《最強コスパのタイ土産》日常使い用セラドン焼き

文化

タイのおすすめ土産に必ずといっていいいほど登場するセラドン。安い。丈夫。味がある。使いやすい。本当にいいです。そのセラドンの特徴や歴史、格安傷物セラドンなどの話です。

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おすすめのタイ土産

《おすすめのタイ土産》という似たり寄ったり、パクリだらけのサイトがいくつもあって、大半は一笑に付すような内容なんですけど、その中に挙げられているセラドンは本当にいいです。
日常使いできる普通のセラドンでしたら安いし手に入れやすいし、何より使いやすい。
落ち着いた色なので日本の台所、料理にも合います。
家では握り寿司なんぞを置くのにも使ってますが、まったく違和感はありません。

セラドンは最強コスパのお土産

セラドンは割りさえしなければ一生どころか孫子まで使えます。
しかもセラドンは厚みがあって丈夫ですからちょっとやそっとでは割れません。

器付きどんぶり

トムヤムなどを入れるのに使っているふた付きどんぶり

その分、重いから持ち運びは大変ですけど(笑)。
後々まで残るちゃんとしたタイのお土産を買うのならセラドンです。

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外国人に人気のセラドン焼き

タイはプラスティックの安物食器ばかり使ってるとか思ってませんか。
一般庶民はその通りです(笑)。
「飯なんて何で食べても同じじゃないか」
タイの庶民は食器に対し、
「これに盛ったら料理がうまかろう」
などという考えを今のところ持っていないので、一般的なタイ人はセラドンのよさをあまり理解していません。

コーヒーカップ

愛用のコーヒーカップ

つれあいもセラドンよりも鶏茶碗や飲料のおまけについていたような食器を使いたがります。
というわけで、セラドンを買うのは比較的素養のあるタイ人、そして外国人が多いです。

 

《ちょっと面白いタイ土産》鶏茶碗とミニチュア焼物
タイ北部ラムパーン県で作られている鶏柄の食器はタイ全土で愛さる庶民的な焼物。そこでは菓子などのミニチュアも作っているのですが、その細工の細かさと安さに感動、土産にも使える、という話です。

セラドン焼き、ここがいい!

一般の方にはあまり知られてませんけど、タイって昔から焼物で有名だったんですよ。
現在タイの焼物で一番知られているのはベンチャロン焼き。
とても美しい焼物なんてすが、お高いしキラキラしていて味噌汁とかにはあまり合いそうもありません。
対しセラドン焼きは柔らかな青と緑(ヒスイ)色が基調。
そして貫入と呼ばれる細かなひび割れ。
これがセラドン独特の味を醸し出しています。
さらにはタイ人の自由な発想で生まれた様々な形。
コーヒーカップから汁物用蓋付き丼まで種類も豊富。
なぜセラドンが売れるのかがわかりますよね。

気持ちよく食事ができ記念にもなる

セラドンに料理を盛れば料理がおいしく感じられます。
日本人は世界でも珍しい目でも料理を食べる民族。
下手な料理でもセラドンを使えば多少はごまかせます。
欲しくなりませんか。
えっ?そんなに料理下手じゃない?
これは失礼しました。

タレ用小皿

タレ用小皿 タイ人は魚のデザインが好きらしい

でもせっかくタイを訪れたのなら買っておくのも悪くはないと思います。
使う度にタイの思い出が蘇りそう。
「これ、いいね」
訪問されたお客さんにセンスのよさを褒められる可能性もありですよ。
ちなみにセラドン焼きの多くはタイ北部で作られチェンマイの店が有名ですが、品物は全国のデパートに置いてあります。

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セラドンの生い立ち

タイの有名な焼き物といえば知る人ぞ知るスンコロク。
スンコロクはスコタイ県にある町、サワンカ ローク(サンカローク)の日本語訛りです。
サワン(カ)というのは、中部にある都市ナコンサワンのサワンと同じ「天国」の意味。
ローグは世界。つまり「天界」。
スンコロク はスコタイ時代にその周辺で作られた焼き物を指します。
この焼き物は南蛮貿易で日本にも輸出され、江戸時代の茶人にもてはやされました。
とても高価だったことでも知られています。
セラドンはその流れを汲む焼き物です。

知らずに使っていた家のセラドン

スンコロクは17世紀頃に途絶え、セラドンもいつの間にか消えてしまうのですが近代になって蘇りました。
現在のセラドン、90年ほど前にチェンマイへ移住してきた人たちが始め、当初は、もち米を水に浸ける甕(かめ)やミヤン(茶の葉。嗜好品)置きなどを主につくっていた、という説があるものの詳しくはわかっていません。
タイ北部はもち米が主食。もち米は一晩甕の種水に浸け、翌朝蒸す習慣です。
「そういえば家でも昔、もち米を水に浸ける甕を使っていたなあ。あれも確かヒスイ色だったが…」
「おおい、昔、もち米を浸けてた甕、どこやった?」
つれあいがお婆ちゃんの家の物置から引っ張り出してきた甕を確かめたら、セラドン特有の色とひび。

モチ米を水に浸けるためのカメ

何十年も使っていたモチ米を水に浸けるための甕

へえ。
そんなこと知らずに何十年と使っていましたが、意外なところで繋がっているものですね。
後、100年もすれば良い値で売れそう(笑)。

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焼物としてのセラドン焼き

セラドンは「青磁」を意味する英語。
タイ語ではスィラードン。
語源はサンスクリット語で、スィラーは「石」のこと。
ドンは「緑」だと主張する人もいるのですが、現代タイ語では「表面、層」などを指します。

かつてのセラドン焼きの特徴は、優しいとろんとしたヒスイ色。
この色は木の灰に田の表面の土を混ぜた釉薬によるもので、もともとは「幸運をもたらす」と信じられている玉の色をなんとか人為的に出そうとしたのだとか。

セラドンの特有の細かなひび

セラドンの特有の細かなひび

そして、貫入と呼ばれる独特の細かなひびわれ模様。
ひびは土と釉薬の収縮に差があるため冷える過程で生まれるそうです。
「えっ、ひびがあったら割れたり洗うのが大変だったりするんじゃない?」
心配ご無用。表面はガラスのようにつるつるした手触りで洗うのはむしろ楽な方です。
確かにひびのところが汚れてくることもありますが、それは手抜き製法によるもので、まっとうなセラドンではありません。

家の超格安セラドン

というわけで、家の食器はセラドンです。
贅沢?とんでもない。
家のセラドンは投売りしていた訳あり品ばかり。
1つが10バーツから30バーツ。みな百円以下。
鶏茶碗より安い。
焼物工場の多いラムパーン県へ行って直接買ってきました。
輸出向け(ほとんどが日本)の規格外品、要するに傷物なのですが、裏の釉薬が少し流れている程度でそれほど目立たず日常使う分には差し支えありません。
ラムパーンではみんな鶏茶碗ばかり買って人気がないからセラドンはこんな値段でないと売れないようです。

セラドンに限らず日本向けの輸出品は、ほんのちょっとの傷があっても突っ返されるので世界中の輸出業者が泣かされていいます。
日本人はとても細かくて誤りを許しません。
まあ、これだからこそ、徹底した品質管理で確かなものを世界に送り出してきた今の日本があるわけですよね。
おかげで、けっこう使える規格外品が市場に出回り安く買えるのはありがたいことです。

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