2月、3月頃、乾季のタイで車を走らせていると目に鮮やかな黄色が飛び込んできてハッとすることがあります。路傍に植えられているゴールドツリー(コガネノウゼン、イペー)の花です。
その見事さといったらありません。
花咲じじいが灰をまいたように木いっぱいに咲いている黄色い花は青空にとてもよく映え、つい車を止めて眺めたくなるほど。
花に興味のない人でもその美しさには目を惹かれます。
ゴールドツリーは中南米原産でブラジルの国花なのだとか。
タイ語では「チェンライの黄色(ルアン チェンライ)」と呼ばれます。
Tabebuia chrysotricha (Mart. ex DC.) Standl. (現在は属名が Tabebuia からHandroanthusに変更)
チェンライ県のメーファールワン大学やピサヌローク県の大学の構内には有名な並木があります。
バンコク周辺では同じゴールドツリーをルアン プリディーヤートーンと呼びますがルアン チャンライとは少し種類が異なるようです。
Tabebuia argentea Britt.
こちらはスパンブリー県の花街道がよく知られています。
ちなみにタイの国花はゴールドツリー同様、黄色い花を咲かせるゴールデンシャワー(ナンバンサイカチ)。
黄色い藤のような見事な花房をぶら下げます。
ゴールデンシャワー、雨季入り(6月前後)の曇天に咲く炎のような火焔樹。いずれも素晴らしいですけど、個人的には地元の ルアン チェンライが一番好きです。
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