母音で終わる語(音節)最終回。今回は短母音のサラ・ウアのついた音節から最後のサラ・アイのついた音節までの読み方の説明です。

サラ・ウア: のついた音節
子音+サラ・ウア: の音節は、子音に母音 ua:をつけて読みます。
*この音節に限りませんが、タイ語の短母音は唐突に音を切るように発音します。

この母音は実際にはあまり使われていません
考え方
〔例1〕子音が ph の音で母音が ua:(ウア:)だから phua:(プア:)。
〔例2〕子音の位置に オー アーン がある場合、オーアーン についた母音だけを読むので ua:(ウア:)
サラ・ウア のついた音節
子音+サラ・ウア の音節は、子音に母音 ua をつけて読みます。
*先の短母音のウアはピタリ音を止めるように発音しますが、この長母音のウアはウゥアという具合に少し伸ばし加減で発音します。

母音 ua のついた音節の読み方
考え方
〔例1〕子音が phの音で母音が ua(ウア)だから phua(プア)。
〔例2〕子音が w の音で母音が ua(ウア)だからwua(ウゥア)。

サラ・ウア: のついた音節
子音+ サラ・ウア: の音節は、子音に母音 ɯa:をつけて読みます。
短母音なのでピタリ音を止めるような発音です。

この母音は実際にはほとんど使われていません
考え方
〔例1〕子音の位置に オー アーン がある場合、母音だけを読むので ɯa: (ウア:)。
*カタカナではウとしていますが ɯ はウのように口を丸めずイの感じで発音します。
サラ・ウア のついた音節
子音+サラ・ウア の音節は、子音に母音 ɯa をつけて読みます。
*先の短母音のウアはピタリ音を止めるように発音しますが、この長母音のウアはウゥアという具合に少し伸ばし加減で発音します。

母音 ɯa のついた音節の読み方
考え方
〔例1〕子音が r の音で母音が ɯa(ウア)だから rɯa(ルア)。
〔例2〕子音が s の音で母音が ɯa(ウア)だから sɯa(スア)。
*カタカナではウとしていますが ɯ はウのように口を丸めずイの感じで発音します。
サラ・イア: のついた音節
子音+サラ・イア: の音節は、子音に母音 ia: をつけて読みます。
短母音なのでピタリ音を止めるような発音です。

この母音は実際にはあまり使われていません
考え方
〔例1〕子音が pの音で母音が ia:(イア:)だから pia:(ピア:)。
〔例2〕子音が k の音で母音が ia:(イア:)だから kia:(キア:)。
*ここでは便宜上、短母音を : で表していますが発音記号は ʔ が用いられることもあります。
*一般に、母音で始まる音節は溜めていた息を一気に吐き出す感じで発音します。
また、短母音で終わる音節は「あっ」というときのように、声門を急に閉じて発音を止めます。
サラ・イア のついた音節
子音+サラ・イアの音節は、子音に母音 ia をつけて読みます。
*先の短母音のイア:はピタリ音を止めるように発音しますが、この長母音のイアはイィアという具合に少し伸ばし加減で発音します。

母音 ia のついた音節の読み方
考え方
〔例1〕子音が l の音で母音が ia(イア)だから lia(リア)。
〔例2〕子音が m の音で母音が ia(イア)だから mia(ミア)。
サラ・アオ のついた音節
子音+サラ・アオ の音節は、子音に母音 ao ( au とも発音) をつけて読みます。

母音 ao のついた音節の読み方
考え方
〔例1〕子音が p の音で母音が ao(アオ)だから pao(パオ)。
〔例2〕子音が b の音で母音が ao(アオ)だから bao(バオ)。
サラ・アム のついた音節
子音+サラ・アム の音節は、子音に母音 am をつけて読みます。

母音 am のついた音節の読み方
考え方
〔例1〕子音が th の音で母音が am(アム)だから tham(タム)。
〔例2〕子音が c の音で母音が am(アム)だから cam(チャム)。

サラ・アイ のついた音節
子音+サラ・アイ の音節は、子音に母音 ai をつけて読みます。

母音 ai のついた音節の読み方
考え方
〔例1〕子音が w の音で母音が ai(アイ)だから wai(ワイ)。
〔例2〕子音が ph の音で母音が ai(アイ)だから phai(パイ)。
サラ・アイ のついた音節
子音+サラ・アイ の音節は、子音に母音 ai をつけて読みます。
先のアイの文字とこのアイの文字の音はまったく同じです。

母音 ai のついた音節の読み方
考え方
〔例1〕子音が c の音で母音が ai(アイ)だから cai(チャイ)。
〔例2〕子音が d の音で母音が ai(アイ)だから dai(ダイ)。

マイ マラーイとマイ ムアン

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