その効力の高さから万能薬茶と呼ぶ人もいるパパイヤリーフティー。本当に言われているほどの効果があるのだろうか、という話。ロールキャベツにパパイヤのヒモが使われていた話。日本人に評判最悪の塩パパイヤの話など。
パパイヤ葉茶は本当に万能薬?
パパイヤの葉から作ったパパイヤ茶、パパイヤリーフティーはパパイン酵素が新陳代謝を活発化。
それに伴い、整腸作用、便秘解消、ダイエット効果、肥満予防、美肌効果、疲労回復作用、さらには糖尿病予防、アレルギー症軽減、冷え性改善、などなどの効能が取り沙汰され、ほとんど万能薬、との説さえあるようだ。
それほどいいものがなぜ普及していないのか。不思議だよね。
パパイヤの実のお茶はまずい
ぼくも一時、鳥が糞をして生えてきた庭のパパイヤでパパイヤ茶を作って飲んでいた。。
パパイヤ茶には未熟の実を煮出すものと葉を茶にするものがあり、簡単な実を煮出す方をやってみたのだが…すごくまずかった。
苦いとかえぐいとかそういうのじゃなく味らしい味もないのだけれど、なんとなくイラっとくるような感じ。
効果の方もよくはわからない。
効く人には効くし、効くタイミングがあるということなのかな。
パパイヤの葉は焼いて食べるとおいしい
葉のお茶は味がよく飲みやすいと聞く。
北部ではラーブという生肉の叩きを食べるときに焼いたパパイヤの葉を添えることがあるのだけど、ほろ苦くて香ばしくてなかなかおいしい。
これからさっするにパパイヤの葉の茶、うまかろうなあ。
と思っていたのだけど、実際はかなり苦くてうまくはないらしい。
残念ながら、鳥の糞から生えてきた庭のパパイヤ、邪魔になったのでみな切り倒してしまった。
どこかでパパイヤの種を食べた鳥が庭で糞をしてまたパパイヤが生えてくればパパイヤ葉の茶を作ってみようと思う。
パパイヤ茶で腸の脂肪を洗い流すデトックス
数年前、コーヒーを浣腸して腸を清掃するコーヒー浣腸、オーヒーエマネが流行った。
タイでもけっこうコーヒー浣腸をする人が多く、タイ嫁の姉も、
「コーヒー浣腸、すっげえ効くからあんたもやってごらん」
と、タイ嫁にコーヒーの浣腸セットを送ってきた。
さすがのタイ嫁も浣腸はためらい、何年もそのままにしておいたのだけれど、結果的にはそれがよかったようだ。
今ではコーヒー浣腸は否定されている。
それはともかく、今年タイでは
「パパイヤ茶を浣腸すれば腸がきれいになり脂肪が落とせる」
という情報がネットで拡散。
デトックス、ダイエット目的でパパイヤ茶を尻から飲む人が続出した。
これに対し専門家は、
「浣腸でデトックスができることはない。明らかなフェイクニュース」
と否定。さらには、
「素人が尻から何かを注入するのは危険」
と指摘。
・・・おかまさんは短命なのだろうか。
パパイヤひもとロールキャベツ
タイのパパイヤを食べたことがおありだろうか。
タイに来られたことがない方は、
「食べたことない」
と答えるだろうけど、実は1998年頃からコンビニやスーパーで売られているおでんの具材や冷凍食品のロールキャベツのひもにはタイのパパイヤを乾燥させたものが使われている。
タイに来られたことがない方も知らずにタイのパパイヤを口にしているのかもしれないね。
ところが2013年10月、そのパパイヤひもの原料に遺伝子組み換えパパイヤが混じっていたらしく発売元のプリマハムは自主回収。
面白いことに世間は自主回収自体よりもロールキャベツのひもにパパイヤが使われていた事実に食いつき、
「え、まじ?あのひもパパイヤだったの?」
などとネットで多いに盛り上がった。
乾燥させた青パパイヤのひもはかんぴょうに似て繊維が強い割りに柔らかく味もしみやすいのだそうだ。
今も日本のロールキャベツのひもにタイパパイヤが使われているかどうかは知らないけれど、タイパパイヤのひも自体は作られ続けている。
お値段は1キロ3000円前後。
もちろん事前に遺伝子チェックを行い、海苔巻きなどにも最適なのだそうだ。
評判最悪塩コンブ風パパイヤ
コンビニやスーパーでよく見かける塩パパイヤ(マラコー ケム)。
細く切ったパパイヤに、塩、砂糖、ライム汁などで味をつけ干した菓子。
ずいぶん昔からあるところを見るとタイ人には好評なのだろうけど、日本人にはとても不評な食べ物の一つ。
タイから日本へのお土産で評判最悪なのが練りドリアンでその次ぐらいに評判が悪い。
まず、
「これ、何だろう?」
首を傾げる人が多いようだ。
どんなものなのか見当がつかない。
食べてみれば、
「うげっ!」
酸っぱいような、しょっぱいような、甘いような、未知の味。
でも、どこか酢昆布に似ていてぼくは嫌いじゃない。たくさんは食べられないけどね。
強いて言えば甘塩っぱい梅干かな。
パパイヤは倒れやすい
家に隣接するタイ嫁の実家に隣の家のパパイヤが倒れ込んだ。
パパイアはときとして10メートル以上に育つのだけど、やがては中ほどから折れてしまう。
パパイアの幹が硬いのは外側の部分だけで内側は綿のように柔らかい。
近所の人も倒れたパパイアが電線に当たり、家の配線を全部やりかえるはめになった。
でも呑気なタイの人たちはその危険性を全く認識せずそのまま放置する。
折れたのが夜で実質的な被害はなかったけれど本当に迷惑。
パパイヤが庭に生えている沖縄の人たちはどうしているのかな。
コメント