本場のタイ炒飯レシピ《7選》

料理

あなたの炒飯の歴史はタイ炒飯を知る前か知った後かに分けられる、なんてね。タイの炒飯はとてもおいしい。個人的には世界一ではないかと思っています。そんなおいしいタイ炒飯の本場レシピを訳してみました。

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エビ炒飯(カオパット クン)

タイ炒飯といえばこれ。日本人に一番人気の炒飯。

材料
・ご飯-------3杯
・剥きエビ-----適宜(中。12匹程度)
・ニンニク-----3片(細かく刻む)
・鶏卵-------2個
・ネギ-------3本(細かく刻む。タイのネギ。万能ネギ)
・トマト------適宜(適当に切る)

・油--------大さじ2
・ナムプラー----大さじ2
・キーヌー唐辛子--1/2(細かく刻む。普通は入れない)

・パクチー-----適宜
・きゅうり-----適宜
・ライム------適宜(マナオ)

炒飯によく合う冬瓜のスープ

炒飯によく合う冬瓜のスープ

作り方
1. フライパンに油を入れ中火でニンニクと唐辛子(好みで)を香りが立つまで炒める(約1分)。
2. エビを入れ火を通す。
3. 炒めたものを端に避け溶き卵を流し入れる。
4. 卵をかき混ぜ固まり始めたらご飯を入れ、すべてをよく混ぜ合わせる。
5. ナムプラーで味付け、トマトを入れてさらに1、2分炒める。
6. 盛った炒飯にネギ、パクチーを散らし、きゅうりとマナオを添えればできあがり。

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カイラン菜と塩魚と炒飯 カオパット カナー プラーケム

タイの人たちに人気のちょっとツウ向きの炒飯。
カイラン(カナー)はタイで広く栽培されている中国野菜の一種。
ブロッコリーに似ているけれど食べるのは主に茎と葉の柔らかな部分。
塩魚は塩に漬け込んだサワラなどを日に干したもの。
かなり塩辛くくさやに似た発酵臭がある。

カイランの炒め物

カイランの炒め物

材料
・冷めたご飯----2杯
・塩魚-------1切れ(好みによる)
・カイランの茎---80g(皮を剥いて薄く削ぐ)
・カイランの葉---適宜(ひとつかみ。50g程度)
・タマネギ-----30g
・トマト------30g

・砂糖-------小さじ1(塩辛さを抑えるためらしい)
・ナムプラー----大さじ1
・胡椒-------適宜

・ライム(マナオ)-適宜
・ネギ-------適宜

作り方
1. フライパンに多めの油を入れる。中火。油が熱くなれば塩魚を投入。両面が色づくまで火を通し、箸などで細かく崩した後、さらに色よく炒める。
2. タマネギ、トマト、カイランの茎を投入、よく炒め合わせる。
3. 砂糖、胡椒で味付け。もし塩辛さが足りなければナムプラーを少々。
4. カイランの葉、ご飯を投入。よく混ざり合ったら火を止める。
5. 皿に盛りライムとネギを添える。

豚炒飯(カオパット ムー)

炒飯の基礎、最もオーソドックスな豚炒飯。

炒飯の王道、豚炒飯

炒飯の王道、豚炒飯

材料
・ご飯-------1-2杯
・豚肉-------1/4カップ(薄切り)
・鶏卵-------1個
・刻みニンニク---小さじ1
・ニンジン-----大さじ2(小さなサイコロ切り)
・カイラン-----1/4カップ(なくても大丈夫)

・砂糖-------小さじ1/2
・シーズニングソース--大さじ1(白しょうゆだけだと色が薄い)
・白しょうゆ ----大さじ1

作り方
1. 油をフライパンに入れ刻みニンニクを色よく炒める。
2. 香りが立ってきたら豚肉を投入。
3. 豚肉に火が通れば卵を入れ全体に広げて混ぜる。
4. ニンジン、カイランを入れて炒め、ご飯を投入。
5. 砂糖、白しょうゆ、シーズニングソースで味付け。全体に火が通れば出来上がり。

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鉄道炒飯(カオパット ロットファイ)

一昔前、タイの列車の中で提供されていた炒飯。
当時から評判がよく、時代が変った今は鉄道炒飯と呼ばれ懐かしがられている。

タイ炒飯に欠かせないネギとマナオ(ライム)

タイ炒飯に欠かせないネギとマナオ(ライム)

材料
・ご飯-------1杯
・豚肉-------100g(下味を付けておく)
・刻みニンニク---大さじ1
・タマネギ-----適宜
・カイラン-----適宜
・トマト------適宜

・油--------大さじ1
・砂糖-------小さじ1
・白しょうゆ----小さじ2
・黒しょうゆ----小さじ2
・胡椒-------適宜

作り方
1. 油をフライパンに入れ刻みニンニクを色よく炒める。
2. 香りが立ってきたら豚肉を投入。
3. 豚肉に火が通ればご飯を投入。
4. 砂糖、白しょうゆ、黒しょうゆで味付け。よく混ぜて味を全体に行き渡らせる。
5. タマネギ、トマト、カイランを入れてさらに炒める。全体に火が通ればできあがり。

*胡椒は皿に盛ってからかけるとのこと。
*多くのレシピはご飯より先に野菜を炒める。この人はさっと火を通しただけの野菜が好きなのかもしれない。

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タイ炒飯の種類とおすすめベスト10
タイで絶対に食べたい料理の一つタイ炒飯、カオパット。今回は数多くあるカオパットの種類とそのベスト10に関しての記事。

ネーム炒飯(カオパット ネーム)

ネームは挽いた豚肉と皮にご飯粒を加えて発酵させたもの。
タイソーセージと呼ぶ人が多いけれど、本当はなれ寿司とかフナ寿司に近い食品。
カオパット ネームはネームを具にした炒飯。
ネームからにじみ出てきた油脂がご飯をおいしくコーティング。ネーム好きにはたまらない一品。

ネームの定番料理、ネームと卵の炒め物

ネームの定番料理、ネームと卵の炒め物

材料
・ご飯---------1杯(ジャスミン米)
・鶏卵---------1個
・刻みニンニク-----大さじ1
・ネーム--------150g(小さく切る)
・ニンジン-------大さじ1(適当に切る)
・カイラン-------少々(薄切り。なくてもかまわない)

・カキ油--------大さじ1
・シーズニングソース--小さじ2
・砂糖---------小さじ2
・胡椒---------少々

作り方
1. フライパンに油を入れ熱くなれば卵を注ぎかき混ぜ火を通す。
2. ニンニクを入れ香りが立ってきたところでネームを投入。よくまぜ合わせる。
3. ご飯を入れて炒め、続いてニンジン、カイランを投入。
4. カキ油、砂糖、コショウで味付け。よく混ざれば出来上がり。

*まずニンニクを炒めて香りを立てるのがタイの炒め物の基本なのだけれどこのレシピは先に卵を炒るところが変っている。
それから、普通は野菜を炒めてからご飯を入れる。
素人なのでこの辺の違いはよくわからない。

カオパットぬきに炒飯は語れない
タイの炒飯カオパット。タイで絶対に食べたい料理の一つ。えっ、わざわざタイで炒飯?いやいや。タイだから炒飯。 今回は世界一おいしいタイ炒飯カオパットについて。

トムヤム炒飯(カオパット トムヤム)

世界中の人を魅了するトムヤムスープとほぼ同じ材料でご飯を炒めた炒飯。
トムヤムの味と香りが好きでたまらないという人には最高の炒飯。
材料はタイの台所に転がっているものばかりなのだけれど日本人は集めるのが大変そう。
トムヤムスープのついでに作ってみるのがよいのかもしれない。

トムヤムによく似たトムコーンという料理

トムヤムによく似たトムコーンという料理

材料
・ご飯---------1杯と1/4程度
・剝きエビ-------5匹
・レモングラス-----大さじ1(適当に切る)
・コブみかんの葉----2枚(適当に裂く)
・ガランガ-------小さじ2(カー。適当に切る)
・ナムプリック パオ --大さじ1
・ナムプラー------小さじ2
・エバミルク------大さじ1
・ライム汁-------小さじ2
・フクロタケ------3個(半分に切る。傘の開いてないもの)
・赤キーヌー唐辛子---大さじ1(そぎ切り。少し多過ぎ?)
・オオバコエンドロ---適宜(パクチー ファラン。粗く刻む)

作り方
1. フライパンに多めの油を入れて熱しエビを炒める(揚げる)。火が通れば別皿に取り油を切る。
2. フライパンに大さじ1の油を入れ熱くなればレモングラス、コブみかん、ガランガを入れて香りよく炒める。
3. ナムプリック パオ、ミルク、キノコを入れ混ざればご飯を投入。
4. ナムプラー、ライム汁で味付け、唐辛子を入れよく混ぜる。
5. エビ、オオバコエンドロを入れて混ぜ合わせれば出来上がり。

*レモングラス、ガランガ、コブみかんの葉は香り付け用なのである程度大きい方が避けるのに楽です。食べようと思えば食べられますが硬いですよ。

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カパオ炒飯(カオパット カパオ)

日本でも大人気のカパオ(バジルの一種)炒め。
このレシピはエビのカパオにご飯を入れ炒め合わせた炒飯。
カパオも食べたいけど炒飯も食べたい、とおっしゃる方に。

材料
・ご飯---------1杯程度
・剥きエビ-------3~5匹 (鶏肉、豚肉でもOK)。

・キーヌー唐辛子----7つ(激辛)
・ニンニク-------5片程度
・粒胡椒--------小さじ1

・油----------大さじ1
・エビ油--------大さじ1弱(マンクン。なくても大丈夫)
・カキ油--------大さじ1
・白しょうゆ------大さじ2
・砂糖---------小さじ1弱
・カパオ--------1つかみ

作り方
1. 唐辛子、ニンニク、胡椒を臼で搗きよく混ぜる。
2. フライパンに油を入れて熱す。中火。熱くなったところで1の材料を入れ香りを立てる。
3. 色よくなってくればエビを投入。唐辛子を焦がさないよう手早く炒める。
4. エビの両面に火が通ったところでご飯を投入。
5. よく混ざればエビ油を追加(なくても大丈夫)。さらに炒める。
6. カキ油、白しょうゆ、砂糖で味付け。火を強める。
7. カパオを入れ手早く火を通せばできあがり。

*マンクンは日本で言うエビ味噌(中腸腺、肝膵臓)を使った調味料。
スーパーなどで手に入る。200gで170バーツ前後とかなり高級。

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これらのレシピはタイ語を訳しただけなので細かなところはご自分で調節してください。

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