騙されずに野生ハチミツを買う方法

食べ物など

路傍で売られているハチミツは偽物である可能性が高い。
しかも体に害のあるような偽物も出回っている。
スーパーなどにある市販のハチミツを買うのが
無難といえば無難なのだけど、もしどこかでハチの巣ごと
売っているのを見かければ、それは即買い!
というお話。

 

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正真正銘の野生ハチミツ

タイには野生のミツバチのハチミツがけっこう市場に出回っていますが、中身はたいてい養蜂のハチミツ。
あるいは養蜂のハチミツに混ぜものをした粗悪品。
ひどいものになると着色した水あめや煮詰めた砂糖でハチミツですらありません。
野生のミツバチのハチミツは真贋を見分けるのがとても難しく、こちらに住んでいてもよほどの偶然が重ならないと手に入れることができない貴重品です。
でも安心して下さい。正真正銘の野生ハチミツを手に入れる方法があります。
それはミムの巣を買うこと。

タイのミツバチの種類

タイのミツバチは、トウヨウミツバチ、セイヨウミツバチ、オオミツバチ、コミツバチ、の4種に大きく分類されます。
セイヨウミツバチは近年移入された養蜂用のミツバチで、市販されているハチミツはほとんどこのハチのハチミツ。
野生ハチミツとは通常、オオミツバチ(プンルワン)のハチミツを指します。
閉じた空間に巣をつくらないため養蜂はできません。

コミツバチの写真

普通のミツバチよりかなり小さいコミツバチ

コミツバチ(ミム)はオオミツバチより一回り小さいミツバチ。
このハチの名を知らなかった頃、小さいハチだから適当にコミツバチと呼んでいたのですが、正式名称もコミツバチだったのにはびっくりしました。
木の枝などに丸い煎餅状の巣を作り、オオミツバチ同様、養蜂はできません。

コミツバチの偽物はあり得ない

野生の小さなミツバチ、コミツバチは偽物をつかまされる心配がありません
巣ごと売っていますから騙されようがないんです。
この巣を買ってきて自分で搾るのが正真正銘の野生ハチミツを手に入れる最も確実な方法。
搾り方も簡単ですよ。

出回るのは暑季のみ

ミンの巣は1年に1度、3月から5月頃にしか出回りません。
巣は年中あるのですが、よい蜜が採れるのは暑季のみです。
ハチミツハンターと呼ばれる人たちが野山を駆けまわり採ってきた巣を市場に並べます。

というわけでぼくは雨季までに1年分のミムの巣を買い集め、自分で搾ることにしています。
「見つけ次第、多少高くても買ってこい!」
と、つれあいに厳命しているのですが、
タイミングよくその売り子と出会わなければならないのでなかなか手に入りません。
やはり野生のハチミツは貴重です。

ハチミツの搾り方

蜜は巣の上部に蓄えられています。
これをこそぎとり漉し布の上において一昼夜。自然に滴らせます。
家ではペットボトルを半分に切ったものに濃し布を巻き、その下に瓶を置いています。

ハチミツを自然滴下させているところ

ハチミツが自然滴下。この巣は大型だったのでけっこう採れた。

そしてのまま一晩放置。
巣が小さいので一つの巣からコップ半杯くらいしかとれません。
ミムの蜜は普通のハチミツより粘度が低くてさらりとしているのが特徴です。

完全食品、生ビーポーレン

花粉が詰まった部分はハチミツとは別に取っておき、気が向いたときに食べます。
ようするに生のビーポーレン。
花粉一粒は蜂たちが花をいくつもいくつも飛び回って集めた汗と努力の結晶。
完全食品といわれ、健康に爆発的に効くのだとか。
オートップ(一村一品運動)などで買った乾燥花粉を食べるとなぜか胃が痛くなるのですが、生のものはまったく痛くなりません。

見かければ即買うべし

偽物の多いオオミツバチのハチミツと違い、ミムは本物のみ。
もし見かければ絶対に買いですよ。
家ではこの時期に買えるだけ買っておき、毎朝、パンに塗って食べております。
庭でもときどき竜眼の木とかハイビスカスの茂みとかにミムが巣を作りますが、もう、うまいのなんの。いうことなしです。

蜂の巣採り物語

へっへっへっへ。
今年はミム(コミツバチ)の蜂蜜が手に入らず嘆いておったわけですが、何と何と、庭のリンチー(ライチー、レイシ)の枝にミムの巣を発見。しかも滅多にない特大の巣。
神は我を見捨てず。
青い鳥はどこか遠くではなく身近にいた、というわけ。
ただ、困ったことに太い枝と3本の細い枝に渡って巣をかけているためとても採り辛い。

ミムの巣

庭のライチの枝にできたミムの巣

さてどうしよう。
「ミムは刺さないから大丈夫よ」
うっかりつれあいの言葉を信じ、刺されまくってひどい目に遭ったことがあるので、今回はジャンパー、皮手、ジーパン、ヘルメットで完全武装し突撃。

お日柄もよく、8:30ミムの巣獲得大作戦開始。
まず木の下で火を起し、ミムを煙でいぶす。
しかしミムたちは必死に巣にしがみつき、飛び立とうともしない。
竹で払い落とせば塊のままぼたり地面に落ちるミム。
竹竿の先につけたノコギリでいよいよ巣のついた枝を切る。
つれあいが木に立てかけたハシゴに登り、巣の下に魚をすくうタモ網を差し出す。
「いいか、庭にミムがこんな大きな巣をつくるなんて一生に一度のチャンスだ。うまく受け止めろよ。絶対に落とすんじゃないぞ」
「うん。わかった」
ぎこぎこ。
枝を切られた巣はうまいぐあいタモの中に落ちた。
どさっ。
「あ゙!」
「ワーイ!」
つれあいがしっかり握っていなかったせいか、タモに入った巣はトランポリンにしくじったように跳ね出て、燃やしていた火の中へ。
「・・・蜂の巣、落っこちたどおおお!」
なんて言っている場合じゃない。
落ちた巣をつかみだす。
「あっちっちちち」
巣は灰まみれ。
「バカやろうおおおおおおおお!!!!!!!」

採るのに失敗したミムの巣

受け損ねてたき火の中に落ち砕けたミムの巣

こんなことになる予感がしてたんだけどね。
落ちたり灰のついたところを捨てたりしたもので、結局、得たハチミツは200CCほどでした。
あああ。神、我を笑いたまう
滅多にない大きな巣を完体でみなさんにお見せしたかった。

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