果物の女王マンゴスチンの正しい剥き方、食べ方、保存法

果物

世界三大美果の一つにして果物の女王、マンゴスチン(マンクット)。タイはマンゴスチンの名産地。日本のマンゴスチンもほとんどがタイからの輸入。その女王の選び方、食べ方、保存法、マンゴスチンセッケン、などについての話。

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万人に愛されるマンゴスチン

見かけは丸っこい赤紫の柿。
えっ、こんなのが女王?と言いたくなるほど慎み深いお姿。
しかし中には神々しいほど美しい乳白色の果肉がお行儀良く並んでいます。
反射的に流れ落ちるよだれ。
パク。じゅるじゅる。
ああ、天国の味。
神は人類に罪な果物を与えたもうた。
適度に甘く、適度に酸味があって、口当たりが良く、ジューシーで、誰にでも親しみやすい味。
食べられない人はまずいないに違いありません。

白いマンゴスチンの果肉

マンゴスチンの中にはハッとするような美しい果肉

果肉は胸にきゅん!とくるような清純な乳白色が本来の色。
それがみかんのように6粒前後に分かれています。
大きな果肉の粒には大きな種があるので小さい種なしの粒の方が食べやすいです。
タイの人たちは大きな種ごとつるんと食べてしまいますが・・・。
ちなみに果肉の粒の数は実の下の花弁を数えればわかります。

マンゴスチン(マンクット)のおいしい季節

タイ国内では4月から10月ぐらいまで出回っていますが、本来の旬は5月から6月。
東部、南部が産地です。

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皮が柔らかいものを選ぶべし

マンゴスチンは木についている状態では未熟の柿のような黄緑色。
それが熟すにつれ赤紫に変わり、古くなると黒紫になります。
赤紫のときは皮が柔らかく手でも剥けますが、黒っぽくなってしまえば包丁でもなかなか刃が立ちません。
買うのなら、へたが緑色をしたもの。皮の柔らかいもの。押してへこむぐらいのをお選びください。
かちかちに硬いのは古くなっています。

若いマンゴスチン

若いうちは緑の柿のようなマンゴスチン

単為生殖によって延々自分をコピーし続けるマンゴスチンは品種がないせいか、ほかの果物ほどには当たり外れがありません。
鮮度にさえ気をつければどんなものでもそこそこ食べられます。
どこまでも愛されやすい果物ですね。

マンゴスチンは包丁で剥く

その愛らしくも地味な外皮はかなり厚いです。
手で縦に割って食べる人もいますが、皮の破片や汁が指につきます。
マンゴスチンの皮は染料に用いられるぐらいなので付着した色はなかなか落ちません。
包丁でぐるりに切れ目を入れてぱかっとふたを開けるように剥く方が楽でスマートです。

黄色い汁のついている実は食べても大丈夫?

マンゴスチンの外皮に黄色い汁が滲み出て硬くなっていることがあります。
樹液のようなものらしいのですが、なぜそうなるのか原因ははっきりわかっていません。
黄色い涙(汗かな)が外皮だけならまったく問題ありませんが、たまに中の実にも浸透しています。
乳白色の実が黄色い絵の具をかけられたよう。
苦みがあるものの食べられなくはないそうです。
外の黄色い涙と中の黄色い絵の具はあまり関係がないようで、残念ながら外から見て判断する方法はありません。

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果肉の一部が透明化してるのはなぜ?

マンゴスチンの果肉は本来美しい乳白色なのですが、たまに透明化(タイ語ではガラス化)している実があります。
これも食べられなくはありませんが、硬くて味もよくはありません。
皮にひびが入っているものはガラス化の確率が高いそうです。
水が多すぎたり少なすぎたり、管理状態の悪い農園の果実に起きやすい症状といわれます。

ガラス化した果肉

ガラス化した果肉

ちなみにぼくは黄色い絵の具の染み出しているやつもガラス化しているやつも思い切って捨てます。
日本では高価なのでそうもいかないでしょうけど、こちらは1キロ100円前後なのでわざわざ我慢しておいしくない実を食べる必要はないと思っています。

保存は冷蔵庫で

日本語サイトでは「マンゴスチンは日持ちが悪い」と書く人が多いですけど、皮が厚いだけあって、むしろほかの果物よりも長持ちします。
家では冷蔵庫に入れっぱなし。
ほかに日持ちのしない果物がたくさんあって、マンゴスチンはたいてい後回し。
思い出した頃食べますが、味はともかく、それほど傷まないようです。

冷蔵庫に入れたマンゴスチン

冷蔵庫に入れると皮は固くなるけど中身は大丈夫

ちなみに11度前後で90%以上の湿度があると2週間程度は持つのだとか。
ようするに新鮮なうちに袋に入れて密封するか、濡れ新聞で包み冷蔵庫に放り込みなさいということ。
早く食べるにこしたことはないですけどね。

冷凍物と生は別物

日本で冷凍物を食べておいしいと感じた方。
タイで新鮮なマンゴスチンを食べればものがいえなくなるでしょう。
冷凍物を食べておいしくないと感じた方。
タイで新鮮なマンゴスチンを食べれば納得されるでしょう。
なぜマンゴスチンが女王と呼ばれるのか。
タイのマンゴスチンを食べてもおいしくないと思うようなら、この世にあなたの舌を満足させるような果物はないかもしれません。

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タイ人は果物の女王を知らない?

イギリスの女王が「タイでおいしいのはマンゴスチンだけね」とか「もっと食べたいのにどうして手に入らないの」とか「持ってきた人にはご褒美あげるわよ」などとツイートしたところから、マンゴスチンは「女王の果物」と呼ばれ、それが転じて「果物の女王」になった、というのが日本では定説になっているようです。
ところがタイでは、イギリスの女王の話どころかマンゴスチンが果物の女王であることさえあまり知られていません。
果物の王とか女王とか騒ぐのはランキング好きの日本人だけなのかもしれませんね。
ちなみに、マンゴスチンが女王と呼ばれる理由についてタイ人は「頭のへたの部分が王冠みたいだから」と説明しています。

マンゴスチンのセッケンは本当にいいのか

日本の女の人たちに愛されているマンゴスチンのセッケン。
タイ土産の定番!と至る所に書かれています。
マンゴスチン、とりわけその皮は、古くから様々な病に卓効があることが知られていました。

マンゴスチンの花

マンゴスチンの花はマンゴスチンの形そのままでおかしい

現代科学がその神秘を解明したところによると、皮にはキサントン(Xanthone)が豊富に含まれ、抗酸化作用、老化防止、免疫力や抵抗力の増加、殺菌作用、血糖値調整、糖尿予防、成人病予防、などの効果が期待できるとか。
その、キサントンを豊富に含むマンゴスチンの皮を使ったセッケンです。
体臭がよく消える。香料、薬品を使わないので身体に優しい。殺菌作用があり、にきび、しみ、そばかすなどに効果的。抗酸化作用、アンチエージングでお肌ぷるんぷるん。などど、なかなか評判は高いようです。

ちょっぴり本音

以前、手当たり次第に果物セッケン、ハーブセッケンを試してみたことがあります。
正直、感動するほどの効果は得られませんでしたが、どれもそこそこには使えました。
お肌つるつる生まれてこの方にきびなど一度も出たことのないおじさんは実験体には不向きだったかもしれません。
ただ、お肌はともかく、ほとんどのセッケンは髭剃りに使うとひどく染みました。
殺菌効果の高いセッケンだから、バイキンだらけのおじさんには危ないのかな。
髭剃りにも使えこれはいいなあと思ったのは、グァバのセッケン。
ちなみにタイ人のつれあいは有名な〇〇〇〇のマンゴスチンセッケンが一番よかったと言っております。
男と女の肌では感じ方が異なるのかもしれません。

大王と女王は嫌われる

ドリアン大王は強烈な体臭ゆえ、ホテルに持込が嫌がられますが、女王様もホテルには嫌われます。
マンゴスチンの皮には赤い色素(草木染の黄茶色系染料として使われる)が含まれていて、汁がシーツやタオルにつくと困るからだそうです。
安ホテルなら多分大丈夫です。

我が家のマンゴスチン

マンゴスチンは高温多湿の温度変化の少ない気候でないと育たない、といわれてますが、けっこう寒さに強く、最低気温10度以下、最高気温40度になる我が家の庭でも順調に育っています。

庭になったマンゴスチン

庭になったマンゴスチンを’採っているところ

桃栗三年柿八年。マンゴスチンはもっと長く実がなるまでに十年以上。
家のマンゴスチンも昨年ごろからようやく実をつけ始めました。
マンゴスチンのすぐ隣にはランブータンと竜眼。
夢の競演です。

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