裏庭で天然ハチミツを見つけた
タイでは年に1度、3月4月頃に天然のハチミツが出回る。
養蜂ではない野生のミツバチのハチミツだ。
ぼくはこのハチミツを朝食のパンに塗って食べている。
ところが年々入手が困難になり、去年はついに市販のハチミツを買わざるを得なくなった。
今年も諦めていたところ、裏庭のハイビスカスの茂みに大きな巣を発見。
しかも手の届くところにあって採りやすい。
もう大興奮。
コミツバチの巣の採り方
この時期に出回るのはほとんどがコミツバチという小さなミツバチのハチミツ。
コミツバチは木の枝を包み込むように蜜の貯蔵部を作り、その下に育児室をぶら下げる。
直径二十数センチ前後の丸い1枚巣板だ(今回はちょっと変わった形をしていた)。
ちなみに枝は巣の落下を防止するためのものでコミツバチ特有の作りなのだそうだ。
巣の採り方は簡単。
まず巣にびっしり張り付いているハチを払い落とす。
本当は煙が効果的なのだけど火を使うと近くのバナナの枯れ葉に燃え移る可能性があったので手袋をした手でどいてもらった。
コミツバチは大人しく滅多に刺すことがないし、ワーンと一斉に飛び立ったりもしない。
懸命に巣にしがみついているのがあないとし。
あらかたハチを払ったら巣のついている枝を切り離す。
ハチミツ採れたどおおおお!
いつもだったら育児室には蜂の子がびっしり入っていて巣ごと蒸し焼きにするのだけれど、時期が遅めだったので蜂の子は入っておらず生花粉もなかったのは残念。
花粉は食べつくし子蜂たちは外に出て働くようになったのだろう。
ハチミツは200㏄ほど採れた。
それにしても家の庭、自然が豊か。
村でも庭で毎年のようにハチミツが採れるところはほとんどない。
昨日は玄関のドアの隙間に分封したミツバチが巣を作ろうとぶんぶん飛び回っていた。
いくら天然ハチミツが貴重でも玄関を占領されてはかなわない。
ミツバチは刺すしね。
仕方ないのでアースの殺虫剤を撒き追い払った。
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