トッケイ大ヤモリ

動植物

ヤモリが怖いとお嘆きのあなた。
小さなヤモリぐらいを怖がっていては生きていけませんよ。
トッケイヤモリをご覧になったこと  がありますか。
体調30センチ前後、淡い青の体色に橙の斑点がちりばめられ、それはそれは妖艶な巨大ヤモリです。
しかも、性格凶暴で鋭い歯の生えたアゴの力はとても強い。
咬みついたら最後、外すには病院へ行くほかない、などと、ささやかれているのであります。

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近くの村では、仕留めたトッケイの処置に困ったご主人が便器に捨てたところ、知らずにトイレへ入った奥さんがしゃがんだとたん息を吹き返したトッケイに大事なところを咬まれ病院へ運ばれた、という事件があったそうです。
タイではこんなやつが壁や天上に張り付き、ときにはあなたの枕元に出没するのであります。お楽しみに。

 

大ヤモリはタイ語でトゥッケー、北部語ではトットー。いずれも鳴き声からきています。
こいつ、ぶったまげるほど大きな声で鳴くんです。まるでラウドスピーカーを使って怒鳴っているよう。
以前、つれあいの実家に住んでいた頃は、枕元に潜んでいたやつが毎夜毎夜ファンファーレ。
ぶったまげて飛び起きたこと数え切れず。ぶち殺してやりました。
ちなみにタイでは東北地方を除いてよほどのことがない限りトットーを殺したりはしませんが、漢方用の干物が大量に中国へ送られるようになり、数が激減。もはや保護動物に指定されるほどです。
それにしても中国人パワーってすげええ。

 

ここでウィキペディアの検証したいと思います。ウィキペディアのトッケイヤモリの項には
「地域によっては本種の鳴き声を7回連続(地域によっては8回)で聞くと幸福が訪れる、11回鳴く個体はダイヤモンドの瞳を持つという言い伝えがある」
と、書かれています。
確かに普通、トットーは、トットー、トットー、と3、4度繰り返し、グルルル・・・と尻つぼみに終わってしまい、7回鳴くのは、かなり珍しいといえます。

しかし、幸運が訪れる、というのはまったくの迷信なのであります。
なぜ言い切れるかというと、家に棲むトットーは代々長鳴きの系譜で毎回8回以上鳴くのですが、なあああんにもよいことがありません。
11回鳴くやつはダイヤモンドの瞳を持つって?これも嘘っぱち。
家のトットーはまさしく、その11回、時には12回鳴くトットーなのですが、ごく普通のトットーなのであります。

トッケー大ヤモリが引き起こす数々の事件
タイにはヤモリがどこにでもいますが、その数十倍でかい大ヤモリも普通にその辺を這っています。家に棲みつく大ヤモリが引き起こした事件の話です。
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