ゆでためんを調味料で和えただけの
ラーメンサラダ、ヤム ママーがタイで大人気。
ソウルフードといってもいいくらい
よく食べられてる。
その人気の秘密や作り方をご紹介。
ラーメンサラダ、ヤム ママーってなあに
ヤム マーマーは普通にインスタントラーメンをゆでるのだけど、ゆで汁は捨てて袋に入っている調味料で和えた料理だよ。
ようするに汁なしラーメン。
挽肉とかカニカマとかの具を入れたところは焼きそばにも見える。
ラーメンだけどラーメンにあらず。焼きそばみたいだけど焼きそばにあらず。
これがいいんだ。
タイ人はヤム マーマーがすっごく大好き。
子供や学生たちは誕生会とかでこれを作って盛り上がるし、大人たちの飲み会にも欠かせない。
屋台やフードコートなどでもヤム マーマーを食べながらビールを飲む人たちをよく見かけるよ。
これだけ子供から大人まで親しまれている料理ってあまりないよね。
海水浴の後とか海の家でインスタントラーメン食べたことある?
プロが作るインスタントラーメンて、どこか違ってうまいんだよなあ。
洗面器パーティーで盛り上がれ!
人数が多いときはカラマンで和えたヤム マーマー カラマンにすると面白いよ。
カラマンというのはホーロー引きの洗面器のこと。
この洗面器、タイでは洗面器としてより料理の器としてよく使われている。
で、ヤム マーマー カラマンというのはその洗面器に4、5袋分まとめてぶち込んだヤム マーマー。
それをみんなで囲んで食べる。

これだけでもヤムママーはできる
同じ洗面器のラーメンをすすった義兄弟
ヤムマーマーではなかったけれど、つれあいの弟、妹が小さかった時分、ぼくたちもこうやって1つ洗面器からラーメンをすすったものだ。
その頃はテーブルなんてものもなく、床にゴザを敷き車座になって食べていた。
なんだか家の子犬たちの食事風景と変わらないなあ、とおかしくなった。
潔癖症の日本のみなさんには向かないかな。
ヤム ママーはラーメン サラダじゃないよ
日本のサイトではヤムママーを「ラーメンのサラダ」と書いてあるんだけど、これ、どう見たってサラダじゃないよね。
サラダって野菜がメインでしょ。
これはあくまでもラーメンがメイン。
野菜は入れるけどサラダとは全然関係ない。

調味料にお湯を加えているところ
ヤム ママーのヤムというのは手でわっせわっせとかき混ぜること。
ママーは商標名なんだけど、タイではみんなインスタントラーメンをママーって呼んでいる。
インスタントラーメンの正式名称はバミー クン サムレットルーブ。
ママーの方がずっといいやすいよね。
というわけで、ヤム ママーはラーメンサラダじゃなく「混ぜインスタントラーメン」なのでした。
混ぜインスタントラーメン、ヤム ママーのレシピ
作り方はベリー イージー。
基本、めんをゆでてついている調味料で和えるだけ。
これに色々アレンジを加えておいしくしていくのだ。
ウイングピー、四角豆のヤム ママー
ヤム ママーのレシピは色々あるのだけど、四角豆という豆の若莢を使ったものが人気なのでこれのレシピを載せておく。
材料
インスタントラーメン 1袋
四角豆(スライス) 1カップ
鶏(豚)挽肉 100g
シャロット(スライス) 3個
ナムプラー 大さじ 1/2
ナムプリック パオ 大さじ 1
砂糖 大さじ 1/2
ライム汁 大さじ 2
お湯 大さじ 4
煎りニンニク 大さじ 3
半熟タマゴ 1個
※ナムプリック パオというのは唐辛子やらなにやらを煮詰めて作ったタイの複合調味料。 スーパーとかで売っている。
※煎りにんにく(ホームチオ)は刻みにんにくを深めの油で煎ったもの。これもスーパーとかで売っている。もちろん自分でも簡単に作れる。

調味料、具材を混ぜめんを投入。
作り方
・肉、めんをゆでる。
・器に、ナムプラー、ナムプリックパオ、砂糖、ライム、ラーメンの調味料、お湯、を入れよく混ぜる。
・四角豆、シャロット、肉、めんを加えよく混ぜる。
・煎りにんにくを散らしタマゴを盛りつける。
※めんを先にゆで、冷水でしめて水を切る間にほかの作業を行うレシピもある。
我が家のレシピ
実をいうとインスタントものがあまり好きではないので家ではヤム ママーを作ったことがないのだけど、昨夜、つれあいにつくらせて見た。

家で初めて食べたヤムママー。今一つだった。
材料
袋麺2つ、ゆでた豚肉、焼きカニカマ、シャロット、ネギ。
作り方
・めんをゆでる。
・調味料を器に入れ、めんのゆで汁を適当に注いで混ぜる。
・肉、シャロット、ネギ、を加えてさらに混ぜる。
・ゆであがっためんを投入。さらにさらに混ぜて完成。
各自が工夫して自分だけのオリジナル ヤム ママーに挑戦してみてください。
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