そうめんて簡単な食事のわりに
湯を沸かしたりゆでたり、面倒じゃ
ありません?買ってきてすぐに
食べられたらいいのに。
思いますよね。生ビーフンを使えば
それが簡単にできちゃうという話です。
目からウロコの生ビーフンそうめん
今日のお昼はそうめん。
1束ではちょっと物足りなかったものでカノムチーンを冷水に入れ、そうめん代わりに食べてみたら目からうろこ。
カノムチーンというのは米粉を練り熱湯に搾り出してつくる生のビーフン。
一見、少し太めのそうめん。
ただし、コシはほとんどありません。

まったく違和感のない生ビーフンソーメン
ところが冷水に浸けると麺がしまり適度にコシが出て食感もばっちり。
もしかするとスーパーの韓国産そうめんよりいけるかも。
これからはそうめんをゆでずにカノムチーンでもいいかなあ、と思うくらいおいしかったです。
カノムチーンを水につけると、べとべと、にちゃにちゃがすっきり爽やか。
暑くて食欲のないときでもスルスル入ります。
つゆはコブ出汁、といいたいところですが、高くつくので100均のダイソー(タイでは倍の60B)で買ってきました。

ゆでずに食べられる超お手軽そうめん
タイではそうめんも普通にスーパーで売っているのですが、湯を沸かしてゆでて鍋を洗ってってけっこう面倒じゃないですか。
カノムチーンは生食めん。
つまり煮る必要がありません。
買ってすぐ食べられます。
これ、すっごく便利。
後片付けも楽だし。
面倒なくすぐにそうめん食べたい!と思ったらカノムチーンです。

最近はこんな感じで売られている
カノムチーンの保存
カノムチーンは常温保存。
傷みが早い食品なので賞味期限は1日限り。
冷蔵庫で保存するとカチカチになります。
カノムチーンは基本、買ってすぐ食べるものなのです。
熱を加えれば再度食べられるようにはなりますがおいしくはありません。
でもカチカチになったカノムチーンを冷水に浸ければ復活するので、こういう場合はそうめんにしてお楽しみ下さい。
海外に暮らすタイ人がそうめんを愛する理由
カノムチーンをそうめん代わりにするのはあまり知られていないようですが、そうめんがカノムチーンの代わりになる、というのはタイ人海外組の間でけっこう知られた話だそうです。
カノムチーンというのはタイ人にとってソウルフード。
海外に暮らしてどうしても食べたくなる食べ物の一つなのです。

妙に食べたくなるカノムチーン
この気持ち、ぼくはよくわかります。
ぼくももし日本に帰国して暮らすようになればカノムチーンに恋い焦がれるに違いありません。
別にそれほどおいしいというわけでもないのですが、心の琴線に触れる何かをカノムチーンは持っています。
で、海外に暮らすタイ人は何とかカノムチーンを食べようと奮闘。
「色々な麺を試した結果、そうめんが一番!」
という意見が多くあります。
日本人のいるところなら(つまり世界中)簡単に手に入るため、ヨーロッパにいるタイ人も、揖保素麺とか播州素麺(特に色つきが人気)を愛食しているのだとか。
スパゲッティVS生ビーフン
そうめんがカノムチーンの代わりによい、という情報が共有される前まで、海外に暮らすタイ人はスパゲッティにタイ料理の汁をかけてカノムチーンを懐かしんでいました。
この手法がタイに逆輸入されたのか、近年はタイ国内でもスパゲッティにタイ料理の汁をかけて食べる人が増えているようです。
カノムチーンのかけ汁として定番のナム ヤー(魚のココナッツミルク煮)とカノムチーンの組み合わせに飽きた人には「意外で新鮮」と評判なのだとか。

これは家のカパオスパゲッティ
スパゲッティ専門店でもキオワーン(グリーンカレー)と組み合わせたスパゲッティが人気。
カノムチーンは傷みが早いうえ作ったその日でないとおいしくない、なかなか気難しい食品。
まだ試したことはありませんが、カノムチーンを買い忘れたときなどにスパゲッティ、使えそうですね。
以上。
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