密帰国女子新型コロナウイルス感染騒動の裏側とタイムライン 

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タイ最北国境の町メーサーイのミヤンマー側、ターキレック(タチレク)から密帰国した女子たちのウイルス感染が相次いで確認。タイはここのところ国内感染がほぼ抑えられていただけに大きな衝撃を持って受け止められている。その裏事情の話。

 

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タイ女子たちはなぜミヤンマーへ出稼ぎに行くのか

密帰国女子たちはほぼ全員、ターキーレックのカジノホテル1G1で働くか宿泊するかしていた。
今のところミヤンマーよりタイの方が豊かでミヤンマーから多くの労働者がタイへ出稼ぎに来ている。
料理店に入っても従業員がミヤンマー人ばかりでタイなのにタイ語が通じない店もあるくらいだ。
それなのになぜタイの女子たちがミヤンマーへ出稼ぎに行くのか不思議に思われる方も多いに違いない。

中国マネーがタイ女子を呼び寄せる

あるSNSに次のような募集要項が掲載されていた。

************
カジノのお仕事。ミヤンマー、ターキーレック。
タイ女子大募集。
ただし20歳から33歳まで。
国境越え無料。
パスポート不要。
仕事は30分で1200バーツ。1時間1800バーツ、一晩(6時間)4000バーツ。
20日契約。
1日3~12回。8万バーツから25万バーツの収入可能。器量次第。
客は中国人。
宿泊、食事、仕事用品無料。
毎日仕事後に手当支払い。騙される心配なし。
ただし当初4回分の手当はデポジット。帰国時に返却。
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密帰国女子たちが帰国後、遊び歩いたり飛行機で移動したり羽振りのよさそうな行動をしているのは大金を手にしたからのようだ。

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14歳の越境幇助屋逮捕される

出稼ぎ女子たちは14日間の隔離義務を逃れ不法就労をするためパスポートを持たず非正規のルートでミヤンマーへ入国し契約が切れるとまた非正規のルートでタイへ戻ってきている。
ミヤンマーのターキレックとメーサーイはわずか幅20メートルほどの小川が国境。
野山を走る長い国境を完全に管理するのは難しく、その気になればいくらでも密入国、出国が可能だ。

タイとミヤンマーはこんな小川で隔てられているだけ

ミヤンマーとはこんな小川で隔てられているだけ

12月3日、タイ最北の町メーサーイ国境の川沿いに住む2人の男と14歳の少女が密入国、出国幇助の容疑で逮捕された。
3人は1人当り500~1000バーツで川を渡ってきた密入国、帰国者をバイクでホテルやバスターミナルまで送っていた。
ミヤンマー側には別のグループが数千バーツで国境の抜け道を案内していたとのことだ。

密帰国女子たちのタイムライン

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1. 29歳チェンマイ女子

大騒動の始まりはこの29歳のチェンマイ女子。足取りは以下の通り。
10月24日よりミヤンマーに密入国。
23日、微熱、下痢、頭痛などの症状。薬で熱を下げる。
24日05.00、密帰国。乗り合いバンでチェンライへ。
11.00のバスでチェンマイへ。
14.51、チェンマイ到着後 Grab Carを使い自分のコンドミニアムへ。
その夜、Grab Car を使い友人2人とサンティタム地域のクラブへ遊びに行き喫煙、飲酒。

25日02.00頃、友人のコンドミニアムへ行き3人と飲酒。
12.00、Grab Carでどこかへ立ち寄った後、13.00頃自宅コンドミニアム。
15.30 – 20.30、Grab Carで商業施設セントラル フェスティバルへ移動。映画、食事、買い物など。マスクはしていたがときどき外していた模様。Grab Carにて帰宅。

26日
15.30、臭いを感じない、下痢などの体調不良のため Grab Car で私立の病院へ。体温は36.9℃。コロナ検査を実施。
22.00、ナコンピン病院へ移送。

27日、陽性反応確認。

*微熱、下痢、匂いを感じないなどの症状が出ているにも関わらず精力的にチェンマイ市内を遊び歩き、わかっている接触者だけでも326人。そのうち105人が濃厚接触者。

*チェンマイ女子が立ち寄ったセントラル フェスティバルは28日16.00から臨時休業し徹底消毒(翌29日には通常営業)を行うなど対応に追われた。

2.3. 26歳のチェンライ県女子と23歳のパヤオ県女子

チェンマイ女子と同じホテルで働く2人はチェンマイ女子同様、27日未明、野山を越えてタイ側に密帰国。
メーサーイのホテルに宿泊。
そのうち26歳のチェンライ県女子はすでに軽い症状が出ており、翌28日、チェンマイ女子のニュースを知ると不安に駆られバスでチェンライへ移動。私立の病院で検査を受け、そのまま隔離施設のある公立病院へ移送、29日に感染が確認された。
もう一人、23歳のパヤオ県女子は27日、チェンライ県女子とともに野山を越えて密入国後、同じメーサーイのホテルに滞在。
29日に軽い症状が出始め、ニュースで仲間の感染を知る。
メーサーイ保健所がホテルでパヤオ県女子の身柄を保護、チェンライの病院へ移送。隔離。

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4. 25歳のパヤオ県女子

25歳パヤオ県女子も上記3人と同じナイトスポットで働き、同様に26日密帰国。
メーサーイのホテルに宿泊後、28日チェンライ市へ移動。
ホテルに滞在中、係官から29歳チェンマイ女子の濃厚接触者であることを知らされ病院へ行き感染が確認された。チェンライの病院にて隔離。

5. 28歳パヤオ県女子のタイムライン

・28歳パヤオ県女子はターキーレックのナイトスポット、ホテル1G1へ11月初めから26日頃まで出稼ぎ。
27日、密帰国。この辺りの行動はあやふや。
28日、メーサーイからチェンライ市内へタクシーで移動。ビッグC裏の友人の部屋に宿泊。
29日、パヤオからやってきた彼氏の車で郊外の有名観光地シンパークへ遊びに出掛ける。ビール広場のテーブルに着席しビールを飲み、23.00頃戻る。Hop Innホテルへ宿泊。
30日、車でチェンマイへ。17.00チェンマイの私立病院でウイルス検査を受ける。その後、彼氏とともにパヤオへ移動。24.00、パヤオの病院に隔離。

*わざわざチェンマイでウイルス検査を受け、そのままパヤオへ戻るという不可解な行動をとっている。

6. 21歳バンコク女子のタイムライン

21歳バンコク女子は仲の良いピチット女子と17~27日、ターキーレック(タチレク)のホテル1G1に滞在。
28日早朝密帰国。バイクで町まで送ってもらいホテルで休憩。のどの痛み、微熱、鼻水の症状。Grabでチェンライ空港へ。13.40分DD8717 便に搭乗。ドンムアン空港に降り、ウドムスックのコンドミニアムに17.00頃帰宅。
29日クリニックへ行くも病院での検査を勧められ彼氏の車で私立の病院。陽性反応確認。

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7. 25歳ピチット県女子のタイムライン

28日早朝密帰国。既にのどの痛み、微熱、鼻水の症状。バンコク女子とともにクレープで空港。DD8717便搭乗、ドンムアン空港で15.00、ピサヌローク行きの便に乗り換えピサヌローク空港へ。到着後ピチットへ移動。
29日、30日、バードバー、クロコダイル パブなどを遊び歩く。
1日 保健所が身柄を確保、検査後感染が判明し隔離。

8. 36歳ラーチャブリー県女子のタイムライン

11月3日~28日までミヤンマーに滞在。
23、24日、ホテル1G1パーティーに参加。感染者と接触。
26日、咳、のどの痛み、鼻水などの症状。薬を買って飲む。
29日密帰国。友人とその彼氏とともに車でチェンマイ空港へ移動。
10.40のライオンエアーでドンムアン空港へ。12.00到着。タクシーで北バスターミナル、バンでラーチャブリーへ移動。
12月1日 ミヤンマーで接触した女子の感染が発覚したためラーチャブリー病院で検査、感染確認。

9.10. 23歳チェンマイ女子、25歳チェンマイ女子のタイムライン

26日、23歳チェンマイ女子とA女子、25歳チェンマイ女子3人で密帰国
27日、メーサーイの知人の家に宿泊。
28日、車を雇ってチェンマイへ。23歳チェンマイ女子とA女子は同じところに暮らす。25歳チェンマイ女子はサンティタム近辺のアパート。
29日、ずっと部屋にいたと供述。
30日、上記の感染が確認された28歳パヤオ県女子が病院で検査を受けた後、訪ねてくる。
12月1日、私立の病院で検査、23歳チェンマイ女子、25歳チェンマイ女子が陽性反応。A女子は陰性。2人は無症状。病院で治療。A女子は隔離施設へ。

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*政府はこれらの密出国、密帰国、14日間の隔離無視、などの違法行為に対し厳しく対処するとのこと。

*29日、28歳パヤオ県女子がチェンライの有名観光地シンパークで開かれていたフェスティバル会場へ行きバンドBigAssのコンサートに参加。
その後コロナ感染が確認されたためシンパークは6日に予定されていたイベントを無期限に延期。
29日フェスティバルに参加していた従業員は全員ウイルス検査及び14日の自宅隔離すると発表。

*ピチット県は一部の学校を臨時休校、ナイトスポットの臨時休業するなどの措置をとり影響が広がっている。

*北部は涼季を迎え観光シースン。
寒さを経験したことのない南部や中部からたくさんの観光客が訪れるかき入れ時。
コロナ禍で瀕死の観光業者が期待していた最中、お馬鹿さんたちによってまた収入減が心配されている。
これ以上の経済的打撃を防ぎたいチェンマイもチェンライ県もロックダウンは行わない方針。

*今も連日ターキーレックから戻ってきた人たちの感染者が確認されている。
ぼくの住む村周辺にもカジノ関係で働く人は多く、タイとミヤンマーを行き来している。
その人たちは14日間の隔離を行っているのだろうか・・・。

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