タイ、新型コロナウイルス感染拡大収まらず

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サムットサーコーン県でクラスター発生。エビの仲卸をしていた67歳女性の感染を皮切りに連日数百人規模で感染が拡大。サムットサーコーン県の市場で仕入れなどを行っていた業者や関係者によって23県に飛び火し今後も感染者数は増える見通し。
サムットサーコーン県のロックダウン、周辺県の学校閉鎖、全国共通試験中止、年末年始のカウントダウンイベント中止など大きな影響が出ている。
今後のなりゆき次第では移動制限、全国的なロックダウンもあり得るかも知れない。

タイの最新現地事情とニュースのかけら
あちこちでクラスターが発生しさらに広がりを見せているタイのコロナウイルス感染状況。一般へのワクチン接種が6月より開始され在住外国人も無料で接種が受けられる、などのニュース。
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感染23県に拡大

サムットサーコーン県の中央エビ市場に端を発した集団感染は県外へも飛び火し23県に広がっている。
感染が確認された県は以下の通り。

チェンマイ、ウッタラディット
ペッチャブーン、ナコンラーチャシマー

サラブリー、パトゥムタニー、アユタヤ、ノンタブリー、バンコク、サムットプラカーン、スパンブリー、カンチャナブリー、ナコンパトム、サムットソンクラーム、ラーチャブリー、ペッチャブリー、プラチーンブリー、チャチュンサオ、チョンブリー、ラヨーン

プラチュアップキリカン、チュムポーン、ソンクラー

なぜこれほどまでに広がりを見せているかというとサムットサーコーン県の中央エビ市場やマハーチャイ市場で魚介類を仕入れ各地方で販売をする人が多いため。
卵の黄身、つまりクラスター発生の中心地である中央エビ市場近辺の数千人を対象にウイルス検査を行ったところ、この地域での感染率は44%、4キロほど離れた地区では14%とのこと。

*感染の発端となった市場と4000人の外国人労働者が暮らすその周辺の地区は現在有刺鉄線が張り巡らされ地区外へ出ることができないため、当局は食料などの寄付を呼びかけ労働者たちに食料や水を配付している。

*居住地区を取り囲むブロック塀の1部が大きく壊されているのが発見され、かなりの人たちが逃げ出したのではないかとSNS上で話題になっていることについて知事は、
「確かに塀の一部が壊されているがあれは以前のものであって逃げ出した者はいない」
と発言。

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タイ経済の闇と新型コロナ

タイはこの数ヶ月多くても1日20人程度の感染者しか出ていなかったが、17日サムットサーコーン県のマハーチャイでエビの仲卸をしていた67歳女性の感染を皮切りに連日数百人規模で感染が拡大している。

感染者のほとんどはミヤンマーからの出稼ぎ労働者。
多くが無症状であることから検査をするまで感染拡大が進んでいるのに気づかなかった模様。
タイの水産業はミヤンマーからの労働者でなりたっている。
低賃金、過酷、劣悪環境である水産業底辺の仕事をタイ人は嫌う。

水産業に限らずタイ経済は低賃金の外国人労働者にかなり頼っている。
その中には正規の手続きを踏んでいない不法就労者も少なくない。
密入国させる商売がなりたち、摘発のニュースがしょっちゅう報道されている。

今回の集団感染も非正規ルートでウイルス検査、隔離を経ずに入国した不法就労者によって引き起こされたとの見方が強い。
ほぼ時期を同じにしてミヤンマーからの密入国者が多いターク県、チェンライ県でも感染者が出ていることからミヤンマーでの感染拡大の波がタイに影響を与えているのは間違いないようだ。
出稼ぎ労働者は狭い部屋に何人も押し込まれて暮らすのが普通だから1人がコロナにかかればあっという間に感染拡大するだろう。
今回の集団感染はそんな事情を知りながら不法就労者を雇う経営者らの責任でもある。

タイ人の人件費が高騰し低賃金の外国人労働者に頼らざるを得ないタイ経済。
彼らへの差別、劣悪環境、不法就労斡旋、不法入国幇助、人身売買、様々な闇を抱えている。

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サムットソンクラーム県緊急発令

サムットサーコーン県の西隣サムットソンクラーム県でも感染確認が相次いでいるため同県知事は来年4日までの14日間、ギャンブル施設、映画館、カラオケ、遊技場、教育施設、ゲームセンター、ゴルフ場、ボクシング、フィットネスジム、スパ、競技場、デパーと(スーパーを除く)、飲食店(持ち帰りは可能)等の休業、閉鎖を要請した。

*サムットサーコーン県東隣のサムットプラーカーン県でも学校閉鎖、営業自粛、宗教施設への外国人労働者立ち入り禁止などの措置がとられている。

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