トムヤムのおいしさはキノコにあり

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日本で食べるトムヤムがおいしくない理由

本場のトムヤムクンに入っているキノコ、おいしいですよね。
試しにあのキノコ抜きにトムヤムを作ってみてください。
おいしさが2割ほど減りますから。

逆にエビを抜いてキノコだけでトムヤムを作ると、これはこれでおいしいトムヤムが出来上がります。
実際、タイにはトムヤムヘッド(キノコトムヤム)というキノコだけのトムヤムがあるくらいです。

トムヤムに入っているころんとしたキノコ、フクロタケといいます。
日本のトムヤムクンにもフクロタケは入ってるぞ、とおっしゃるかもしれませんが、日本で出回っているのはたいてい水煮で、栄養も味も抜けた残念なフクロタケ。
これならエリンギとかマッシュルームを使った方がおいしく仕上がります。

エリンギはタイでも人気が高い

エリンギはタイでも人気が高い

フクロタケ(ヘッドファーン)とは

フクロタケはテングタケ科のキノコ。   
中国原産。
日本ではなじみがないものの、世界的には、シイタケ、マッシュルームなどとともによく食べられているキノコの一つ。

日本ではその形状からフクロタケと名付けられていますが、タイではその発生場所から稲藁キノコ(ヘッドファーン)と呼ばれます。
このキノコは名の通り草生で以前は稲藁を使い栽培していました。
幼体のときは卵のようなころんとした形ですが大きくなるにつれ普通のキノコのように傘が開いてきます。
こうなるともうあまり価値はありません。
タイでは傘が開く前の状態で調理するのが一般的です。

コロコロしたフクロタケ

コロコロしたフクロタケ

栽培は素人でもできるほど簡単。
菌(1袋15B前後)を手に入れ稲藁に混ぜて適当に湿度を保てば10日ほどで収穫できます。

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誰も知らない落花生キノコのおいしさ

稲藁キノコは作ったことがないものの収穫後の落花生をビニールシートで覆い落花生キノコを作ったことはあります。
こんなことでキノコができるんかいなと最初は半信半疑でしたが綿棒を大きくしたようなキノコがたくさん生えてきました。
恐る恐る食べて見ればこれがうまい。
ぬめっとした食感で炒めてもスープにしてもいけました。

どうやらタイ北部特有のキノコらしいです。
収穫後の大豆から生えてくる大豆キノコというのもあって、こちらの方が落花生キノコよりかは知られています。ちなみに、キノコの王様はシロアリの巣から生えてくるシロアリタケです。

誰が何と言おうとキノコの王様はシロアリタケ

誰が何と言おうとキノコの王様はシロアリタケ

 

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