ライチの正しい食べ方と知識

果物
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なぜ日本で生ライチが出回っていないのか

生ライチ(レイシ、リンチー)は危ないから冷凍ものを食べるよう推奨する人がいる。
果物は生で食べるものなのにおかしなことだ。
そもそもなぜ日本でリンチーといえば冷凍なのだろう。
一つはリンチーがとても繊細な果物で生での流通に向かないこと。
木からもいだとたん味が変質をはじめ2日もすれば鮮やかな赤だった皮は真っ黒になってしまう。

新鮮なリンチーは鮮やかな赤色

新鮮なリンチーは鮮やかな赤色

もう一つはリンチーにはミバエなどの害虫がつきやすいため。
もしこれらの害虫が日本に入ってくれば農業に大打撃を与えてしまうので生が持ち込めない。
生で持ち込まれている果物はたくさんあるじゃないかと思われるかもしれないけれど、あれは殺虫(蒸熱)処理をしている。
もちろんリンチーも殺虫処理をすれば持ち込める。
でも、上に書いたようにとても傷みやすいため、もし、検疫で数日間足止め、ということになると全部廃棄処分になってしまう。
リスクが高いのだ。

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1日の適量は10個の根拠

リンチーは1日に10個、と書いている記事が多い。
しかし、その根拠を挙げているサイトはなかったので調べてみたところ、各国が推奨する1日の果物摂取量が200~300gであることがわかった。
家のリンチーは1個25g前後だから10個でだいたいこの範囲内に収まるということだ。

生ライチを食べると本当に死ぬのか
庭と畑に6本のレイシの木があり、生レイシを40年ほど食べ続けてきたのだが、近年「生レイシを食べると危険!」などの記事が目に付くようになった。それは本当なのだろうか、という話。

生リンチーは寄生虫が危ない!は本当か

生リンチーが危ない理由の一つに「生リンチーには寄生虫がいる」と書くサイトがいくつかあったのだけれど、いくら調べてもその根拠が出てこなかった。
恐らくリンチーに入っている蝶やガの幼虫を見て寄生虫と勘違いしたのだろう。
付け加えれば、野菜、果物、肉、魚、水、土、ペット、虫、寄生虫なんてどこにでもいる。

今日もリンチーをむさぼり食べている

今日もリンチーをむさぼり食べている

リンチーに入っている虫

リンチーを食べていると虫のようなものが出てきて驚く人が少なくない。
リンチーは虫の付きやすい果物。
多くは蝶やガの幼虫で無害なのだけれど、気になる人は頭の部分を剥いて虫の有無を確認できる。
そこが黒ければ虫が入っていて白ければ大丈夫(少なくとも目には見えない)。

正常な実の頭はこのように白い

正常な実の頭はこのように白い

「冷凍でも新鮮でない実には虫が入っている場合もある」
と面白いことを書いているサイトもあった。
残念ながら、枝についている実をもいで食べても虫は入っている。
冷凍だからといって虫が入っていないことはないし鮮度にも関係がない。

「生で数日放置しておくと虫がわく」
と書く人もいた。
これは恐らく卵が孵って幼虫になったのだろう。
あり得ないことではない。

楊貴妃の愛した激うまフルーツライチ
果物界のプリンセス、リンチー(ライチ、茘枝)は品があってとてもおいしい果物。でも彼女はとてもデリケート。旬が短く変質しやすいので本当においしいリンチーは産地以外で味わうことができません。今回はそんな知られざるリンチーのおいしさを伝えます。

リンチーの正しい食べ方

・ドリアンでもマンゴーでも熱帯の果物には体質に合う合わないがあるので最初は少量食べて様子を見る。

・よく熟れた実を選び、未熟な実は食べない。

・なるべく空腹時は避ける。

・頭の方から剥き虫の確認をする(虫が入っていても実は無害)。

・爪で剥けるけれど、爪の弱い人はナイフで頭に切れ目を入れると良い。

・保存が効かない果物なのでなるべく早く食べる。

・皮が黒くなっても食べられるけれど、味もそれなり。

庭の木になったリンチー

生と冷凍は別物

リンチーこそは鮮度が命の果物。
たいていの果物は完熟前に収穫して追熟させるのだが、リンチーは枝から離れた瞬間から味が落ちていく。
本当にもぎたてがおいしい果物なのだ。
産地の者しかこのおいしさを知らないのはとても残念。

今年はすでに8キロ以上食べた

今年はすでに8キロ以上食べた

日本では冷凍ものが主流だけれど、生と冷凍はまったく別の果物といって良いのではないかと思う。
だから、冷凍ものばかり食べていると、フレッシュなリンチーを食べたとき「今まで食べていたものはいったい何だったの?」と驚くくらいの感動を味わえる。
こう考えると冷凍ものも悪くはない。    

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