大根より安い青パパイヤの意外な食べ方
青パパイヤで漬物を作ってみました。
なぜ青パパイヤなのか。
ここでは大根より青パパイヤの方が手に入れやすいのです。
種を捨てておけば勝手に生えてくるし、他所で種を食べた鳥が糞をして生えてくることもあります。
ようするにタダ。
しかも通年収穫できます。
果物として食べないの?と思われるかもしれませんが、おいしい実のなる木は意外に少なく、未熟果を野菜として利用することの方が多いです。
パパイヤの採り方
まずは畑になっている青パパイヤを採ってきました。
青パパイヤの採り方は簡単。
棒で突いて地面に落とします。
注意点としては、少し離れた位置に立つこと。
大きいものは3キロほどあるし硬い。
落下したパパイヤが直撃、頭が陥没した事件がありました。
熟したパパイヤは地面に落とすと潰れてしまうので網を使います。
青パパイヤの漬物レシピ
1.皮を剥く。
2.塩水に一晩下漬け。
3.食べる大きさに切る。
4.醤油10、酢3、砂糖1の調味液を火にかけよく冷ます。
5.パパイヤを網に入れて洗濯機で脱水。
6.調味液に漬けて出来上がり。
上は徳之島のお婆さんのレシピを参考にしたものなのですが、食べ物を洗濯機に入れる発想がなかったもので「洗濯機で脱水」には笑いました。
以前、日本のメーカーが洗濯機を中国で販売したところ「すぐに壊れて使い物にならない!」とクレームが続出。
原因を調べてみると、農家が収穫したジャガイモ洗うため泥が詰まって故障するのでした。
メーカーは「そういう使い方をしないでください」と注意書きをして対応。
ところが現地メーカーは、
「それならジャガイモも洗える洗濯機を作ればいいじゃないか」
開発にのりだし大ヒット。
という逸話を思い出しました。
そのジャガイモ洗濯機を契機に躍進したのが今や世界的メーカーになったハイアールだそうです。
青パパイヤの漬物最高
一晩漬けたパパイヤを味見。
パリッパリ。
おお、これこれ。
食感についていえばパーフェクト。
よく考えればソムタムだってパリポリですよね。
青パパイヤすげえ。
味は…まだまだ改善の余地がありそうです。
参考までに
やり方を変え以下の3通りで漬けてみました。
1.刻んで洗濯機にかけ水分を抜いた後調味液に一晩
よく漬かって食感はよかったけれど日本の醤油とタイ醤油は塩分濃度が違うのか滅茶苦茶しょっぱい。
2.パパイヤを刻まずそのまま調味液に6時間
外側だけ色が変わり中は薄黄色のまま。そのわりにはけっこうしょっぱい。
3.調味液に水を加えひと煮立ちしたのちそのまま調味液に2晩
しょっぱくはないけれど色も食感も味もなんか今一つ。
思い通りにはいきませんでしたが、調味液の問題なので頑張ればおいしい青パパイヤの漬物ができると思います。
これでまた恋しい日本食が一つ減りそう。
漬物は日本だけではない
タイにも漬物はあります。
一番ポピュラーなのが高菜(からし菜)。
普通は、炒め物やスープにしますが、そのまま食べても悪くありません。
このほか、中華系の、沢庵、ザーサイ。
山岳民族系のらっきょう、があります。
でも沢庵やザーサイは本来、炒め物などに入れる材料。
塩抜きが必要です。
らっきょうはとんでもなく辛いので家では辛子抜きをしています。
**************
コメント