籐のおいしい食べ方と煮えない激レア山菜

動植物

椅子や籠の材料として知られる籐。
そのおいしい食べ方。
絶対に煮えない激レア山菜、
「商人さんが嫁さんをぶった草」
などについての話です。

 

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籐を食べる

籐を食べたことがありますか。
ほら、よくカゴとか椅子とかに使われているやつ。
あれ、水で戻して煮るとけっこうおいしいんですよ。
と、いうのは冗談ですが、タイ北部には籐の芽先を煮込んだケーン ハーンワーイという料理があります。

籐の芽先の汁物、ケーン ハーン ワーイ

市場で籐を買ってきました。
すでに棘は削られてあるので怪我する心配はありません(下記参照)。
籐の芽先(硬くなる前のやつ)は、たんぱく質、鉄、亜鉛、カルシウム、マグネシウムなどを含み、竹の子より栄養豊富。
外皮を剥くと、少し黄ばんだ白(すぐに黒く変色してしまう)。

籐の芽先の汁物

籐の芽先の芯を煮込んだ汁。ほろ苦さがたまらない

その芯の部分だけを取り出し、きのこや唐辛子などともに煮て汁にします。
籐はやや繊維質なものの、煮込むほどに柔らかくなるため適度なところで火を止め歯応えを残しておいた方がおいしいです。
味はほろ苦い。このほろ苦さが大人の舌にはたまりません。

想定外、本当の籐にびっくり

籐はヤシの仲間。
でもかなり変わっていて、細い幹はものすごく鋭い針状の棘に覆われ、その棘でほかの木に絡みつきながら蔦のように数十メートルも数百メートルも伸びます。
針地獄という言葉を連想してしまうくらいの凄まじい棘。
有刺鉄線よりよほど凄いです。

庭に籐が生えた

鳥が種でも運んできたのか、その籐が家のブロック塀のすぐ横に生え、育つわ育つわ。
いつの間にか屋根の高さを越え、巻きつくものがないもので自分の幹というか枝というか棘棘の鞭のようなものを絡ませながら隣の家に大きく垂れ下がるようになりました。
何しろ鋭い棘なので危なくてしょうがない。
大らかなタイの人たちですが、さすがに苦情がきました。
で、山刀手に籐征伐。
ちょっと油断すると棘が腕に刺さるわ、顔をひっかくわ、ゴムゾウリを貫いて足に刺さるわ、満身創痍。まいっただよ。

籐の先っぽ

籐の先っぽの部分。中の芯を食べる。

種類は違いますがブーゲンビレアもこの類いで、籐と同じように鋭い棘で蔦のように伸び、放置しておけばとんでもなくでかくなります。

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「商人さんが嫁さんをぶった草」の由来

「商人さんが嫁さんをぶった草(ポー カー ティー ミヤ)」が手に入りました。
昔、商人の嫁さんが、山奥に生える珍しい山菜を食卓に出したところ、
「何じゃこりゃ。生煮えやんか。わしにこげなもん食わすんか」
商人さん、腹を立てて嫁さんをポカリぶった、というのが名の由来。

絶対に煮えない激レア山菜

この山菜、どんなに煮ても炊いても柔らかくならずぽりぽりした歯ごたえがあります。
まったく、ものの味のわからないやつもいるものですよね。
ぼくなんてこの山菜をウ〇〇が緑色になるまで食いまくったことがあります。
「日本人父さんタイ人母さんを抱きしめた草」
と名づけたいくらい。

タイの激レア山菜

地面からツクシのように生えてくる

ポー カー ティー ミヤはごく一部の森にしか見られない珍しい植物で、しかも旬は雨季前のほんの2、3週間。
タイ人でも実際に食べたことのある人はあまりいません。
北部では主にラムパーン県の山中で採れ、今回手に入れたものもラムパーン産でした。

山奥で激レア山菜食べまくり

二十数年前、ぼくはラムパーン県の山中にあるつれあいの親戚の家に泊まったことがあるのですが、そのとき、ぼくは三日三晩、この山菜を食べまくりました。
なぜかというと、そこは虎の鳴き声の聞こえるほど山深いところで、山菜と玉子焼きのほかに食べるものがなかったからです。
でも、ぼくはこれがとても気に入って文句もいわずに馬のように食べ、ついには緑に輝くウ〇〇がおでましになった、というわけ。
溜め込んだ身体の毒素がすっかり浄化された感じで実に爽快な気分でしたよ。

激レア山菜の炒め物

どんなに炒めてもやっぱりパリポリ

いつもはゆでて玉子焼きやナムプリックと一緒に食べるのですが、今回は炒めもの。
ぱくっ。ぽりぽり。ぱりぱり。
この歯応え、噛み心地。たまらんですわ。

 

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タイ国玉手箱

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