《あるある》日本人がタイのトイレでよくやる失敗

生活

日本は下水道設備が整いトイレットペーパーの質が素晴らしい特殊な国。日本で当たり前の行為がタイのような国では思わぬハプニングを引き起こしてしまうこともある。タイのトイレを使ううえでの気をつけたい話。

スポンサーリンク

洋式便器の使い方 – 紙はゴミ箱へ

タイのトイレで日本人がやってしまう一番の失敗は紙を便器に流し詰まらせてしまうこと。
「えっ、紙を流すのって当たり前じゃないの?」
いやいや。
タイはもともと紙を便器に流す習慣がない。
つい20年ほど前までタイの人たちは紙を使わず尻に水をかけて後始末していた。
つまり、タイのトイレは紙を流すことを前提に作られていない。
使用済みの紙は備え付けのゴミ箱に捨てるのが常識だ。

 

紙を流してはいけない理由

以前は水を使っていたタイ人も紙の便利さに気づき、洋式便器が普及するに伴って紙を使う人が増えてきた。
しかし、使った紙は便器に流したりせずゴミ箱へ捨てた。
なぜかといえば、タイのトイレの排水管は紙を流すことを想定していないためかなり細い。

誰もが一度は驚くトイレのごみ箱

誰もが一度は驚くトイレのごみ箱

その上、トイレットペーパーも当初はトイレ用に作られていないかった。
ティッシュのような感覚で食卓とかに置いて使うものだったので水になかなか溶けない紙質だったのである。
だから流さずゴミ箱に捨てる習慣ができた。
溶けない紙に細い排水管。
これでは紙を大量に使う日本の女の人が流せば一発で詰まってしまうに違いない。

スポンサーリンク

紙を流してもよい場合

近年、タイも発展しトイレ事情もずいぶん改善されてきた。
紙を使う習慣ができてから後に建てられた建物は大きな排水管が使われているため、紙を流しても大丈夫である。
トイレットペーパーも繊維がほぐれやすく水に溶けやすい紙質に変わったから心配はいらない。

トイレットペーパーはキッチンでも使う

トイレットペーパーはキッチンでも使う

ようするに古い建物は要注意で新しい建物であればまず大丈夫、ということ。
紙を流してはいけないトイレにはたいていゴミ箱へ捨てるよう促す張り紙があるので流す前によく確認して欲しい。
わからない場合はゴミ箱に捨てるか少しずつ流す。
排水管が細くても少量であればたいてい流れるようだ。

紙を流す場合の注意

排水管が太くても一度に大量の紙を流せば詰まってしまう。
詰まらせて面倒な目に遭いたくなければ適度な量を流そう。
それから多くの人が誤解しているのがティッシュ。

今でもなかなか水に溶けないトイレットペーパーがある

今でもなかなか水に溶けないトイレットペーパーがある

タイの紙はよくないと信じ込み日本からティッシュをもってきて使う人もいるようだけれど、ティッシュを便器に流してはいけない。
ティッシュは水に溶けないよう作られているため詰まりやすいのだ。
ティッシュは躊躇なくゴミ箱へ。

《男子も危険》タイのトイレで注意しなければならないこと
タイのトイレにはタイならではの注意点がある。その一つが男子トイレの覗き。さすがオカマさん大国というべきか。そしてトイレに設置の小型シャワーの使い方にも要注意という話。

タイ式便器の使い方 – どっちが前?

現在タイの便器はほぼ洋式になっている。
洋式の前はタイ式。地方では今も使っているところがある。
この便器はしゃがむタイプだけれど和式便器と少し異なり金隠し(穴を覆っている部分)がない。
日本人はタイ式便器のトイレに入ると考えてしまう。
「どっちが前?」
悩んだ末、反対に座り作品を穴の外に落としてしまう。
わあお。
いや、ま、別にいいんだけどね。

日本人あるある

日本人あるある

穴に落とす方が自然ではないのか

しかし、和式はなぜ穴が前にあって作品を尻直下で受け止めるのか。
これでは否が応でもホカホカの作品をまざまざ目にしなくてはならないではないか。
健康管理にには役立つかもしれないけれど、そんなもの見たくない者にとっては甚だ迷惑な構造である。

タイ式便器の正しい位置

今は少なくなったタイ式便器

タイのように穴に貯めた水に落とすのが自然だと思う。
大物がお出ましになったときはてんこ盛りになってしまう可能性があるし長さがわからないのが欠点だけどね(このときばかりは少し確認したい。今までの記録は約40センチ)。

スポンサーリンク

お尻は穴の方に

といわけで、もしタイ式便器に遭遇した場合はお尻を穴の方にもっていくように。
しゃがむとたいてい顔がドアに向くように作られている。
タイ式便器のあるトイレは造りが古い。
鍵が壊れていることも珍しくなく、突然ドアを開けられると目と目がばっちり合ってしまうわけだ。
尻を見られるのとどっちが恥ずかしいだろう。

後始末の仕方

タイ式便器は手動水洗であることが多い。
トイレにある水槽またはタンクなどから手桶で水を汲んで自分で流すのだ。
と書くといかにも簡単なようだが実際やってみるとなかなか難しい。

タイ式便器の正しい使い方

タイ式便器の正しい使い方

力任せに水をかけても作品は思うように流れてくれない。
何度も水をかけ、ようやく流れた、と思ったらまたひょっこり穴から顔を出したりする。
こういう場合は少し手間に水を落とし渦を作るようにするとうまく流れる。
何度も挑戦できるほどの水が使えれば問題ないが水に限りがある場合は試してみて欲しい。

では、健闘を祈ります。

生活
スポンサーリンク
ushiomをフォローする

コメント