タイ料理に使われる唐辛子の種類と辛さランキング

スパイス、ハーブ

タイでは数十種類の唐辛子が栽培されていますが実際によく使われているのは数種。世界に冠たる辛さのタイ料理。辛さの源である唐辛子の話です。

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タイ料理によく使われる唐辛子

タイ料理によく使われている唐辛子は以下の通り。
辛い順に並べています。

辛い唐辛子
・小型唐辛子 キーヌー スワン
・小型唐辛子 キーヌー
・中型唐辛子 チンダー
・中型唐辛子 チーファー

辛くない唐辛子
・大型唐辛子 プリック ユアック
・小型唐辛子 プリック ワーン(ピーマン、パプリカ)

タイの唐辛子辛さランキング

基本的にタイの唐辛子は小さくなるほど辛くなります。

1. キーノック 10万~22万スコヴィル
2. キーヌー スワン、カリアン 7万~10万スコヴィル
3. キーヌー、チンダー 5万~7万スコヴィル
4. チーファー
5. ヌム 3万スコヴィル以下
5. ユアック 1万スコヴィル以下

ちなみに日本のタカノツメは5万、ハバネロが35万スコヴィルぐらい。
世界で最も辛いと認定されているのは今のところキャロライナ リーパーという品種でおよそ220万スコヴィルだそうです。
これくらいになると防護服を着ないと扱えないというのですから食材としては不適格。
辛いだけでは意味がありません。
この点、キーヌーは十分辛くておいしいのでお勧めです。

タイの大型唐辛子

プリック ワーン

「甘い唐辛子」の意味で、ピーマン、パプリカのことです。
一般にピーマンとパプリカの区別はされていません。
サラダとか焼いてステーキに添えるとか主に西洋風の料理によく使われています。

タイ人はこの唐辛子をぼりぼりかじる

タイ人はこの唐辛子をぼりぼりかじる

プリック ユアック

黄緑色で大型の唐辛子です。
プリック ヌムと同じ黄緑色ですがずっと短くずんぐりした感じです。
辛味はほとんどないか弱いですが栽培の仕方によってはかなり辛くなることもあります。
炒め物によく使われる唐辛子です。

プリック ユアックは辛味が弱く食べやすい

プリック ユアックは辛味が弱く食べやすい

プリック ワーンとプリック ユアックの違い
プリック ワーン(甘唐辛子)はピーマン、パプリカ。
プリック ユアックは黄緑色の大型唐辛子。
でもこの2つは混同されていて人によっては逆に呼ぶこともあります。

プリック ヌム

大型で長い黄緑色の唐辛子です。
主に北部の名物料理ナムプリック ヌムに使われます。
ナムプリック ヌムは唐辛子やシャロットを手臼でついた辛子ペーストで、これにモチ米を押しつけて食べます。

プリック ユアックとプリック ヌムの違い
同じ黄緑色ですが、長いほうがプリック ヌム、太ってずんぐり短躯なのがユアック。
プリック ヌムは辛くユアックは辛くありません。

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中型の唐辛子

プリック チーファー

艶のある鮮やかな赤、もしくは濃い緑の中型の唐辛子です。
そろって上向きになる実が印象的なため「空指し唐辛子」と呼ばれます。

たぶんチーファー

たぶんチーファー

プリック チンダー

チーファー唐辛子同様上向きになりますがチーファーより小さく細身です。

細身のチンダー唐辛子

細身のチンダー唐辛子

プリック チーファーとプリック チンダーの違い
この二つはかなり混同されておりチンダーをチーファーと呼ぶ人が少なくありません。
地域によっても変わるのですがバンコク周辺では辛味が弱く大型のものをチーファーといっています。

小型の唐辛子

プリック カリアン

「カレン族の唐辛子」という名の小型唐辛子。
表面がツルツルではなく幾分でこぼこしていて色が淡いのが特徴です。

けっこう辛いカリアン唐辛子

けっこう辛いカリアン唐辛子

プリック キーヌー

(日本では一般にプリッキーヌーと呼ばれているようです)

茎が木質化するキダチトウガラシに分類されるタイ唐辛子の代表品種です。
キーヌーは「ネズミの糞」の意味。
タイの人たちは「糞(キー)」という語が好きでたまらないようでこのほかにもキーを冠した食べ物や植物がいくつもあります。

キーヌーかキーノック

キーヌーかキーノック

プリック キーヌー スワン

キーヌー唐辛子の一種です。
スワンは、庭、畑、園、などの意味。
ツンとくる特有の香りがあるためキーヌー ホーム(香り)と呼ぶ人もいます。
料理人や辛味ツウに愛される唐辛子です。

キーヌースワンはとても辛くて香りよい

キーヌースワンはとても辛くて香りよい

プリック キー ノック(キーヌー ノック)

キーヌー唐辛子より一回り小さな唐辛子。
鳥糞唐辛子という意味です。
これが流通している唐辛子の中ではタイ最強、最も辛い唐辛子だといわれています。

何唐辛子を使うか-唐辛子の選び方

同じ料理でも、生、乾燥、どんな品種の唐辛子を使うか、どのくらい入れるか、で味が変わります。
選ぶ基準は辛さと香りです。

鳥が庭に糞をして生えてきた唐辛子

鳥が庭に糞をして生えてきた唐辛子

どんな唐辛子を使うかは好みですが、タイでは辛さよりも香りに重点を置いて選ぶ人が多いようです。
確かにときどき唐辛子のすごくよい香りが漂う料理に出会うことがあります。
トムヤムなども本当においしいものはコブミカンとかガランガの強烈な香りの奥に唐辛子の香りも混じっています。
でも香りのよい唐辛子ってたいてい滅茶苦茶辛いんですよね。

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