4月は暑い
タイの4月は最も暑い月であります。
とにかく暑い。
日本でいえば盛夏の8月。
なので夏休みもあります。
簡素な校舎がほとんどのタイ。気温が35℃を超えると勉強どころではありません。
ちなみにタイの学校の夏休みは3月中旬から5月の中旬まで丸々2か月。
「長すぎる!」「食事の準備や世話が大変!」
日本だとクレームの嵐でしょうね。
この時期、最も暑いのはタイ西部、カンチャナブリー、ターク地方。
次いで北部、メーホンソン、スコタイ、ラムパーン、ナーン地方。
北部の場合、最高気温はバンコクや南部より高くなりますが、朝方は幾分気温が下がります。
逆にバンコクや南部の最高気温はそれほどではないものの最低気温が高く湿度もあるためとても寝苦しいです。
タイの最高気温
ヤフーニュースで、 4月16日タイ国内最高気温更新、ターク県で45.4℃を記録。と、報じられましたが、タイ側の記録をチェックしてみますと44.6℃。7年前、メーホンソン県で記録された国内最高気温と同じでした。
どっちが正しいのかわかりませんが、だいたい45℃ということらしいです。
ちなみに日本の最高気温は浜松と熊谷の41.1℃。
日本の夏もかなりのものです。
雨季の訪れを告げる嵐
4月5月は乾季と雨季の端境期。
ぼつぼつ雨が降り始め、北部、東北部では夏の嵐(パユ ルドゥー ローン)と呼ばれる嵐がやってきて各地に被害をもたらします。
大きな雹が降るのもこの頃です。
大気汚染は雨とともに去る
2月3月は乾季。雨が降らないため草木が枯れ、タイ北部やその周辺では野焼きをします。
枯草を焼くと草を刈る手間が省ける、キノコがよく出る、狩りがしやすくなる、といった理由です。
その煙が北部を中心に空を覆い、連日「pm2.5濃度基準値の〇倍!」などと報道されます。
この煙害、世界最悪ともいわれ、晴れているのに曇った感じで遠景が霞むどころかまったく見えなくなるほど。
だいたい4月の中旬には夏の嵐が汚れを洗い流してくれるのですが、近年は全体に季節がずれ、長引く傾向にあります。
*大気汚染を少しでも減らそうと1月から4月にかけて戸外での焼却一切が禁止されます。庭で落ち葉やゴミを燃やしてもいけません。
今年、ぼくの住む村周辺では2月から4月15日まで禁止令が出されましたが未だ空は暗い状態。庭に溜まっている選定した木を燃やしていいものかどうか悩んでます。禁止のお触れは出るものの、解除のお触れが出されないのはタイらしい。
*2月~4月は雨が降らずpm2.5の濃度が高まるためバンコクでも大気汚染が深刻になります。
北部のpm2.5は野焼きによるものですが、バンコク周辺は工場の煤煙や車などの排気ガスが原因といわれます。
コメント
はじめまして。45年前にドンムアン空港で、ただいま!と思って以来、行ったり来たりしています。
「タイの常識・非常識」にはずいぶんお世話になりました。
にも関わらずブログは存じ上げませんでしたが、イエローオイルから辿り着き、好きな文章だなぁと読んでいて、どなただろうと思ったら著者さんでした!
感激しています。
退職をしたので昨年1月よりタイと日本半々で生活しています。
これからもブログも楽しみにしております。
あの本をご存知とはなんとマニアックな。
ブログは数年前から始めました。
何度も心が折れそうになって、その都度、こういう暖かいお便りをいただき、今に至っているしだいであります。
喜んでいただけるよう頑張ります。