タイの塩の選び方と注意事項

調味料タレ

タイの塩、おいしい!と日本人に
評判です。料理によし、漬け物によし、
スパによし、バスソルトによし、
ということで、わざわざ日本から
買い付けにくる人もいるくらい。
そんなタイの塩についての話です。

 

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昔ながらの塩田で作る海の塩

日本人に人気なのは昔ながらの塩田で作られる天日干しの塩。
バンコク近郊の、サムットソンクラーム、サムットプラカーン、サムットサーコーン、チョンブリー県が海塩の産地として知られています。
この辺りを車で通りかかると広がる塩田が見え、路傍ではそこでつくられた塩が山積みにされて売られていいます。
青い空に映える白い塩田。
トンボで塩をかき集め、あちこちに積み上げられた円錐形の塩の山。
反射的にシャッターを押したくなる光景ですね。

車窓から見た塩田風景

車窓から見た塩田風景

塩田での塩作りは雨期の終わる10月頃に始まります。

塩田は、貯め田、干し田、種田、おろし田、の4つの田に分けられ、少なくとも、25ライ(1ライ1600㎡)が必要で所要期間はおよそ3ヶ月。
1ライ当たり、5~8トンの塩が採れるそうです。
こういった塩を手に入れるには塩田近くの販売所に直接行くのが手っ取り早いですが、その近郊の市場でも売ってますし、今はネットでも手に入れることができます。

塩の土から作る内陸の塩

塩は海のものと思っていませんか。
タイでは岩塩もよく採れるので海塩同様、岩塩も普通に出回っています。
岩塩の産地は内陸の東北地方。
マハサラカム、コラート、ウドン、ウボン、サコンナコン、チャイヤプム、ローイエット、ノンカイ県などで生産されています。

これらの地方では乾季になると塩分を含んだ地下水から塩が地表に析出し、塩の結晶で霜が降りたようになった地面があちこちで見られます。
農家が副業にこの塩土をかき集めて作った塩(塩土に水を加え加熱する)はとても風味がよいと評判ですが、現地へ行かない限り手に入れるのは難しそうです。
ちなみに普通の岩塩は、地下深くにある岩塩の層に水を注入し、塩の溶けた水を汲み上げた後、天日、もしくは釜で熱して作ります。

市販の塩を買うときの注意

日本人には信じがたいのですが、世界では今尚、多くの国でヨウ素欠乏症が問題になっているのだそうです。
ヨウ素不足は甲状腺腫など様々な病を引き起こし、妊婦が不足すると子供の脳の発達に影響します。
タイでも数十年前までは北部を中心にヨウ素不足による病気が深刻化。

ヨウ素入りタイの一般塩

ヨウ素入りタイの一般塩

これを憂いた前国王が塩にヨウ素を混ぜるよう指導し事態はかなり改善しました。
ヨウ素入り塩の普及は前国王の偉大な功績の一つに数えられています。
というわけで、タイのスーパーなどに並べられている塩の多くはヨウ素入りです。

世界でも希有な日本人

で、問題なのが日本人。
ヨウ素は主に海草や魚介類など海のものに多く含まれています。
海草をよく食べる日本人の多くはヨウ素が足りないどころか過剰気味。
世界でも希有の民族です。
ヨウ素は取り過ぎても甲状腺機能低下などの異常をきたすとのこと。
タイ保健省は一般塩に 20~40ppm のヨウ素を混ぜるよう義務づけていますが、日本は逆にヨウ素の混入を禁じています。
なるべくヨウ素の入っていない塩を選んだ方がよいのではないかと思われます。
上記の海塩にしろ岩塩にしろ、購入のさいはヨウ素を混ぜているかどうか確認した方がいいでしょう。
それから、実はヨウ素が混ぜられているのは塩だけではなく、ナムプラー、ソース、しょうゆにも入っていますのでお気を付け下さい。
ちなみにタイ語でヨウ素はアイ オー ディンといいます。

塩田に咲く塩の花

塩の花は塩田の塩が飽和状態に達し最初に出来る結晶。
それがくっつきあって濃塩水に浮かんでいるので、塩民は太陽の熱や風で沈んでしまわないよう出来しだいかき集めるのだそうです。
塩の花は白く輝き、ヨウ素を始めミネラルが非常に豊富。
しょっぱさの中の甘味がより顕著に感じられるといわれています。

塩の花

廉価版塩の花

入手困難だった塩の花が数年前からスーパーで普通に売られるようになりました。
値段も一般の塩より多少高い程度。信じられないくらい安い。
袋には《ヨウ素摂取制限のある人向き》と書かれ、ヨウ素は含まれていません。
自然製法による海塩100%。
味は値段相応です(笑)。

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