定番おすすめタイ料理と裏事情

食べ物など

「おすすめタイ料理」なんて判を押した
ような記事ばかり。どれを見ても同じ
じゃない。もしかして元記事は1つだけ?
そう疑いたくなりますね。というわけで、
なぜおすすめされているのかその理由と
真実を裏側から解説。

 

定番おすすめタイ料理とその理由

「おすすめタイ料理」とある記事を見てみると、たくさんある中から選んだのじゃなく、誰かが言ったか書いたかしたものの中からしか選んでいないような感じがする。
実際のところどうなのだろう。本当におすすめする価値があるのだろうか、ということを検証してみた。

1. トムヤム クン

フカヒレスープ、ブイヤベースに並ぶ世界三大スープの一つ、と決まって書かれる超有名なスープ。
もちろん、こんなことをいうのは日本人だけで、当のタイ人はトムヤムが三大スープであることを知らない。
しかし、タイ人もトムヤムは大好きだ。

トムヤム

トムヤム プラー ナムサイ

うま味、辛味、酸味、の絶妙なバランス。タイ人の求める理想の味がトムヤムにある。
そして大衆食堂から一流レストランのメニューにも欠かせない料理であることを見れば、おすすめされるのも妥当だろう。

2. トム カー カイ

トムヤムにも使われるガランガ(なんきょう、カー)というショウガに似たハーブとともに鶏肉をココナッツミルクで煮た料理。
昔、タイ料理に関する情報がまだ少なかった頃、この料理を強く推した本があって、以来、ずっとトムカーカイがおすすめ料理として受け継がれている。もはや伝統。
ガランガの香り(トムヤムの香りとほぼ同じ)がかなり強く、この香りが好きな人は気に入ると思う。
ただ、ベスト10に入るほどのおすすめではないような気がする。

3. マッサマン

イスラム風ジャガイモカレーといったところか。
マッサマンがおすすめ、と書く人が多い理由ははっきりしている。
アメリカCNNの世界のおいしい料理ランキングで1位に選ばれて以来、マッサマン、マッサマンと騒ぐ日本人が増えた。
じゃあ、それまではおいしくなかったのか。

マッサマンはそれほどポピュラーな料理ではなく、ランキングが発表されたときも多くのタイ人は首を傾げ苦笑していた。
もちろん食べてみるだけの価値はあるけど、ほっきりいえばこれもランク外。

4. カオマンカイ

鶏の脂で炊いたご飯にゆでた鶏肉を乗せた料理。鶏飯。チキンライス。
一世代前の日本人がチインライスといえば鶏入りケチャップライスのことだったが、今の世代がチキンライスといえばこの鶏飯を指すのだそうだ。

カオマンカイカオマンカイ

人数が多いときはご飯と鶏を分けて注文

タイは潮州からの移住者が多い。
その移住者が売り始め、タイ料理として定着した。
基本、席に着いたらさっと出てくる大衆料理。
これを最初におすすめしたのはかつてタイをうろついていた貧乏旅行の連中に違いない(ぼくもその中の一人だ)。
鶏の脂でまったりしっとりしたご飯。味噌ベースの甘辛いタレが日本人の心をくすぐる。
とはいえ、初めてのタイ旅行で数泊しかしないような場合にこれを頂くのはどうだろう。

5. カオソーイ

簡単にいえばカレーラーメン。
恐らく、地球の歩き方が出始めた頃
「チェンマイへ行ったらカオソーイを食べよう」
と投書した人がいて、それを真に受けた人たちによって広められた。

カオソーイ

家でもカオソーイをよく作る

当初タイ人はチェンマイで「カオソーイ、カオソーイ」と騒ぐ日本人に首を傾げていたが、今ではタイ人も「カオソーイを食べない内はチェンマイへ行ったといえない」などと書くようになった。
昔「カオソーイ」をネットで検索したら5件しかヒットしなかったのをよく覚えている。

6. プー パット ポンカリー

カニと卵のカレー炒め。
気づいたときには超有名になっていた料理。

パットプーポンカリーポンカリー

やはり南部で食べるのがおいしい

その経緯は覚えていないけれど、もしかしたら、小泉元首相がバンコクのソムブーンレストランで食べたというニュースがきっかけになったのかもしれない。

7. パット ガパオ

細かく叩いた肉をカパオ(バジルの一種)と炒めご飯に添えた料理。
これは昔から純粋に日本人に人気があった。
ただ、なぜここまで日本人の心をつかむのかは今もってわからない。

パットカパオ

家ではスパゲティーと食べることが多い

日本人はカパオの匂いを嫌うのではないかと最初はすすめるのをためらったくらいなのだけど、意外や意外、料理名も知らないのに誰もがうまいうまいといって食べるのには驚いた。
それから数十年後、カパオは日本でもポピュラーな料理になった。
当然だろうと思う。

8. ケーン キオワーン(グリーン カレー)

肉とナス類を唐辛子ペーストで炒めココナッツミルクで煮た料理。
日本人は英訳を信じてそのままグリーンカレーと呼ぶけれど、タイではカレーの認識はない。
汁物の一種である。

グリーンカレー

生ビーフンにかけて食べるとおいしい

タイ人にとって超定番の料理。ざっかけない汁掛け飯屋から冷房の効いたレストランまでたいていの料理店のメニューにのっているし、家庭料理でもある。
遭遇しやすく目につく料理なのでおすすめに入れられたのだろうか。

ちなみに日本ではグリーンカレー、レッドカレー、イエローカレーがタイカレーとして知られているようだが、このうちタイでカレーと呼ばれているのはイエロー カレーだけである。

9. パッタイ

米の麺を焼きそばのように炒めた料理。
タマリンドの汁によるほのかな酸味が特徴。
日本人の評価は意外に高い。
コシの強いめんを好む日本人なのになぜコシのないパットタイを好むのだろう。
ソース焼きそばに似た味付けかな。

パットタイ

これだけで腹を膨らますのは難しそう

決してまずくはないが、おすすめ料理にまで上り詰めた理由は今ひとつわからない。
「タイ炒め」という独特な名前が関係しているのだろうとタイ人自身は分析している。
タイ人が熱狂的に愛するのは日本のうどんに相当する米麺のクエティオなのだけれど、こちらは日本人にはあまり評価されていない。

10. ソムタム

これはぼくがタイに暮らし始める以前からすでに有名であった。
未熟のパパイヤというタイらしい素材、片手臼で搗くというタイらしいし調理法、ライムの酸味、ナムプラーのうま味、唐辛子の辛味、というタイらしい味付け。うける要素が満載だ。
タイ人が大好きだから自然、外国人も口にせざるを得なかったこともあるのだろう。
イサーン料理屋などで、カイヤーン(焼いた鶏)やチェオホーン(東北風スキヤキ)、チムチュム(東北風シャブシャブ)などとともにビールを煽りながら頂くと最高。
おすすめに値する料理である。

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