なぜ日本人のタイ語は通じないのか

タイ語

けっこう頑張ってタイ語を勉強したのに通じない。嫌になりますね。でも訳もなく通じないのではありません。そこにはきっと理由があります。その通じない理由は何なのか、という話です。

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理由その1 発音を疎かにした勉強をする

日本人、頭いいので文法とかは得意。
でも実践、発音は苦手。
たとえば学習書を買って独学しようとすると、最初にある発音の課をたいていすっ飛ばしてしまいます。
なぜかというと頭を使ってどうなるものではなく、口、舌、のど、という実技の領域だから面倒なんですね。
挨拶の仕方とか語の並べ方とかを先にして発音なんか後回しでいいやと思っちゃう。
ぼくもそうでした。

これが通じないタイ語が生まれる第一の原因。
最初に発音の勉強を疎かにすると後々大変な苦労をすることになりますし、勉強した時間が無駄になりかねません。
でも発音の勉強って、容易でないしつまらないんですよね・・・。

理由その2 タイ語は日本語と違うことがわかっていない

これ、けっこう多いです。
みなさんカタカナでしゃべってます。
カタカナでいくらタイ語風に話してもあまり通じる心配はありません。
タイ語と日本語は違うんです。
当たり前のことですが、この当たり前のことを理解している人は多くないです。

では、なぜカタカナでは通じないのでしょうか。
ローマ字で日本語を書いて見ればわかりますが、日本語は子音+母音で成り立っています。
たとえば ka,te,hu,すべての子音に母音が寄り添っているでしょう。
これが問題。
タイ語は子音+母音、または、子音+母音+子音で成り立っています。
タイ語を勉強した方ならすでにご存じですよね。
このお尻につく子音を末の子音、末子音と呼ぶのですが、カタカナ発音だと末子音の後ろに余計な母音がくっついてしまいます。
たとえば tap だと tapu という具合。
母音の u がついた時点でまったく別の語になってしまうんです。
これではタイの人にわかるはずがありません。

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逆にタイ語をカタカナにする場合、一番頭を悩ませるのも末子音です。
たとえば、パット パック(野菜炒め)。
タイ語では phat phak で、トとクの部分は末子音。でも日本語のトは to でクは ku です。
まったく違うでしょ。
でも末子音を表す方法がないのでこう表すしかありません。
末子音を飛ばして パッ パッ なんて書いたらますますわかんなくなっちゃうしね。

理由その3 母音をいい加減に処理している

タイ語の母音は基本9種あって、ちょっと口を横に引っ張るウとか、口をすぼめるウとか、
日本人からすれば実に曖昧な音です。
でもタイ人にとってその曖昧な音はまったく異なる音に聞こえる、ということを理解した方がいいと思います。
曖昧のまま放置しておくといつまで経っても曖昧なよくわからないタイ語から脱却できません。

母音て想像以上に大切ですよ。
すべての単語に影響がでるのですから。

理由その4 有気音、無気音を意識していない

タイ語は息を強く出して発音する有気音と息を出さずに発音する無気音を区別します。
日本語はこの区別をせず、場合により有気音になったり無気音になったりするのですが、タイ語は両者を厳格に分け、息を出すか出さないかで言葉の意味がまったく違ってきます。
ですから、料理店でカイ(鶏。息を出さない)料理を注文したつもりでも、カイ(卵。息を出す)料理が出てきたり、バナナ(コエ)といっているつもりでも、タイ人には○○○に聞こえ、大笑いされる、といった現象が起きるわけです。
タイ語を話すときは常に有気音か無気音かを意識して置かなければなりません。

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理由その5 声調が間違っている

タイ語には音を高くあるいは低く発音する五種の声の調子、声調があります。
そして、声調が異なれば語の意味もまったく変わります。
この声調は母音とか末子音とかよりは日本人にとって理解しやすいです。
音の高低なのだから歌のつもりで覚えればいいんですよ。
なのにけっこう間違えてしまいますね。
理解できないのではなく、とっさに正しい声調が出てこない。
一言で言えば練習不足です。

理由その6 母音の長さが曖昧

タイ語は短母音と長母音を厳格に区別します。
この重要さを理解していない人は少なくありません。
たとえばバンコク。
あれ、元はバーン コークなんです。
タイ語の長母音は日本語の長母音より多少短めなもので日本人は短母音で発音してしまう傾向にあります。

チェンライとチェンラーイ。
日本人からすれば似たようなものでこれくらい通じるだろうと思ってしまいますが、タイの人は首を傾げてしまいます。
タイの人たちが日本語を発音すると、ア、イ、ウ、と短母音で区切るように発音するか、アーイーウーという具合に長母音で間延びするように発音するかになってしまうのはこの理由によるものです。
ほんの少し長くなるか短くなるかで意味が違ってきますのでしっかり区別をしてください。

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大まかにいえば以上が日本人のタイ語が通じない理由です。
自戒の念を込めて。

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