ニシキヘビ、そしてキングコブラがタイの2大お騒がせヘビ。このヘビたちのニュースが圧倒的に多いです。ニシキヘビは6メートル以上。キングコブラは4メートル以上。インパクトがあり関心を呼びやすいんですね。今回はニシキヘビの話です。
タイではしょっちゅうヘビ事件
横浜市戸塚区のアパートで飼っていたペットのアミメニシキヘビが逃げ出して一時は大変な騒ぎになりました。
半月も大捜索をして実は飼い主の部屋の天井裏に潜んでいた、というお粗末な結末にも驚かされましたよね。
日本では珍しいことですがタイではこの手の事件はしょっしゅう。
もっともタイの場合、ペットが逃げ出すのではなく野生のヘビが家の中へ入ってきて騒ぎになります。
アミメニシキヘビはおろか猛毒のコブラがそこら中にいますからね。
恐怖、ヘビが出てくるタイの便器
タイでは便器から出てきたヘビに咬みつかれる事件が後を絶ちません。
事件1 お尻を咬まれた男性
バンコク郊外、800万バーツの高級建売住宅。
その家の20歳の息子がトイレに入ったところ、尻に激痛が走った。
若者はバネのように跳ね上がり便器を見ると腕ほどもあるヘビが睨んでいた。
血の気の引いた若者は便器の蓋をした後、人を呼んで大捕り物。
2.5メートルほどのニシキヘビだった。
若者の尻にはくっきりと12本の牙の跡。
病院で感染症予防、破傷風予防、炎症予防などの注射を打たれ18000Bの出費。
ともあれヘビは捕まえて一安心。
と思いきや、その数日後、今度は娘が同じトイレで先のヘビより大きなヘビに遭遇。
家の主はヘビを捕獲しようと便器を取り外したもののヘビの姿は見当たらず。
毎日、いつ現れるかしれないヘビに怯えながら暮らしているということだ。
事件2 性器に食いつかれた男性
バンコク近郊、ノンタブリー県の2階建タウンハウスに暮らす大学1年生のBさんが1階のトイレで用を足そうとしたところ、便器に潜んでいたヘビに性器を噛まれた。
連絡を受けたレスキュー隊は血が飛び散ったトイレで1メートルほどのニシキヘビの子供を捕獲。
Bさんは病院へ運ばれ3針を縫った。
事件3 性器を食い千切られてそうになった男性
バンコク東部チャチュンサオ県。
早朝、アッタポンさん(男性、38歳)がしゃがんで用を足そうとしたところ性器に激痛を感じた。
ニシキヘビが性器にがっつり食らいつき、そのまますごい力で引っ張っていた。
かけつけた人が口をこじ開けどうにか救出したが、あまりの激痛にアッタポンさんは気を失ったという。
その後アッタポンさんは病院へ運ばれ入院、治療を受けた。
なぜ便器からヘビが出てくるのか
これらは毎月のように報道される事件の一部。
でもなぜこんなにヘビが便器から出てくるのでしょう。
原因は排管。
タイはヘビが好んで棲息する湿地帯のようなところを埋め立て家を建てることが多く、ヘビが餌を探しているうち排管、排水管に迷い込み便器の穴から出てくるわけです。
本来ヘビは臆病で人の気配がすれば逃げるのですが、暗闇を抜け、やっとこさ顔を出したところで人の尻や性器と鉢合わせ。
ぶったまげて咬みつく、ということらしいです。
便器から大蛇の頭が出てくるなんて恐怖映画そのもの。
しかもそいつに股間をパクリやられたら精神的ショックは計り知れません。
専門家は対策として、用を足す前に棒などでカンカン便器を叩いて座れ、とアドバイスしております。
ちなみに便器から出てくるヘビはたいていニシキヘビ。
このヘビ、水に強いんです。
コブラでないだけまだまし?
バンコクのような都会でも油断大敵
ヘビはカエルや鳥など餌を求めて人家に入り込みます。
では、餌があるとは思えない都会やマンションなら大丈夫なのでしょうか。
いえいえ油断はできません。
ネズミはむしろ都会に多いくらい。
SNSに写真付きでこんな投稿がありました。
「トイレのドアを開けたオレ、ショック」
「ニシキヘビがいた」
「ここ4階だぜ。どうなってんだ」
バンコクのあるアパートの4階に住む若い男性がトイレのドアを開けると、4mを超えるニシキヘビが窓から外のベランダへ出ているところに遭遇。
ヘビはその後2階のベランダへ降り、レスキュー隊に捕獲されました。
バンコクのBTS駅近くにあるコンドミニアムで4歳の女の子がお尻を咬まれた事件などもありますし、大手スーパー裏手でニシキヘビが捕獲されたこともあります。。
いるんですね、バンコクにも。
というかバンコウ周辺はもともと湿地帯。
湿気を好むニシキヘビが今もうようよいるようです。
どこに住んでも油断はできません。
信じられないことが起きるのがタイです。
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