《インドナツメ》美味しいのに知られていない残念な果物

果物

数ある果物の中でも食感が素晴らしいインドナツメ。あっさり味で日本人にとても向いているのにあまり知られていないのは残念な限り。機会があれば是非食べてみたい果物の一つである。

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ナツメとは  

インドナツメに触れる前にナツメについてまとめておこうと思う。
日本ではナツメはたいてい赤くしわしわの干しナツメの形で出回っている。
漢方に用いられるほか韓国料理のサムゲタンなどに入れられるため薬膳の食材としてご存じの方も少なくないに違いない。

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干しナツメ、プッサー ヘン    

ナツメを乾燥させた干しナツメは大棗(たいそう)と呼ばれる漢方用薬で、デトックス、アレルギー体質の改善、花粉症、便秘解消、強壮、鎮静、利尿、緩和、健胃整腸、などの効能のある漢方として知られる。
身体を温める漢方用薬に分類され女の人に特に良いそうだ。

ナツメに関するサイトには必ず「一日食三棗 終生不顕老」と書いている。
1日3個食べるだけで老化防止になるらしい。
ということは当然、美肌とか生活習慣病の予防にもつながるのだろう。

タイの干しナツメ

タイの干しナツメ

あまり美しい見栄えではないし匂いが苦手で手を出したことはなかったのだけど、この記事を書くのにあたり台所にあったやつを食べて見ると意外にいけた。
乾燥していてジューシーさはないものの中は思うより柔らかく、ナツメヤシ、デーツに似た風味を感じた。
これなら1日5個でも食べられそうだ。
何でもこれを焼酎に浸けると健康効果抜群のナツメ酒ができるとのことなので作ってみようと思う。

ナツメの甘露煮、プッサー チーン チュアム   

タイでは干しナツメの甘露煮、シロップ煮がおやつとしてよく食べられている。
これがけっこうおいしい。
種を抜いてあるので食べやすいし健康にもよいと思う。
滅茶苦茶甘いという点を除いては(笑)
500gで120バーツ前後。
ナツメのシロップ煮も干しナツメも市場やスーパーで売られている。

干しナツメの内部

干しナツメの内部

タイ式ナツメのシロップ煮の作り方   

材料
・干しナツメ 500g
・砂糖 1 1/2 カップ
・水 4 カップ

作り方
・干しナツメを水に浸けて少し柔らかくし種を取り出す。
・種を取り出した実を1時間ほど水につけて戻しよく洗う。
・水に砂糖を入れ沸騰さし、10分ほど煮た後、ナツメを入れて火を弱めシロップを絡める。

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ナツメとナツメヤシの違い  

よく混同してしまうのがナツメとナツメヤシ。
ナツメはクロウメモドキ科。ナツメヤシはヤシ科。
まったく異なる植物。
でも実の色形、付き方、風味などが少し似ている。

25バーツで買った安物デーツ

25バーツで買った安物デーツ

ナツメは中国。ナツメヤシは北アフリカ、中東、などのイスラム圏でよく食べられる。
英語ではナツメがチャイニーズ デーツ、レッド デーツ、ジュジュベ。
ナツメヤシは単なるデーツ。
英語でも日本語でもややこしい。
タイ語ではナツメがプッサー チーン、デーツがインタパラーム。

ナツメのシロップ煮とデーツ   

生のナツメはデーツと異なるので混同しないのだけれど、干しナツメとデーツは似通ったところがある。
違いは、干しナツメの方が幾分小型でパサパサ。
ナツメヤシは実がねっとり。干し柿をうんと甘くして黒砂糖の風味を足したよう。

困るのがナツメの甘露煮。
これはけっこうデーツに味も色形も似ている。
まあ、でもデーツを甘露煮にすることはないから、ツヤツヤした甘露煮であればナツメだと思って間違いない。
タイではデーツ、生ナツメ、干しナツメ、ナツメのシロップ煮、さらにはインドナツメが売られていてとてもややこしいことになっている。

ぼくは何度かデーツと間違ってナツメのシロップ煮を買ったことがある(笑)。
目の悪い方、気をつけてね。

インドナツメとは  

上の普通のナツメのほかにインドナツメ(イヌナツメ)と呼ばれる種類がある。
インドナツメは一言でいえばナツメを二回りほど大きくした生食用のフルーツ。

見た感じ小ぶりの青りんご

見た感じ小ぶりの青りんご

見た感じ黄緑色をした大きめの鶏卵。少し小ぶりの青リンゴ。
変わった青リンゴだなあ、と思い込んでいる人もいるに違いない。

冬が旬の数少ないフルーツ  

旬は12月1月。でも11月から3月頃までは見られる。
この果物の良い所は日本の冬に出回ること。
この頃タイは乾季で果物の枯渇期。
涼しくてからりと空気が乾いていて観光には人気の季節。
でもせっかくタイへ来たのに新鮮な果物が味わえない残念な季節でもある。
乾季の間に出回る数少ない果物がプッサーなのだ。

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インドナツメはうまいのか  

目を瞠るほどではないけれど微妙にうまい。
リンゴやナシになじみ深い日本人にはとてもわかりやすい味。
おいしくないという人は少ないのじゃないかと思う。
食べやすく爽やかな甘味。
「ほどよい酸味」と書く人がいるけれど、酸味マニアのぼくには酸味をあまり感じない。

かじったときの音が素晴らしいインドナツメ

かじったときの音が素晴らしいインドナツメ

この果物、かぶりついたときのジュルゥとくる瑞々しい食感、脳に響く音がベリーナイス。
リンゴをかじるCMよりももっと心地よい音がする。
咀嚼音マニアに受けそうだ。

インドナツメの食べ頃、食べ方  

インドナツメは若いうちは青リンゴの色で熟してくると黄色、茶色へと色が変わる。
黄色になったものを好んで食べる人が多いようだ。
熟すに従い甘味は増すけど食感は落ちるし嫌らしい匂いが出てくるのでぼくは青リンゴのうちに食べてしまう。

皮は薄いので剥く必要はない。
そのままがぶりつく。
リンゴやナシのように芯はないけど中央に1つ紡錘形の硬い種があるので歯を当てないよう注意。

タイのインドナツメの種類  

ナツメはタイ語でプッサーと呼ばれ、プッサー チーン(中国プッサー)とプッサー タイに大きく分けられる。
タイ市場に出回っているのはほとんど中国ナツメ。
タイナツメは小さくて酸味がやや強い。
家の近くの川縁にも生えていて昔はよく採って食べたものだけど野性味が強く商品価値がないようだ。

少し前の品種

少し前の品種

タイのインドナツメは中国ナツメの1品種に数えられている。
なんだかややこしいね。
インドナツメの主力品種は台湾から持ち込まれたプッサー ノムソット、ミルク プッサー。
このほか、サームロット、アップル、リヤントーン、トエトーン、カイ タオ、ジャンボ、など多くの品種が栽培されている。

以上。機会があれば是非、インドナツメをどうぞ。

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