世界で大人気のタイ風焼きそばパッタイ《うまさの秘密》

料理

日本を代表する炒め麺、焼きそばとタイを
代表するパッタイの違い。どちらがうまい
のか。味付け。パッタイに使う麺の種類。
などについての話。

 

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世界中で愛されているパッタイ

妙に人の心を虜にするパットタイ。
(トは母音のつかない末子音なのでタイ人にはパッタイと言った方が通じやすい)。
パットは「炒める」、タイはタイの「タイ」。
「タイの炒め物」の意味。
クエティオ(クイティオ。ライスヌードル)と呼ばれる米の麺を炒めただけの簡単な料理。
日本で言えば焼きうどん、焼きそばの類い。
タイ人自身よく食べるし、日本人を始めファラン(西洋人)にも大好評。
アジアの麺類ベストテンで常に上位に入る人気料理だ。

焼きそばとパッタイの違い

まず、麺。
焼きそばは小麦粉の中華麺。
パットタイは米粉麺で平たくコシがない。
たよりない食感だけれど、具材の黄豆腐、漬け大根、もやしらが噛み応えを補ってくれるし、ぷつり切れやすい反面、食べやすくするりと入ってしまう。

味付けは、焼きそばがソース、塩、しょうゆといったしょっぱさが前面に立つ味。
パットタイは、タマリンド、ヤシ砂糖、ナムプラー(ナンプラー)が味のベースで、仕上げに唐辛子をサッ、砂糖をパラリ、ナムプラーをポトポト、ピーナツ粉をポイッ、ライムをチュッと搾って食べる。
酸味、甘味、うま味、塩味、辛味が口の中でバトルを繰り広げるタイ料理独特の世界だ。
自分の好みに味付けできるのが思いの外楽しく満足して味わえる。

*パットタイに使う黄豆腐(トーフー ルアン)は厚揚げのように堅い豆腐。

*漬け大根(フア チャイポー)は塩漬けと砂糖漬けがあり、ある人は塩漬け、ある人は砂糖漬けが良いという。食感はタクアンに近い。袋入りが市場の乾物屋やスーパーなどで売られている。

焼きそばVSパッタイどちらがうまい?

焼きそばとパットタイ、どちらがうまいか。
焼きそばファンには申し訳ないけれど、個人の味覚に合わせやすいこと、奇抜なネーミングで印象的であること、五味がそろい味が単調でないこと、などからパットタイの方が世界的に受けやすい要素を持っているように思える。

世界一おいしいパッタイの店&「タイ炒め」と呼ばれる理由
バンコクにあるタイで最も有名なパッタイの店ティップサマイには世界中から客がやってくる。その店で食べられるパッタイのメニューの紹介となぜパッタイがタイ炒めと呼ばれるようになったかという話。

パッタイはセンチャンに限る

千ちゃんのパットタイ。
じゃなくて、パットタイ センチャン。
センチャンは東部のチャンタブリー県地方でつくられている細麺(センレック)の一種で、弾力がありつるんとした食感が特徴の麺。
ベトナムのフォーに似ている、と言えばわかりやすいかな。

手間がかからないため一般にはクエティオの生麺をよく使うのだけれど、本来パットタイはセンチャンの乾麺を戻して作る。
普通のクエティオだとコシがまったくないのでぷつんぷつん切れてしまい今ひとつおいしくない。
「パットタイはセンチャンじゃなくっちゃ」
「センチャンはコシが強くトゥルンとしたのどごしがたまらない」
とツウは語る。
もっともこれはタイ人からしたら、の話。
コシが強すぎてかみ切れないようなうどんで鍛えられている日本人には笑えるほどのコシ。

*センチャンは精米のときに出た三折れもしくは半折れの砕米とミネラルを多く含む水が原料。
粘りがあって食感が柔らかくのびにくい特徴がある。

パッタイのインスタントは意外にいける

チャンタブリーへ行った娘がそのパットタイセンチャンの半インスタントを送ってきてくれたので食べてみたところ、けっこういけた。
この手の商品、最近は大手スーパーのビッグCとかでも売っているので簡単に手に入れることができる。
パットタイのインスタントは少し高級な箱入りのやつもあるけれど袋入り(40バーツ前後)のやつでも十分おいしい。
タイで存分においしいパットタイを味わった後、これを日本に持ち帰れば、
「ああ、タイで食べたあのパットタイが忘れられない」
なんて嘆くこともなくなるに違いない。

あ、これとは別にミー コラートというよく似た製品があり、間違って買ってしまう可能性があるので気をつけてね。
ミー コラートの方が甘味が強く濃厚。
こちらの方が好きだ、という方も少なくないですけど。

パッタイの種類

パットタイは使う麺によって呼び方が変わる。
たとえば普通のライスヌードルならクエティオ パッタイ。春雨なら、ウンセン パッタイ。
でもセンチャンのパットタイはひっくり返してパットタイ センチャンという。

パッタイ ホーカイ
通常のパットタイを玉子焼きで包んだもの。一見、オムライス風。

パッタイ クン ソット
干しエビの代わりに生エビを使ったパットタイ。
パットタイはもともと屋台料理だけれど、これはきちんとしたレストランでも食べられる。
一皿が通常の数倍の値段で立派なエビが入っている。
じゃあ、屋台の数倍うまいのか、といえばそうでもないのだけど…。

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コメント

  1. キタムラ より:

    こんにちは。
    毎日、楽しく読ませていただいています。
    さて、パッタイの付け合わせで時々付いているバナナの芽(?)ですが、あれはそのまま囓って食べるのでしょうか。それとも中のつぼみのような部分だけを食べるのでしょうか。
    私はいつも丸かじりしていましたが、先日、中のつぼみだけを食べている人を見かけました。
    タイ料理に付いてくる、付け合わせの食べ方がよく分かりません。ニラみたいな物も、あれはかじるのでしょうか?

    • ushiomushiom より:

      あれはバナナの花序、ツボミのようなものです。皮のような部分も食べられなくはないですが、硬くてエグミがあります。
      中の柔らかな花だけを食べるのが正解だと思います。ぼくもたいてい丸かじりしてしまいますが(笑)。
      ニラはそのままガンガンかじります。
      生のモヤシもそのまま食べます。

  2. キタムラ より:

    ありがとうございました。
    花の部分のほうがやはり柔らかいのですね。あまり経験がなかったので、皮のほうがエグミがあるとは初めて知りました。今度は注意して味わって、自分の食べ方を開発します。
    モヤシやニラも味のアレンジに威力を発揮しますね。

    これからも、いろいろなタイ事情を紹介してください。楽しみにしています。

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