カオマンガイの正しい食べ方と絶対にやってはいけないこと

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カオマンガイとは

カオカンカイとは、鶏のスープで炊いたご飯にゆでた鶏をのせた鶏飯(チキンライス)。
タイ語で、カオ(ご飯)マン(脂)カイ(鶏)。
カオマンは、油脂で艶々したご飯、の意味です。
従って普通のご飯を使ったものはカオマン カイではありません。

発祥国は中国海南島。
華僑により、シンガポール、マレーシア、タイ、などに伝えられたと言われます。
カオマンカイはタイ語。タイで独自発展した海南鶏飯を指します。
主に大衆食堂や屋台、フードコートで食べる一皿料理です。
本来は朝食、昼食用の料理でしたが、今は夜でも食べられています。

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カオマンガイかカオマンカイか

結論からいえばタイ語はカ行とガ行の区別が曖昧なのでどちらも間違いではありません。
ただ、ガとした場合、トムヤムクンなどもトムヤムグンと表記すべきでほかのカタカナタイ語と整合性がとれなくなります。というわけで本サイトではカイとしておきます。

持ち帰り用カオマンカイ

持ち帰り用カオマンカイ

 

カオマンカイの注文の仕方

カオマンカイの注文は簡単です。
空いている席につき「カオマンカイ」と一言。
これすら面倒であれば、鶏を指差すだけでもたいていわかってもらえます。

鶏をがっつり食べたいときは別皿注文

普通は最初からご飯の上に鶏肉をのせていますが、鶏とご飯を別皿で注文することも可能です。
鶏をがっつり食べたい、数人で一緒に囲んで食べたい、あるいはビールのつまみにしたい、という場合は別皿にしてもらいます。
タイ語では「イェーグ カイ(鶏を分けて)」とか言いますが、これくらいならゼスチャーでも大丈夫でしょう。頑張って下さい。
この場合、肉の量が増えるので代金も当然それに合わせて高くなります。
価格は通常、1皿が40バーツ前後。鶏を分けると量にもよりますが、100バーツくらいかな。

モンティエンホテルの高級カオマンカイ

モンティエンホテルの高級カオマンカイ

 

カオマンカイの正しい食べ方

カオマンカイを注文すると、カオマンカイ、タレ、薬味、スープ、がセットで運ばれてきます。
薬味は生姜と唐辛子で、料理にのせた後、タレをかけても良いし、タレに混ぜてもかまいません(最初からタレと薬味を混ぜている店もあり)。
鶏をタレにつけるのではなく一般にはタレを鶏にかけます。
スープはそのまま飲みますが、ご飯をすくったスプーンをスープに浸しスープと一緒に食べて口を潤す人もいます。

絶対にやってはいけないこと

カオマンカイに限りませんが、絶対にやってはいけないのがスープを飲む際、味噌汁のようにスープの椀を持ち上げ口をつけてすすること。
食器を持ち上げないのがタイの基本的マナーです。
椀に入ったスープでもスプーンですくって頂きます。

 

外さないカオマンカイ屋の選び方 

私たちにとってカオマンカイはご飯に鶏を載せただけのファストフード。
でも店側はそうではありません。
朝の三時頃に起きて鶏を煮たり別に内臓をゆでたり、ご飯を炊いたり、スープやタレを作ったり、思うより大変な作業に追われています。

というわけでカオマンカイ屋のメニューは基本、カオマンカイとサテ(イスラム風鶏の串焼き)のみ。
ほかのメニューまで用意する余裕がないそうです。
逆にいえば、カオマンカイ一本でやっていけるほどタイ人はカオマンカイが好きなんですね。
そしておいしいカオマンカイを食べるのなら、ほかのメニューと一緒に1日に1羽とか2羽とか売っている店でなくて、こういうカオマンカイしかないカオマンカイ専門店を選ばなければなりません。
目印は店先のガラスケースにぶら下げられた丸ゆでの鶏。
ここにたくさんの鶏が揺れていれば間違いないです。

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