良いタイ米を選び上手に炊いておいしく食べる方法

食品

タイ米をおいしく食べるには、おいしい米を選びぶこと。最適な炊き方、調理をすること。お米に合った料理を合わせること。といった内容の話。

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基本は良いお米を選ぶこと

タイ米をおいしく食べるには何より良い米を選ぶこと。
ところがこんな当たり前のことが意外に理解されていない。
安物米を食べ「タイ米はめちゃまずい」という人が少なからずいる。
日本米にコシヒカリやササニシキがあるようにタイ米にも色々な種類がある。
タイの安物米はまずい。本当にまずい。
大衆食堂などで食べるご飯が概してまずいのも安い米を使っているからである。

おいしいタイ米の選び方

市場でもお米は買えるのだけれど日本人にはハードルが高いと思われるので、ここではスーパーに並べられている袋詰めのお米の選び方。
おいしいタイ米を選ぶコツは簡単。
5キロ入りでできるだけ最上級のお米を買うこと。
値段は変動するがだいたい250バーツ前後。
これくらいのレベルだとそれほどの外れはない。

人気のホントーン

人気のホントーン

でもメーカーによって大きく味が異なるのでいくつか試してみて自分に合ったお米をみつけること。
(日本のサイトでも売られているホントーンは良いメーカーである)
品種は現在ほとんどジャスミン米(カーオ ホーム マリ)。
世界中に輸出されているタイのブランド米だ。

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新米か古米か問題

お米を買うなら新米を選ぶこと。
「当たり前じゃないの。誰がわざわざ古米を買うのよ!」
と叱られそうだけれど。タイでは同じメーカーの米の新米と古米がほぼ同じ価格で並べられていることがある。

タイでは水分の多い新米のべとつく仕上がりを嫌い古米を選ぶ人が少なくない。
料理をご飯に混ぜて食べるので水分の少ない古米の方がよく料理と馴染みおいしく食べられるのだ。
しかし、タイ米に慣れていない日本人には新米の方が口に合いやすい。

《古米?新米?》おいしいタイ米の選び方
タイ米を食べ続けて数十年。今も毎日タイ米です。日本米の味は忘れてしまいましたが(笑)、タイ米については多少語ることができます。というわけで、おいしいタイ米とは、その選び方は、などの話です。

タイの稲作について

タイの稲作は日本と二、三ヶ月ずれていて、七月から八月にかけて田植えをし、十一、十二月頃に稲刈り。
七月は雨期の真っ盛りで水が豊富。十二月は乾期で雨が降らず稲を干すのに都合が良い、ということ。

水の便次第では二期作、三期作しているところもあるけれど、この手の米はあまりおいしくない。
つまりタイの本当の新米というのは12月から3月頃の米ということになる。

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タイ米をタイの炊飯器で炊く

次に炊き方。
タイであれば炊飯器を使っておいしくタイ米が炊ける。
タイで売られている炊飯器のほとんどは日本製。
でも日本製だからといってすべてが使えるわけではない。

数年前に買ったパ○の炊飯器はひどく、中蓋の蒸気抜き辺りに付着した水滴がご飯の上に落ち、ご飯の一部がべちょべちょどろどろのお粥のようになった。
我慢して使い続けたが、ついに先日、日○の炊飯器に買い替え。
ちょっとびっくりしたのが普通の白米とジャスミン米の選択ができるようになっていたこと。
そういえば、日本の炊飯器はとても進化していて米の品種や好みによって炊飯器が勝手に炊き方を変えてくれるのだとか。
すごいね。

これはずっと昔の炊飯器

これはずっと昔の炊飯器

ちなみにタイ米は品種自体はたくさんあるものの、一般にはジャスミン米100%かそうでないかだ。
家はジャスミン米なのでジャスミン米にセットして炊いたところ、確かにジャスミン米にあった炊き具合だった。
米の粒が一粒ずつきりっと立ってくっつかない。
いやいや驚きました。たいしたもんだ。

で、今度はジャスミン米を普通の白米にセットして炊いてみたら・・・全然変わらなかった。
ぼくのようなバカ舌ではわからないほどの差なのだろうか。
ともあれタイ米をタイ風に炊くのならとてもよくできた炊飯器である。

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タイ米を湯取り法で炊く

賢い日本の炊飯器がタイ米にまで対応しているかどうかは知らない。
対応していなかった場合はきっとうまく炊けないだろうから、普通の鍋で炊ける湯取り法を試してみるのも面白いだろう。

実は湯取り法、2通りのやり方がある。
1つは湯を捨てる(チェット ナーム)通常の湯取り法。
もう一つは最初から水を適量入れそのまま炊きあげる湯取らない法(マイ チェット ナーム)。
今回は簡単な湯取らない法をご紹介。

《本物に負けない味》タイ料理をおいしく作るコツ
タイ料理をおいしく作るコツは簡単。タイ料理の味のベースであるナンプラーとエビ味噌(ガピ)にお金の出し惜しみをしないこと。そのほかタイ料理をおいしく作るコツについての話。

湯を取らない湯取り法

1.米を1回研ぐ
これ、ほとんど知られていないのだがタイ米はあまり米を研がなくてよい。
恐らく糠が少ないのだろう、ざっと1、2回洗ってお仕舞い。
わざわざ無洗米などを作る必要がないのだ。
日本の主婦が羨みそうだね。
慣れればタイ米の扱い、本当に楽ですよ。

2.鍋に水と米を入れ火にかける
量は1:1程度{参考レシピでは2カップずつ}。火は中火。
水の量は米のメーカーや新米、古米でも異なってくるので各自で調整。
それから、水のうちから米を入れる方法と沸騰してか米を入れる方法があるのだけど、どちらがよいのかはわからない。

3.米を焦がさないよう混ぜる
湯が沸騰すれば鍋底の米を焦がさないようかき混ぜる。この行程は数分で大丈夫とのこと。

4.火を弱める
通常、ぐつぐつ米が煮えたのを見計らって湯を捨てるのだけれど、この方法では鍋のフタをして弱火にし、湯は捨てない。10分程度で炊きあがり。

タイ米をおいしく頂く大原則

タイ料理はタイ米と食べることを前提に作られている。
刺身にタイ米のご飯が添えられていたらがっかりするどころか腹さえ立ってくるでしょう?
それと同じ事。

タイ米は炒めたり煮たりするのにとても向いている

タイ米は炒めたり煮たりするのにとても向いている

タイ米のご飯にはタイ料理。これがタイ米とタイ料理をおいしく頂く大原則。
と、いいながらぼくはタイ米の卵かけご飯が大好きですけどね。
タイ米の納豆ご飯もバーモンドカレーもいけますよ(笑)。

タイ米は料理をのせて食べる

それからもう一つ。
タイ米は料理をのせたりかけたりして食べるのが正しい食べ方。
タイ人がパサパサのタイ米をよりパサパサに炊こうとするのも、総菜の味をできるだけ吸い込ませようという思いからである。

このほか、普通のご飯以外にも炒飯やお粥、ピラフ、土鍋蒸しなどは、軽くてぱさついたタイ米の方がずしりと重い日本米よりずっとうまく仕上がるのでお試し下さい。

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