ビザ更新の憂鬱から解放される方法

一般

ビザの延長はタイ在住者にとってとても面倒。
1年に1度国外へ出て新しいビザを取って、
タイでまたイミグレ詣でをして・・・。
考えただけでも憂鬱。
こうなりゃ永住権を取るしかない!
というわけで永住権を申請してみた話です。

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ビザ取り物語 2

ビザ更新のため毎月のようにタイ最北の地メーサーイのイミグレへ行くのが面倒になったのでバイターンダーオ(永住許可証)を申請してみました。
もちろん自分で書類をそろえてです。
メーサーイの係官によれば、バイターンダーオは1国に対し年間100人まで、という枠があり、申請者が多い日本人は相当難しく、近年、ぼくの住むチェンライ県で取れた者はいない、という話でした。

あら、取れちゃった

ぼくも申請はしたものの取れるとは思っておらず、すっかり忘れていたある日、1枚の葉書が届きました。
「バイターンダーオをやるから50000バーツ持ってバンコクのイミグレまでこい」
という内容でした。
バイターンダーオを欲しがる人はたくさんいて、お偉いさんに大金を払ったり、係官を接待したり、あちこち走り回って、それでも取れるかどうかわからない、というくらい難しいのに、一発でとれちゃった。
メーサーイの係官もびっくりして、
「お前、どんな手を使ったんだ?」
と思わず訊いてきたくらいです。

普通葉書が届かない

それにしても、こんな大切な知らせを普通郵便で送ってくるのですからまいります。
管轄の郵便局は普通郵便などでは配達意欲がわかないらしく、隣村から出した手紙が一月後に着くくらいですからね。
領事館のパーティーのお知らせなどもたいてい終わってから届きます。
届けばまだいい方で、途中で消えてしまうことも珍しくありません。

5万バーツが今では数十万バーツ

実は、葉書を受け取ったとき嬉しくはあったけれど、50000バーツはちょっと高いなあ、と躊躇したのですが、取っておいて本当よかった。

バイターンダーオの手数料、今じゃあ数十万バーツします。
何より、偽装結婚でない証拠に婆さんとディープキスしてるところの写真提出、なんて無理無理。

留置場にぶち込まれた!

で、葉書を携えてバンコクのイミグレまで行ったのですが、指紋採取に問題があり、採り直しを命じられたためチェンライへ戻って地元の警察署へ出頭したところ、いきなり檻の中にぶちこ込まれました。
「出してくれえええ。オレは無実だあああ」
つかんだ鉄格子をサルの様に揺すりながら叫んでいると、
「違う、違う、そいつじゃないぞ」
刑事らしき男が笑いながら係官にいいました。
「ああそうか」
係官は無表情に答えました。
毎日こういう仕事をしている彼からすれば、ぶち込むのは誰でも同じことなのでしょう。

とりあえず出してもらい、指紋採取に来たことを告げると、先の係官がぼくの手を引き、再び鉄格子の中へ。
「え?え?何で?」
よく見ると、指紋採取のローラーセットは鉄格子の中に置いてありました(犯罪者用らしい。指にべっとりインクを塗られる)。
わたくし、前科はないものの留置場経験者であります。

待て出暮らせど連絡来ず

指紋採取は無事終了。書類は警察からバンコクへ。
そしてイミグレからの連絡を待ったのですが、数ヶ月過ぎても音沙汰ない。
不安になってバンコクまで行ってみると、すぐに手続きしてくれました。
葉書を出すのを忘れたか、葉書が途中でなくなったか。
いずれにしろ、連絡を待っていたらせっかくのバイターンダーオが無効になったに違いありません。

手書きの永住許可証

申請を審査する部署の手続きが終わり、次は実際にバイターンダーオを発行する部署へ。
そこで印象に残っていることが二つあります。
一つは、バイターンダーオ(一昔前のパスポートぐらいの大きさの手帳)に記載する名前とか住所は全部、係官の手書きで、その字がまたびっくりするぐらい几帳面できれいだったこと。
まるで印刷文字のよう。
係官は字のきれいさが買われてこの窓口にいるに違いありません。
字がきれいなだけでも身を助けるものなんだなあ、とつくづく感心。

いくつになってもきれいに見られたい

もう一つは、隣の席に座っていた50ぐらいの中国人のおばさん。
「ちょっと、おばさん。これ、いくつの時の写真よ。ここにちゃんと6ヶ月以内の写真って書いてあるでしょう」
おばさん、係官に叱られていました。
覗いて見ると、おばさんの20代と思しき写真が書類に添えられていて噴出してしまいました。
おばさんはきっと生涯のベストショットをアルバムから引っぺがして持ってきたのでしょう。
いくつになってもきれいな自分を見てもらいたい。そんな赤裸々な女心を目の当たりにし、笑いながらも心打たれました。

地元の役所で塩対応に涙する

というわけで、どうにかバイタンダーオを手にしたわけですが、手続きはまだまだ続きます。
再び地元の警察署へ出頭し、実際に住んでいる証のスタンプを押してもらわないといけません。
このスタンプを押してもらうには、郡役所へ行ってタビアンバーン(住人登録証)を作る必要があります。
ところが当時の郡役所の窓口のおばさんは知識に欠けた人で、
「外国人にそんなもの出せるわけないやん!」
と嘲笑い、はなから受け付けてくれません。
人材のいない田舎ではよくあることです。

上役に直談判

仕方ないので警察署へ戻って相談したり、町の大きな役所まで行って事情を訊いたりしたものの拉致があかず、結局、上役に直接談判。
さすがに物わかりがよく、すぐに話が通じました。
ついでに、
「担当者の対応がなってない。口の利き方も無礼だ!」
と当人を前に強く罵倒。
タイではやってはいけないことですが、このときばかりはかなり腹が立って我慢できませんでした。
上役は、
「済んだことだから水に流すっぺ」
と、うんざり顔。

感謝感謝の結末

官僚組織、官僚主義には振り回されましたが、今から思うと日本人が今ほど多くなかったせいでしょう、個人的にはみんな親切にしてくれ感謝しております。
地元の役所のおばさんも事情を理解してからは極めて愛想良く対応してくれるようになりました。

舞い上がった係官から申請書を頂く

そうそう、メーサーイの係官へ無事バイタンダーオが取れたことを報告するさい、カチャオ(お菓子とか飲み物の詰め合わせセット)を持っていったら、予期していなかったらしく、大喜び。
返礼のつもりでしょうか、係官は反射的に手元にあった出国用の申請書を引っつかみ、
「こ、これもってけ」
と50枚ばかりくれました。
申請書をそんなにもらってもしかたないのですが、喜んでいる気持ちがすっごく伝わり、ありがたく頂戴しました。
その後、書類の形式が変わり、その書類は役に立ちませんでしだが…。

 

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定年後の移住先としても人気のタイ。でもタイではビザの延長手続きが年々厳しくなっています。タイに暮らす外国人は増え続ける一方なのでやむ得ない部分もあるとはいえ、外国に住むのは決して楽ではない、という話です。
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