《食べ頃アボカド》上手な見分け方のコツ

果物

アボカドをおいしく食べるには1にも2にも熟れ具合。ところがこれがなかなか難しい。アボカドは皮の薄いの厚いの、大きいの小さいの多種多様。アボカドを20年食べ続けてきたおじさんがその見分け方のコツを教えちゃうぞ。

 

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アボカドをおいしく頂くコツは熟れ具合

アボカドは食べ頃を見極めるのが何より大切。
未熟なアボカドは硬く苦く、熟れすぎはドロドロ。
ドリアン同様、おいしく頂けるかどうかは熟れ具合にかかっています。
日本で流通しているアボカドはほとんどがハス種で、熟れると色が変わり柔らかくなるため見分けるのはわりと簡単。

でも海外のアボカドは、丸いの、細長いの、大きいの、小さいの、ごつごつしたの、ツルツルしたの、実に多種多様。
中には熟れても色の変わらないやつ、熟れても皮が硬くて指で押してもわからないやつがあり、熟れ具合を見極めるのは容易ではありません。

振った音で見分けることはできない

素人さんはよく未熟果を切ってしまいます。
一度切ってしまえばもう追熟することはなく、いつまでたっても硬く苦いまま。
捨てるしかありません。

熟れると種と実が分離するので、
「振ってコロコロ音のするやつは食べ頃、音がしなければ未熟」
などという鼻高さんもいますが、熟しても種と実が分離しない種があります。

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熟れ具合を見分ける秘訣

で、何度も何度も、未熟、あるいは熟れ過ぎのアボカドを泣きながらゴミ箱にぶち込んきた結果、ようやく、熟れ具合がある程度見分けられるようになりました。
その秘訣を惜しげもなく教えちゃうぞ。
それは、ヘタ(の取れた跡)を見ること。
(なああんだあ、という声が聞こえてきそう)。

木にぶら下がっていたヒモがついていたら切ってはいけません。
採りたてです。
ヒモは取れているものの、その部分が緑色であればまだ未熟。
黒ずんでいれば完熟。
陥没しているやつは腐りかけ。
種類によってヘタ部分の変化が異なり、この方法も完璧というわけにはいきませんが、まあ、かなりの成功率です。
お試しください。

当たり外れが大きいタイ北部産アボカド

タイではアボカドはあまり馴染みのない果物で、食べたことのない人も多いようです。
大手スーパーで売られているアボカドはたいてい輸入物ですが、北部では地元産のアボカドが市場に出回っています。
珍しいのでしょう、お土産に買っていくタイ人観光客もちらほら。

家の畑のアボカド

家の畑のアボカド

北部産のアボカド、当たり外れが激しく、外れは味が薄いうえ水っぽくてゴミ箱にぶち込んでしまうほどまずいのですが、当たれば、
「うそお。何これ。信じられない」
というくらいおいしい。

幻のへちまアボカド

ちなみにぼくが食べた中で一番だと思ったのは、パヤオ県チェンカム産のひょろ長いアボカド。
たまたま仕事でチェンカムに行った義弟が庭先になっていたやつをもらってきてくれたのですが、
「うそお。何これ。信じられない」
と口走ったくらい、ねっとり緻密で甘味のある果肉でした。
その味が忘れられず、今一度、義弟に車で買いに行ってもらったものの、残念ながら木が切られてしまった後。
幻のアボカドとなってしまいました。

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アボカドの食べ方

そのアボカド、ぼくはもっぱら生食。
ぼくの朝食はパンとコーヒーで、普段、パンには野で採れた天然ハチミツを塗っているのですが、アボカドが手に入ったときは塩の花(ナーン県の塩井戸産)をふって潰し、パンにのせます。

アボカドバターとコーヒー

アボカドバターとコーヒー

甘味が欲しい場合は、ハチミツをアボカドに混ぜるのではなく、先にパンに塗っておき、その上にアボカドをのせると甘さが生きておいしい。
ライムはコーヒーと合わないので混ぜません。

それほどではなかったアボカドの炒め物と揚げ物

こんな感じで北部産アボカドを食い続けて20年。
見分け方についてはかなり自信を持っていますが、あらららら。
今朝切ったやつは見事に未熟。
何度も言うようにアボカドの未熟果は硬くて苦く食べられたものではありません。

いつもなら泣く泣くゴミ箱にぶち込むのですが、今回はグーグル様のお知恵を拝借し、アボカドの炒め物と揚げ物に挑戦。
結果は、悪くはない。
でも、もう一度食べたい、と思うほどでもありませんでした。

アボカドの揚げ物

かぼちゃじゃないよ

グーグル様は、
「苦味もとれてすっごいおいしいよ!」
と自信満々だったのに、苦味はかなり残留。
炒めものは肉の脂身そっくり。
脂肪感が半端ないので揚げた方がまだ食べやすいようです。
薄く削いでアボカドチップにもしてみましたが、これはいけました。

でも、娘いわく、
「アボカドはやっぱりわさび醤油だよ」
ごもっとも。

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