カオマンカイ(ガイ)
最近はない店も多いですが、昔からやっているカオマンカイ屋は必ず鶏の血の塊を皿に2、3切れ添えてくれます。
少なくない人がレバーだと思って口にしているようです。
※血の塊の種類や安全性についてはこちら
グリーンカレー(ケーン キオ ワーン)
日本のみなさんがおいしいおいしいと食べているグリーンカレー。
血の塊が入っていることがあるの知ってました?
今更「ええっ!」なんて遅いですよ(笑)。
話題になっていないということは、これも気づかずに口にしている人が多いんでしょうね。
豚の血煮(トム ルアド ムー)
豚の血料理といえばまずこれ。
豚の血の塊、豚モツ、葉物野菜(ヤサイカラスウリ、レタス)などを具にした中華風の澄んだ豚骨スープです。
トム ルアド ムー はたいてい専門店。
ご飯を別に注文して一緒に頂きます。
いけますよ。
カオラオ(ガオラオ) ルアド ムー
カオラオはもともと中華料理でスープの一種。
現在は、麺抜きのクエッティオ(米粉製の白い麺)、クエッティオのスープに具を沢山入れた料理、ととらえている人が多いようです。
カオラオ ルアド ムー は血の塊と豚モツを具にしたス=プ、って上の トム ルアド ムー と一緒ですよね。
以前は別の料理だったのですが今は混同され同じ料理として認識する人が多くなりました。
これもご飯と一緒に頂きます。
カオラオに入っている血の塊は初心者に食べやすいプルンプルン系が多いです。
カノムチーンナムギョウ(ナムギウ)
タイ北部では生ビーフンにナムギウという血の塊入りスープをかけて食べます。
トマトや挽肉、乾燥納豆、インドワタノキの蕊などが入った郷土料理でなぜか日本人に人気。
これに使う血豆腐はかなり硬めです。
※カノムチーンをタイ風そうめんと訳す人がいますがそうめんではありません。
米製の生地を熱湯に搾り出して作るビーフン(米粉)です。
熱湯から引き揚げそのまま食べるのが生ビーフン。
干せば日本でもお馴染みの乾麺ビーフンになります。
※北部住まいも40年なのでこの料理は数千杯食べております。
タイを離れて一番恋しくなる料理かもしれません。
血の塊の炒め物(パット ルアド)
血の塊、血豆腐は炒めてもおいしく頂けます。
・ネギ(ワケギ)と血豆腐の炒め物
・ネギ坊主(ワケギ)と血豆腐の炒め物
・チャイニーズセロリと血豆腐の炒め物
・もやしと血豆腐の炒め物
・大葉春菊と血豆腐の炒め物
といった具合にたいてい野菜と組み合わせます。
※このほか、エビの代わりに血の塊を使ったトムヤム ルアドムーなどという料理もあります。
血の塊ツウの娘は語る
私、豆腐の無味、食感が苦手なせいか血の塊もあまり好きではないのであります。
血の塊が器に入っていればすかさず箸で摘まんでタイ嫁や娘の器に入れてあげる優しいお父さんです。
唯一自分で食べるのがカオラオに入っているプルンプルン系の血の塊。
するっ、つるんと胃に落ちていく。
のどごしが悪くありません。
でも、血の塊が大好きな娘に言わせると、
「ド素人。あんなの軽すぎてぜえんぜん物足りない」
のだそうです。
豆腐でいえば卵豆腐。豆腐ですらない。
やっぱり豆腐は木綿、血豆腐は硬め、といったところですかね。
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