グアバの正しい食べ方&グアバ葉茶のよいところ 

果物

ジュースで有名なグアバ。でもタイには果物としてのグアバがたくさん出回っている。
そのグアバの品種、選び方、食べ方、そして健康飲料グアバの葉茶などについての話。

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グアバとはどんな果物か

グアバは黄緑色をしたソフトボールぐらいの大きさの果物。
和名はバンジロウ。
バン、ジロウ。
なかなか勇ましい名前。

タイ語ではファラン。
これはもともと「白人、西洋人」を意味する語。
ただ、グアバがどうしてファランと呼ばれるようになったのかははっきりしていない。
グアバはジュースにして飲まれることが多いのだけれどタイではもっぱら新鮮な果物として食べられている。

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スーパーフルーツ、グアバの栄養

グアバはビタミンCが豊富。
半個食べれば一日の必要量がまかなえる。

たぶんペーンスィートーン種

たぶんペーンスィートーン種

ビタミンCは免疫力を高め感染症予防。ストレス緩和に美肌効果。
このほか、ビタミンBで疲労回復。カリウムで高血圧予防。
食物繊維が有害物質を体外に出し腸の調子を整える。

グアバはどんな味か

味は薄い。
濃厚で個性的なトロピカルフルーツを想像していると裏切られる。
穏やかな甘味とかすかな酸味。
すがすがしい林をイメージするような香り。
リンゴやナシのようにかぶりつくとシャキリ歯ごたえがある。
タイではこの手の果物は珍しい。

よく売られている品種

近年は台湾から持ち込まれた中がピンクのピンク グアバが人気。
グアバらしい味を求めるならペーン スィートーン。

ペーン スィートーン
一番植えられている品種。中は白く果肉はコリコリ。

キムチュー
種が少ない、もしくは無い。色は淡く、甘くておいしい。

ベトナム
在来種の倍以上の大きさ。

たぶん種なし

たぶん種なし

ライメット
種なしグアバ。従来の種なしは少し細長い。種なしだけど味は少し劣る。中がピンクの外来種は味がよいらしい。

サイ デーン
中がピンクのピンク グアバ(サイ デーン)。
ピンク グアバの大半は台湾から持ち込まれた種。テンモー、ホンスィン、ナムプン スィーチョムプーなど。在来のキーノックは種が多い。

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買い方、熟れ具合の見分け方、旬

グアバは通常キロ売り。
1キロが2個から3個。35~60バーツぐらい。
スーパーではカット済みのパックも売られている。
ただ、パックは熟れ具合がわからない。

ブラック グアバ 品種不明

ブラック グアバ 品種不明

もともと薄味なのに未熟だとさらに味を感じないのでよくよく熟したものを食べるのがおいしく頂くコツ。
未熟のものは硬く、熟すに従い少し弾力が出て香りも若干強くなる。
買ってきたものが食べ頃でない場合は常温に数日置き追熟させる。
グアバはほとんど年中出回っているのでどんな季節でも食べられないことはないと思う。

ばんじろうの剥き方

水洗いした後、縦に二つ割り。
中程にある種を果肉ごとえぐり取る。
後は食べやすいようさらに細く縦切り。
皮は薄いので剥いても剥かなくてもOK.
タイ式は、包丁で切れ目を入れ、ぐいっと横に力を入れてこじ開けるように切る。

中にいくほど甘く柔らかくなるものの、そこには種が散在していて食べ辛い。
この種やたら硬く、誤ってかじれば頭蓋骨にまで衝撃が伝わってくる。
種ごと食べる人もいるけれど、硬くて消化にも悪いため食べ過ぎはよくないらしい。
グアバはジュースが定番なのもこの種のせいかもしれないね。

ばんじろうは砂糖唐辛子で食べる

グアバは味が薄いので輪郭明瞭な味を好むタイ人は砂糖唐辛子(プリック クア)をつけて食べる習慣。
「せっかくの味が台無し」
「これがあるからこそうまい」
などと日本人は賛否両論。
栄養上は皮を剥かない方がよく、砂糖唐辛子につけるのも意味はない、とタイの専門家はいう。

果物を激うまに変えるヤバイ粉
果物を食べるのに長けたタイ人は、パイナップルやグァバをちょちょちょいと白い粉につけてから口にします。すると果物が激うまに。そんな魔法の粉についての話です。

グアバの葉茶の何がよいのか

健康飲料として注目を浴びているグアバの葉の茶。
何がよいのかというと、グアバ葉ポリフェノール(タンニン、ケルセチン等)という物質が含まれ、糖質分解酵素の働きを阻害するため、小腸からの糖質吸収がゆっくりになり急激な血糖値の上昇が抑えられる。
間接的に脂肪を減らし、ダイエット効果も期待できるらしい。
また、渋味の成分であるタンニンは、殺菌、抗菌、悪玉菌駆逐などの効果があり整腸、下痢によい。
ケルセチンによる血管の抗酸化作用、動脈硬化予防効果も期待できるとのこと。

糖尿によいというグアバの葉茶

糖尿によいというグアバの葉茶

グアバの葉茶の作り方

タイでは庭によくグアバが植えられている。
グアバ茶の作り方は簡単。
・若過ぎず古過ぎない葉を選んできれいに洗い。
・千切りにして日陰干し。
・裏表をよ満遍なく乾かして3日。
・火にかけ、弱火で茶色く香りよくなるまで煎る。

サイトにあったものを訳しただけなのでこれが正しいやり方かどうかは不明。

グアバの葉茶は本当に下痢に効く

現代科学がグアバの葉の成分を解明する以前からタイ式生薬法では「下痢のときにはグアバの葉を煎じて飲め」と言われていた。
タンニンの収斂作用のせいだとは知らなかったけど、ぼくもひどい下痢をしたときタイ嫁に無理やり飲まされたグアバ茶が劇的に効いた経験がある。
正しくはグアバ茶ではなく石臼でグアバの葉をすり潰し湯を注いだグアバ湯だけどね。

これ、葉の加減を間違えると便秘になってしまうほど効果的。
下痢というのは本来、身体に有毒なものを出す症状なので無闇に止めるのもよくないらしいので最近はあまり使ってないけど本当にすごく効くよ。

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