よく食べてるタイスイーツ ベスト10

菓子

おすすめタイの〇〇ベスト〇〇!とかの記事をよく見かけますが、たいていはそれほどの思い込みがない記事のための記事のような気がします。別にそれが悪いというわけではないですけど、今回はけっこう本気で食べているタイスイーツベスト10の紹介です。

 

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ドークチョーク(ぼたん浮き草)

食後、ほとんど毎日のように食べている。
棒つきの型を米粉ベースの生地に浸しそのまま油で揚げた菓子。
極薄クレープ、あるいは餃子の羽の部分を花形にしたようなものだといえばおわかり頂けるかな。
とにかく薄く口に入れればスッと消えちゃう脆く儚い菓子。

ドークチョーク

田舎ではこれが10バーツ

うまい!と力説するほどではないけど、ついつい手を伸ばしたくなる。
でも町で売っているような厚いやつや焼きの足りない白っぽいのはだめだよ。
ドークチョークは激薄こんがり濃い茶色に限る。
こういうやつはパリッと香ばしく本当にいくら食べても飽きないね。

カオマーク(食べる甘酒)

カオマークは正真正銘食べる甘酒スイーツ。飲むほどの水分量はない。
それに甘酒といってもスーパーやセブンで売られているものはほとんどアルコールを含まないので子供でも食べられる。

菌が生きてるカオマーク

菌が生きてるカオマーク

でもぼくが言うのは田舎の婆さんとかが作る菌の生きたカオマーク。
これをしばらく常温においておけば元気な乳酸菌や酵母菌などがアルコール分を高めてくれる。
アルコールのフルーティーな香りがするのに甘いの何の。
いやあ、甘党の酒飲みにとってこれほどおいしいスイーツはありませぬなあ。
ただ、近頃この手の本物を作る人が少なく、なかなか手に入らないのが残念。

クロエ ブレーキ テーグ(バナナチップ)

クロエ ブレーキ テーグ(ブロークブレーキバナナ)はバナナチップの1種。
普通のバナナチップ(クロエ チャーブ)は加工のしやすさや仕上がりの色のよさから未熟気味のバナナを使うのだけど、このチップは完熟気味のバナナを使用。

クロエブレーキテーグ

食べだすと止まらない

砂糖も塩もまぶさず、バナナ自身の甘味で勝負。
止められない止まらない。
これ、本当にはまります。

ルーグチット(砂糖ヤシの胚乳)

ルーグチットはチット(サトウヤシ)という植物の実の中にある胚乳。
一見、あめ玉ほどの白い練り物。
味は無味に近く、むにゅっとした歯ごたえ。
とっても不思議なフルーツ。

ルーグチット

とても果物には思えないルーグチット

これだけを食べてもおいしくとも何ともないのだけど、ココナッツアイスやかき氷にトッピングすると味と食感に変化がついて楽しい。
セブンで売っているルーグチットとココナタデ入りのミルクも嫌いじゃないです。

カオテーン (揚げおこし)

日に干したもち米を油で揚げた菓子。
しょっっちゅう食べるわけではないのだけど、見かけるとつい買ってしまう。
子供の頃食べたポン菓子に似ていてどこか懐かしい。
上にかかっているカラメルが固まったようなサクサクの甘蔗(サトウキビ)糖がいいね。

カオテーン

日本人にはまったく違和感のないカオテーン

どことなく和風で日本にもありそうな感じ。
タイ人のブログを読むと、おこしを日本のカオ テーンと紹介していた。
逆にいえばカオテーンはタイのおこしになるのかな。
意外に腹が膨れるのが難点。

ローティー クロープ(揚げロティ)

タイの街角にはよくローティーの屋台が出ている。
ローティーはインドやマレーシアでいうロティ。
練った小麦粉を鉄板に叩き付けては空中でピザのように回して伸ばし、また叩き付けては伸ばす。
そうやって薄く伸ばした後、鉄板で焼く。
それに、砂糖、コンデンスミルクをかけ、筒状に巻いて食べる菓子。
卵を落としたり、バナナを入れたりもする。

ローティー トード

ローティーは焼いても揚げてもおいしい

このローティーの生地を焼かずに揚げると、ローティー クロープ(カリカリ、パリパリの意)。
日持ちがするので、砂糖を塗して袋に詰めたものがスーパー、菓子店、パン屋などで売られている。
日本人の間ではあまり話題にならないようだけど、サクサクでパイ菓子のよう。
よいおやつになる。

チャオコエ (仙草ゼリー)

チャオコエというのは仙草という草を煮詰めて作った中国の菓子。
一見、黒い寒天、あるいはコーヒーゼリー。ま、そのようなもの。
黒砂糖などをかけて食べる。
味は漢方を思い起こしてしまいそうだけど、タイでも人気の冷菓。

セブンのチャオコエ

セブンのチャオコエは入門編に最適

セブンで売られているチャオコエ ノムソットにはイチョウの実が入って甘いミルクがついている。
なかなかよくできていて、チャオコエの入門編としては最適ではないかと思う。
アズキ入りの方もも悪くない。
タイ人はシロップに浸けた飲むタイプが好きなのだけど、甘過ぎるのでこれはちょっと苦手

カノムフアロ(開口笑)

沖縄のサーターアンダーギーという伝統菓子を写真で見たとき、あれ?と思った。
こちらで売っている「笑う菓子」そっくり。
揚げる工程で割れ目ができ、その様が口を開けて笑っているように見える菓子だ。
レシピを確認してみると、材料も作り方もほぼ同じ。
ただ、この菓子の原型らしい、中国の「開口笑」同様、白ゴマをまぶすところがサーターアンダーギーとは異なる。
昔村で売っていたやつは金槌で砕きたくなるくらい硬くて手を出さなかったのだけど、何十年ぶりかに町の菓子やで買って食べたら、さくさくとしておいしかった。
以来、ちょっとはまっている。あまりたくさんは食べられないけどね。

タコー

ニオイアダンの葉で作った四角い小さな容器に一つずつ入った一口サイズのタイ菓子。
黄緑色の餡(もしくはゼリー)の上にココナッツミルクベースの白い餡。
見ているだけで安らぐ彩り。
あるとついつい手が伸びてしまう。
クワイが入ったものをタコー ヘウ、トウモロコシが入ったものをタコー カオポード、タロイモが入ったものをタコー プアックという。
ぼくが好きなのはタコー ヘウ。
上の白い餡は塩が効いて甘味を引き立て、黄緑色の餡の中にあるクワイを噛んだときの小さな驚きがたまらない。

カオマン サンカヤー(タイ プディング)

タイで暮らし始めた頃、夢中になった菓子。
牛乳の代わりにココナッツミルクを使ったカスタードプディングといったところかな。
もち米にサンカヤーをのせたカオマン サンカヤー(カオニオ ナー サンカヤー)と、くりぬいたカボチャにサンカヤーの材料を入れてそのまま蒸したファックトーン サンカヤーがある。

カオマン サンカヤー

サンカヤーの代わりにマンゴーをのせればカオニオ マムアン

どちらもとてもおいしい。
おすすめタイ菓子の一つだ。

以上。

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