タイの住民票 タビアン バーン についての説明

文化

タイの役所で発行される書類中、日本人に最も理解しがたいのがタビアンバーン。直訳すると住居(家屋)登録証ですが、日本では住居人登録証と呼ぶ人もいるようです。今回はこの住居登録証についての話。

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住居登録証 トーロー(T.R)14

タビアン バーン、住居(人)登録証とは住民票と戸籍謄本を合わせたようなもので、その家屋に住む人の戸籍、人種、転出、転入、生死、が記載されています。

タイ人用タビアンバーン

タイ人用のタビアンバーンは濃紺の冊子

これも、国民身分証明書(バットプラチャーチョン)同様、自動車の購入から土地売買、入学など、あらゆる手続きに必要な書類です。
タビアンバーンは、新築、あるいは家、マンション等を購入後、15日以内に申請しなければなりません。違反した場合は1000バーツの罰金です。

タビアンバーンは人ではなく家を管理

タビアン バーンは本来、住居登録証、つまり人ではなく家の登録証なので、原則的にその住居、持家がないと登録できません。
たとえば、結婚をして親から独立はしても、賃借アパート暮らしだとタビアン バーンは作れないため(不可能ではないけれど難しい)親のところのままということになります。
また、初めに家ありきなので、日本の住民票のように気楽に移動が行えません。

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タビアンバーンは1家に1冊のみ

タビアンバーンは個別ではなく、その家屋に同居する人すべてをまとめた1冊の冊子が原本として発行されます。
その冊子を筆頭人、世帯主が管理し、同居人が共用する形です。

重要書類は各自が保管するタイ

日本では住民票や戸籍の原本は役所に保管され、必要の都度、役所に出向いて安くない手数料を支払い手に入れなければなりません。
タイの場合、住居登録証、出生登録証、死亡証明書などの原本は個人で管理します。
手に入れる手間もお金もいらず、便利といえば便利です。
ただし、原本は1枚のみ。各自がその原本をコピーし使用します。
コピーは役所発行の書類と異なり、当人でなくても手に入れられることから、場合によってはコピーとともに原本を持参し、提示しなければなりません。

役場認証印のある謄本 トーロー14/1 (T.R)

たとえば、海外でタビアンバーンが必要になったさい、以上のような理由から原本の提出ができません。
「それでは、確認のために原本の提示を…」と求められても、困ってしまいます。
というのは、タイでは1冊の住居登録証を家族が共用しているうえ、契約や売買、学校関係など、提示しなければならない機会が少なくないため、海外へ送ったり送り返したりすると、当人のみでなく、登記している全員に不都合が生じるかもしれません。
このような場合は、タイの役場でT.R.14/1(トー ロー スィップ スィー タップ ヌン)という書類を発行してもらうことになります。
この書類は住居登録証の記載事項の一部を書き出し役場印を押したもので、日本語サイトでは「役場認証印のある謄本」と呼ばれることが多いようです。

外国人用タビアンバーン トーロー(T.R)13

タイ在住外国人もタビアンバーンの取得が可能ですが、けっこう手こずりますので覚悟しておいた方がいいです。
外国人用のタビアンバーンはトーロー13と呼ばれ、黄色い表紙をしています。

外国人用タビアンバーン

外国人用のタビアンバーンは黄色い表紙の冊子

タビアンバーンが必要になる理由は二つ考えられます。
一つは投資、ロングステイなどでコンドミニアムを購入した場合。
もう一つはタイ人と結婚し、住居を持っている場合。
この二つは多少、申請書類が異なります。

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基本的な必要書類

・パスポートコピー
・イミグレーションへの居住報告書(TM30)
・写真 2インチ 5枚
・証人2名とその人のバット及びタビアンバーン

・婚姻登録証(結婚している場合)
・出生登録証(タイ国籍の子供がいる場合)
・住居のタビアンバーン(タイ人と同居の場合)

・申請場所 その住居を管轄する役所
・申請人 本人もしくは同居人が申請。

*必要書類は役場によってかなり異なるようです。
たとえば、パスポートコピーの日本大使館での英訳証明、タイ外務省での認証印等を要求されることもありますので、申請役場への事前確認が不可欠です。

実際にタビアンバーンを申請したときのこと

ぼくは永住許可証を持っているため参考にならないかもしれませんが、タビアンバーンを申請したときの様子を書いておきます。
実は、永住許可証をもらったときにタビアンバーンも作ったのですが、1枚の紙に記載された昔ながらのタビアンバーンでした。
ところが、いつの間にか世間はデジタル時代。書類の管理もデジタルへ移行。アナログ方式の書類は廃止されていました。

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あなたのデーターはありません

デジタルになっても新しい形式のタビアンバーンを発行してもらうだけのことだろうと軽く考えて役場に行くと衝撃の事実。
デジタルに移行したさい、ぼくのデーターが入力されていないため、最初から申請しなおさなければならない、というんです。
そんな馬鹿な。
またバンコクの外務省やイミグレを行ったり来たりするなんて・・・。
ぼくはワークパミットも永住許可も持っていて再申請の必要がないことを説明しました。

意外な結末

担当の人はとてもいい人で、あれこれ調べ、日本人でもここまではやってくれないだろうと思うくらい頑張ってくれました。
ぼくは言われるままに持っているほぼ全書類のコピー(厚さ3センチくらいあった)を提出しました。
それから3ヶ月後ついに新しいタビアンバーンをゲット。
ぼくはてっきり、外国人用の黄色い冊子が発行されるのだと思っていたのですが、つれあいや娘たちと一緒にタイ人用の紺色の冊子に記載されたのには驚きました。
これは容易でなかったはずだと納得。
改めて担当の人に感謝した次第です。

外国人用身分証明書は10分

そのときついでに外国人用身分証明書を申請。
また山ほどの書類を用意しなければならないのだろう、と覚悟したのに10分でできました。
身分証明書発行に必要な13桁の個人番号はタビアンバーンを発行するさいに決められるため、タビアンバーンさえあれば簡単なんですね。
こういうことを考えると、身分証明書よりもタビアンバーンの方がより重要な書類なのかもしれません。

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