《アリの卵》タイ最高級の昆虫食メンマン1

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豚肉が1キロ600円前後のタイでメンマンというアリの卵はなんと5000円を超える。これは最低賃金の5日分。日本で言えば松阪牛にも匹敵。高級ジビエ、メンマンについての話。

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タイで最も高価な昆虫食材

タイ北部には、大トカゲ、メコン大ナマズ、シロアリタケ、キョン、などなど色々珍味がありますが、最高級食材はメンマンというアリの卵です。
少し大きめのおちょこ1杯が30バーツ、1キロ1500~2000B.
タイの物価からすればとんでもない高級品。
豚、地鶏のおよそ10倍、ワニや鹿、野ブタなどよりもずっと高い。
このメンマンがタイで売られている食用虫の中では最も高価です。

*家ではけっこう頻繁に食卓に並べられ、つれあいがニコニコしながら食べているのですが、こんなに高いものを買っていたとはね。
知らんかった。
いや、高いのは知ってましたが、これほどまでとは思いませんでした。

バナナの葉の包み焼き

バナナの葉の包み焼き

アリの卵が高価な理由

メンマンはアリの一種。
乾季に地面を掘って巣を取り出し、白い卵を食用にします。
なぜこんなに高いのかというと、北部人はこの卵の味が大好きで需要があるのにもかかわらず採集が難しいため。
アリ自体はそれほど珍しい種ではないのですが、地面の下にアリ道が縦横無尽に張り巡らされていて巣の位置をつきとめるのが難しい。
「メンマンの巣を見つけた人は浮かれてエライヤッチャ、エライコッタ踊りだす」
といわれるくらいです。

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日本でお馴染み、アリのスープはツムギアリ

ちなみに、日本のテレビでゲテモノとして紹介されたり罰ゲームに使われたりするアリの卵のスープはツムギアリというアリの卵。
木の上に巣をつくるため発見が容易で価格はそれほど高くありません。
このアリの卵のスープはレストランなどでも食べられるし缶詰も販売されています。

*家はツムギアリの卵のスープもよく出てきます。
これも乾季の食べ物。
アリのスープが食卓に並べられると
「ああ、暑くなったなあ」
と夏を感じます。

ツムギアリの茶わん蒸し

ツムギアリの茶わん蒸し

メンマンアリの季節、巣、捕り方

メンマンは雨の降らない2月3月、土中から掘り出します。
巣を見つけるのは容易ではありませんが巣穴の中には卵がぎっしり。
1つの巣で2000バーツくらい稼げるため季節になると巣を探して歩くメンマンハンターが登場します。

アリの小ささにびっくり
メンマンの卵は一般的なツムギアリの卵より大きく、蜂の子ぐらいあるかな。
卵がこんなに大きいのだから、親もさぞ大きいのだろうと思っていたのですが、つれあいは
「目に見えないほど小さい」
と言い張ります。
折りよく隣の実家の庭にメンマンが巣を作り、見ると本当に小さい。
人が象の子を産むようなものです。
不思議だなあ。

メンマンはお尻がぷくり膨れている

メンマンはお尻がぷくり膨れている

*メンマンの卵には大きな卵と小さな卵が混在しています。
小さな卵は親と同じ巣を這っている小さなアリになり、大きな卵は羽アリになるというわけ。
もちろん、価値があるのは大きな卵、メンマン チョームです。

最高級昆虫食の味、調理法

メンマンの卵は、茶碗蒸し、玉子焼き、野菜炒め、卵漬け、和え物、など色々な調理法で楽しめます。
相性のよい鶏卵でとじてスープにすると芙蓉蟹、カニ玉の感じかな。

アリの卵入り卵焼き

アリの卵入り卵焼き

卵にはかすかに大地の匂い。
娘はこの匂いが大好きだといいます。
そしてぷちんぷちんと弾ける爽快な食感。
蜂の子のような滋味。
とても虫料理だとは思えません。
おいしいからこそ北部の人たちは数多ある食材の中からアリの卵を選んで食べているのです。

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