《タイに住む人々》タイに中国系が多い理由

タイ人

タイ人といえばタイ族を思い浮かべるだろうけど、タイは中国系、モン族系、マレー系、インド系、実に様々な人種で構成されている多民族国家である、という話。

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三グループに分けられるタイ系

一口にタイ人というけれども、タイにはタイ族だけでなく色々な民族が住んでいる。
中国系、ビルマ系、カンボジア系、モン系、マレー系、インド系。
色は白から黄色、茶、黒まで二十五階調ぐらいあるし、新宿駅のプラットホームに立っていたって不思議じゃない人もいれば、アマゾンのジャングルを駆け回るのが似合いそうな人もいる。
タイ国籍でもタイ族とは限らないのだ。

タイのタイ族系は人口の八割弱で、大雑把にいえば、シャム(中部人)、ラーオ(東北人)、コンムアン(北部人)の三グループで構成されている。
しかし、実際にはこの三グループとも色々な民族と血の交流があって、正真正銘、純度百パーセントといえるような人はかなり少ないらしい。

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タイ経済を支配する中国系

タイ系に次ぐのは中国系で人口の一割以上を占めている。
数え方にもよるのだけれど、バンコクなど半数くらいは中国系の血が混じっているといわれるほどである。
ご存知のようにタイ経済は中国系の手の中にあって、大企業から市場の乾物屋まで、経営者の多くは中国系である。

のんびり屋のタイ系はぶつくさいいながらもその下で働いている。
中国系は金を貯めるのに熱心でタイ系は使う方に熱心だからどうしても分が悪い。

反中感情のないタイ

で、それに対抗するにはどうすればいいかというと、早道は中国系と結婚することである。
金は相手が稼いでくれる。
自分はそれを使うだけ。うっはっはっは。

というわけで、普通、これだけおいしい部分を中国系に持っていかれれば少しは問題になりそうなものだけれど、タイ系と中国系の混血が進んでいるので反中感情がない。
仕方ないや、という感じ。ときには首相まで中国系だ。

繰り返されたタイと中国の混血

タイ人と中国人の混血は今に始まったのではなく、古くから繰り返されてきた。
どうしてかというと、中国からタイにやってきたのが男ばかりだったからである。
昔の旅は辛く厳しいものだった。
それに耐えられない妻たちは故郷で家を守った。

でも、働き盛りの男が女なしに生きていけるはずがない。
故郷の妻に悪いなあ、と思いながらも男たちはタイの女を妻にした。
もし夫婦でやってきてこういうことをすれば、混血でなく流血の惨事になってしまう。

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タイの女が働き者である理由

その頃、タイの庶民の男たちは二十歳から六十歳まで一年のうち半年を兵役、労役で過ごさなければならなかった。
これではまともに働けないし金も貯まらない。
しかも労役は手弁当。
実質、女たちが男を養っていた。
タイの女は働き者だといわれるが、こんなところにルーツがあるのかもしれない。
ともあれこういう状況下では、タイの男より中国の男の方がましだ、と考える女がいても無理はないというものだ。
一緒に暮らせば子供ができる。情も移る。
小金を貯めて男たちが故郷に錦を飾ろうと思ったときはもう遅い。
そのままタイに住みついた。

************* 次ページに続きます。

タイ人
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