理解不能、恐るべし中国ソーセージ
中国腸詰、中国式ソーセージ。
初めて食べる誰もがびっくりするソーセージです。
ソーセージは塩味だ、とばかり思い込んでいるところにまさかの甘味。
そう、中国ソーセージは砂糖たっぷりなんです。
しかも、パリッではなくもちゃっとしていて2度目のびっくり。
慣れるとこの甘さともっちゃりが逆によくなるんですけどね。
順応力の低い人はもう入口の所で引き返しちゃいます。
中国ソーセージとは
中国ソーセージ、製法によって大きく香腸と灌腸の2種類にわけられるそうです。
香腸は中国式腸詰。
砂糖、塩、酒、香辛料、などを加えて練った挽肉を腸に詰め天日で乾燥させます。
灌腸は西欧の影響を受けた腸詰で、腸に詰め込むまでは香腸と同じですが、水煮や燻煙という異なる工程があるのだとか。
タイでも人気の中国ソーセージ
中国ソーセージ、タイでもごく一般的な食材です。
タイ語のサイトをみると灌腸、とあるのですが、製品には香腸と書かれていることが多く、どちらに属するソーセージなのかはわかりません。
タイ語でクンチアンといいます(潮州語由来で腸詰の意味)。
クンチアンは近年人気の台湾香腸とは異なり、乾燥させた硬いタイプ。
豚(クンチアン ムー)、鶏(クンチアン カイ)、魚(クンチアン プラー)、があり、当たり外れが大きいですが、おいしいものは本当においしいです。
大手スーパーなどで簡単に手に入ります。
タイ風中国式ソーセージ クンチアンの正しい食べ方
一番簡単なのはフライパンで焼く方法。
味がついてますのでそのまま頂けます。
中国ソーセージの焼き方
クンチアンはフライパンで焼くのが簡単なのですが、すぐに焦げたり全体に火が通らなかったりすることがよくあります。
そういうときは水煮炒め。
クンチアンをフライパンに入れ、水を少々加えます(沸騰してからクンチアンを入れるという人もいます)。
そのまま弱火で炒めると、水が飛びクンチアンから油が出てきてよい具合に焼ける、のだそうです。
実際にまだやったことがないのでうまくいくかどうかはわかりません。
レンジで熱を通す
ぼくは面倒なのでレンジでチンするのですが、クンチアンは砂糖と脂を含んでいますのでたいてい焦がしてしまいます。
こういう場合も水を使うとよいそうです。
器にスライスしたクンチアンを入れ、水を少し注ぎ、ハネが飛ばないようゆるく蓋をします。
熱し過ぎない程度にチンをして水を捨てれば出来上がり。
水の加減が少し難しそうですね。
スライスしたクンチアンに水をまぶし、皿に並べてチンする人や、少し長めに切ってチンした後でスライスする人など、みなさん色々工夫していらっしゃる。
クンチアンがそれだけ焦げやすい、ということですね。
中国ソーセージ クンチアンを使うタイ料理
・クンチアン炒飯(カオパット クンチアン)
ข้าวผัดกุนเชียง
クンチアンを具にした定番の炒飯。
・クンチアンのカパオ炒め(クンチアン パット カパオ)
กุนเชียงผัดกะเพรากรอบ
和名ガパオ炒めの肉の代わりにクンチアンを使った一品。
・クンチアンのライムサラダ(ヤム クンチアン)
ยำกุนเชียง
クンチアンをメインにした料理ではこれがおすすめ。
クンチアンのまったり系とライムのさっぱり系がうまく調和。
・クンチアンの炊き込みご飯(カーオオップ クンチアン)
ข้าวอบกุนเชียง
クンチアンの滋味甘味がご飯に染みて意外なおいしさ。
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