果物は本来の食事以外に食べる嗜好品。と思っていたら大間違い。タイではバナナやマンゴーをおかずにご飯を食べます。果物は菓子であると同時に副食物でもある、という話。
フルーツライスは餅米と
「果物とご飯は合わない」
タイでもこうおっしゃる人はいますが、全体としては果物を惣菜として食べることに抵抗がありません。
果物が豊富なタイ。
食べきれない果物を見てなんとか惣菜にできないかと考えるのは当然のことですよね。
では実際に果物とご飯をどう食べるのか。
まずは果物を剥く、あるいはスライスする。
後は蒸した餅米を用意するだけ。
フルーツライスはうるち米ではなく餅米が定番になっております。
バナナ ライス
フルーツライスの入門編はバナナライス。
片手に皮を剥いたバナナ。
片手に餅米。
交互に頬張れば身体の中から幸せがわき出ます。
私たちの祖先はこんな感じで食事していたのかもしれません。
家の近所の爺さん婆さんたちもこのメニューが大好き。
「ナムワーバナナと餅米が長寿の秘訣」
といってた百歳超えの婆さんもいました。
ちなみに日本で一般的な香りが強く甘い大型品種(キャベンディッシュ)より香りがなくもっちりしたナムワーバナナの方がおかずにはよろしいようです。
マンゴー ライス
マンゴーライス(カオニオ マムアン)はココナツミルクをしみこませた餅米、カオニオ ムーンにジューシーな完熟マンゴーを添えた大人気のタイスイーツ。
カオニオムーンの代わりに普通の餅米を添えればスイーツがディナーに大変身。
これが本当のマンゴーライス。
ディッシュのマンゴーライスを頂いた後のデザートにはもちろんスイーツマンゴーライス。
わあ。
甘いゲップが出てきそう。
ドリアン ライス
フルーツライスの最高峰は餅米とドリアン。
ねっとりクリーミーなドリアンにしゃぶりつきしっかりにぎった餅米を頬張る。
ああ、至福の境地。
ちなみに日本人には知られていませんがドリアンライスはマンゴーライス同様スイーツタイプもあり、普通、ドリアン ライスといえばこちらを指します。
ココナツミルクの染みこんだ甘あああい餅米にこれまた甘くて臭ああい臭ああああい完熟ドリアン。
一口食べただけで恍惚となってしまいます。
スイカライス
夏の暑い日にはよく冷やしたスイカ。
たまりませんね。
これに餅米を添えて頂けば夏バテなんてすっ飛んじゃう?
スイカに干魚の粉末をパラパラかけるとさらにおいしさアップだそうです。
数あるフルーツライスの中でぼくが唯一「うほっ」となったのがこのスイカライス。
ちょっと水気が多すぎるような・・・。
そのほか
タマリンド、パイナップルなどもご飯のお供によいそうです。
パイナップルにはナムプラーをかけると抜群!なのだとか。
日本人だったら醤油かな。
唐辛子や塩なんぞを振りかけるのもよいかも。
試した人は感想聞かせてね。
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