タイソーセージの話2 北部の腸詰サイウア

食品

東北にサイコーク イサーンがあるなら、北部にはサイウアがあります。
サイは「腸」、ウアは「詰める」。つまりサイコーク同様「腸詰め」の意味。
実は、サイコーク イサーンも昔はサイウアと呼ばれていました。
この二つ、元は同じでそれぞれ別の進化を遂げていったのだとか。
サイウアも屠った家畜の肉を有効利用するために工夫された食べ物だったのですが、今は日常の総菜として愛され、土産としても人気があります。

「北部ではこれだけは見逃せない!」
「私の食物史はサイウアを知る前と知った後に分けられる!」
「冷えたビールとサイウア、この世の天国!」
などと日本人も絶賛。
何しろ地元でしょっちゅう食膳に上るものですから、今まで気にとめたこともなかったのですが、熱狂的ファンが多いのにびっくりしています。

作り方は、乾燥唐辛子、にんにく、レモングラス、なんきょう、パクチーの根、コブみかん、ウコン、シャロットなどを臼で搗き、挽いた豚肉と混ぜ合わせて塩、カピなどで味付け。それを腸に詰め、弱火でじっくり焼く、もしくは揚げます。

サイコーク イサーンとサイウアの大きな違いはご飯粒。サイコーク イサーンはご飯粒を混ぜて乳酸発酵させ、酸味を出しますが、サイウアはご飯粒を加えません。
その代わり、ハーブ類を練り込みます。
また、くびれを作らず、蛇のようにとぐろを巻いているのが外見上の特徴です。
発酵させていないため酸味はありません。
ハーブの効いたわりとソーセージらしい味です。普通はそのまま食べますが、フライパンで焼くか、レンジでチンするといっそうおいしく頂けます。
ちなみに、わが村のラーおばさんがつくるサイウアはハーブと肉の混ざり具合が絶妙でしかもジューシー。
パサパサしたチェンマイの某有名店のものよりずっとおいしい。知られざる名品です。

 

食品
スポンサーリンク
ushiomをフォローする
タイ国玉手箱

コメント

タイトルとURLをコピーしました