最強激辛タイ料理トップ3

料理

辛さは唐辛子の量によって決まるから「これが最強の激辛料理だ!」と断言はできないのだけれど、それでも「これは辛い」という料理がある。辛いことで有名なタイ料理の中で最も辛い料理は何か、という話。

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激辛タイ料理トップ3

最近は辛さを抑えた料理が増えているけれど以下は本来のタイ料理らしいドーパミンどばどばの激辛料理。
辛い物が苦手な人は手を出さないように。ぶっ倒れても知らないぞ。

3位.パットペット(辛子ペースト炒め)

パット(炒める)ペット(辛い)= 辛い炒め物、の意味。
肉や野菜をオオバンガジュツ(ショウガ科の植物)、コブみかんの葉、生胡椒などのハーブとともに辛子ペーストで炒めた料理。
味の基調はナムプラー。
辛くて濃厚なハーブの香り漂うタイ料理を代表する炒め物。
豚、鶏、エビ、魚、材料によって様々なパットペットがある。
普通はそれほどでもないけれど辛いところは無茶苦茶辛い。

生胡椒の辛さはなかなかのものだ

生胡椒の辛さはなかなかのものだ

この料理の辛さの特徴は唐辛子に加え生胡椒の辛さが加わること。
日本人の多くは唐辛子の辛さしか知らないわけだけれど胡椒というやつもなかなかのものだと思い知らされる。
病み付きになる鮮烈な辛さである。

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2位. クア クリン(炒り挽肉)

荒挽きの豚、鶏、牛、などを辛子ペーストで炒めた南部の有名料理。
水気が飛びコロコロ転がせるくらいになるまで炒めるのでクア(炒る)クリン(転がる)。
ウコンで全体が黄色く染まりハーブの香りがツンと立った南部らしい炒め物だ。
簡単にいえばエスニックドライカレーかな。
ご飯によく合う。
とてもおいしいけれどその辛さを思うとちょっとためらってしまうようなヤバ辛さ。

*辛子ペーストは、シャロット、にんにく、ガランガ、レモングラス、コブみかん、カミン(ウコン)、エビ味噌、などを搗いて作る。

*本来はイスラム料理らしい。でもタイでは一般に豚肉が使われている。

一見辛そうには見えないのだが・・・

一見辛そうには見えないのだが・・・

1位.ソムタム(青パパイヤサラダ)

激辛料理堂々の第1位はソムタム。
意外に思われるかもしれないけれどタイ語サイトを見てもソムタムが上位にランキングされている。
「それほど辛くなかったよ」とおっしゃる人は手加減をしてくれる店で食べたから。
容赦しない店のソムタムときたらそれはそれは凄まじい。
一口食べればハンマーで頭蓋骨をぶん殴られたような衝撃に見舞われる。

辛くないとうまくない  とタイの人は言うが

辛くないとうまくない とタイの人は言うが

*「辛いのがどうした。タイ人なんかには負けねえ!」と突っ張っていた頃、ソムタム屋で調子こいて11個唐辛子を放り込んでもらったことがある。
のたうちまわりながらも完食したのだけれど胃がボロボロになった。
自分としては11個というのはタイ人も驚く辛さではないか、と思って挑戦したのに別の人が唐辛子を「ひとつかみ」と注文していたのをみてタイ人と張り合う愚かさに気づかされた。

見よ この唐辛子の量!

見よ この唐辛子の量!

*ソムタムとはささがきにした未熟の硬いパパイヤを唐辛子などとともに手臼で搗いたもの。
味付けは基本、ライム、ナムプラー、パームシュガー。
乾燥唐辛子を使うレシピと生唐辛子を使うレシピがある。

 番外    ケーン タイプラー(魚と野菜の南部風スープ)

ケーンは汁物、タイプラーは魚のワタに塩をして発酵させた食品(調味料)を指す。
ケーン タイプラーは魚とタケノコ、玉ナス、長ササゲなどをシャロット、ニンニク、ウコンといったハーブとともに煮たスープ。
味のベースはタイプラーと唐辛子。タイ人でも音を上げる辛さである。

*タイプラーの発酵臭がかなりきつく日本人には向かないと思われるため番外としたのだけれど、これを激辛料理の1、2位に選ぶ人は多い。

以上

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