤米、黒米などで補うのも一つの方法ではないかと思う。
もちろん野菜と米の栄養素は異なるが健康によいには違いない。

 

黒米とは

糠層に黒紫のアントシアニンを含み、紫米、紫黒米と呼ばれることもある。
短粒種、うるち、もあるが長粒種のもち米が主流。
目、糖尿病予防、美肌、髪の健康、などによいと言われる。

 

赤米とは

糠層に赤い色素タンニンを含む。
うるち、もち米、長粒種、短粒種、がある。
タンパク質、ビタミン、ミネラルが一般白米より豊富。
タンニンの渋味、パサつきなど味に難点があるためもち米を混ぜるのが一般的。

 

赤米と黒米の違い

糠層に赤い色素タンニンを含むのが赤米。
黒紫のアントシアニンを含むのが黒米。

 

古代米とは

赤米、黒米など野生稲の性質を持つ稲。
倒れやすく脱粒性があるため収量が少ないため価格は高め。

 

左から、黒米、赤米、普通の玄米

左から、黒米、赤米、普通の玄米

 

黒米赤米のおいしい食べ方

日本でかつて食べられていた赤米が廃れたのはそのまずさゆえだそうだ。
黒米にしても黒米だけだとおいしくはない。
赤米、黒米は白米と混ぜてミックス米にするのがコツである。
何をどのくらい混ぜるか、は好みに応じて。
ベースはもち米が良いと思う。
炊き時間が早く冷蔵保存が効くからだ(炊き時間は炊飯器による)。
ただし、日本料理をおかずにするには微妙かもしれない。

 

有色米はミックスして炊く

有色米はミックスして炊く

 

黒米赤米を炊く方法

近年、家では毎日黒米赤米のミックス米を炊いて食べている。
参考までにその方法をご紹介。
米は、うるち系黒米、もち米系黒米(よくスイーツに使われるやつ)、うるち系赤米、うるち系玄米。
これらを適当に混ぜ(家ではほぼ同量ずつ)一晩水に浸けておく。
水を吸わせないととても硬く仕上がる。
このミックス米に普通のもち米をミックス米より少し多めに加える(日本米でもいけると思う)。
もち米は炊く場合、水に浸けない。
それから水は相当少な目。
家では米とひたひたかほんの少し多めの水加減。

・黒米、赤米、それぞれうるち種ともち種がある。

・タイで話題のライスベリー(黒米)はジャスミン米を混ぜて炊くのが一般的。配合は、ライスベリー多め、ジャスミン米多め、人それぞれ。一般にはジャスミン2:ライスベリー1。

普通のうるち米、もち米のご飯よりおいしいと思う

普通のうるち米、もち米のご飯よりおいしいと思う

 

健康効果

毎日黒米赤米を炊いているけれど実際の健康効果についてはわからない。
もともと健康だしご飯だけを食べているわけではないからね。
言えるとしたら、もち米は重たすぎて腹に堪えるけれど、ミックス米は少し腹持ちがよい程度で胃に楽だということ。
試してみる価値はあると思う。

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もち米の食べ方

茶碗によそってもいいのだけれど、もち米を常食にしているタイ北部では伝統的にちいさな竹製のかごに入れ手で食べる。
そのさい、しっかり握って口に入れるのがおいしく頂くコツ。

*一人のときはビニール袋にご飯を入れ袋ごと握って食べている。
手が汚れず食器を洗う必要もなく楽なのだけれど行儀はよろしくないので人前ではあまりやらないほうがよい。

袋の上からぎゅっと握れば手も汚れない

袋の上からぎゅっと握れば手も汚れない

 

以上。

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